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謎解きはディナーのあとで10†後編†

さっきのお嬢様の推理
天道先生を
犯人とする考え方を
至極真っ当と言う影山

「ただし
そこには一つだけ
大きな思い違いが
存在するのでございます」

佐藤武雄は宮地沙織を
なぜ殺害したのか

なぜ里美さんは
佐藤武雄をかばったのか


「今回の
連続殺人が起きた要因は
全て
天童家が隠し続けてきた
秘密にあるのでございます」


その部屋はーー


時の止まった
新聞にカレンダー

白いカツラにサングラス
マニキュア・・・


「お嬢様
これが佐藤武雄と里美さんを
つき動かしていた
『ある理由』の
正体でございます」



「すなわち
そもそも今回の事件において
天道静子先生なる人物は
存在しなかったのです」



おそらく天道静子先生は
10年ほど前に
亡くなっているとーーー


10年ほど前から
ガラリと変わった作風
それは
違う人間が書いていた


佐藤さんがっ?!


彼は
天道静子が
いないという事実を
一人で必死に隠してきた


天童静子先生は存在しない

「その事実に
気づけなかったことが
今回
推理を間違える原因に
なってしまったので
ございます」


剣持先生を殺害しようと
宮地先生が
天道先生の名を語り
ミステリー作家を集めた
招待状

佐藤さんは
誰がこんなことをしたのか
やって来た5人に
注意をはらい・・・

剣持さんの遺体を発見した

しかし
警察の捜査が始まれば
天道先生がいないことが
公になってしまう!

そこで
剣持さんの遺体を運んだ


「あの時倒れていたのは
天道静子先生ではなく
殺された剣持留美だったと
いうわけでございます」


きっかけは
倒れていた人物が
素足のままだったこと

そこから違和感を感じた影山
もしかしたら
天道静子先生は
存在しないかも?と


あの
ダイイングメッセージの理由

剣持先生の遺体に
天道先生の変装をさせた
佐藤さん

しかし
剣持先生の爪に塗った
黒いマニキュアが
取れなかった

ここから全てが
バレてしまうかもしれない


そこで
マニキュアの汚れを隠すため
インクをこぼした!

そして
ダイイングメッセージを
書くことで
指先が汚れたのだと
思わせようと


剣持先生の変装を解く
佐藤さん

それを宮地先生が目撃した!

そして近づいてきた


「天道静子って
ほんとはもう
いないんでしょ?」


そこから2人は共謀した
ベッドに横たわる天道先生は
宮地先生の変装だったんだ!

しかし
欲を出した宮地先生が
印税を半分よこさなければ
この事をバラす・・・
里美さんにも・・・




佐藤さん
秘密を守るためにーーー






「こうして
2人の女性が連続して
殺害されるという事件が
起きてしまったので
ございます」


お嬢様が
影山の推理を聞く秘密の部屋

そこへ彼がーー



「佐藤さん
これ以上
罪を重ねるのは・・・」



あっ


手にしたナイフ

影山ともみ合いっ!
お嬢様が助けようと
ツボを!





「あ・・・」

間違って影山に

そのまま倒れゆく影山
ナイフを持った佐藤さんが
お嬢様にーーー!!










風祭警部?!




「やっと会えたね
ショウレイさん」


警部・・・

「君の腕の中で
死ねるなんて
これ以上の終わりはない」


「最高のクリスマスイブだ」



「ショウレイさん
グッ・・・
ナイ・・・ツ・・・」


警部っ?!
警部ーーーーーーーっっ?!


ぐー


寝てるしっ!(爆

刺さったナイフ
そこには


影山のボール


「恐るべきミラクル」


「これぞまさしく
聖夜の奇跡でございます」


メリー風祭ーーーーーーっ
(笑)



佐藤さん・・・

あの「X」の文字
野球のXゲームの
ことだったのでは?


ゲームセット


10年に及ぶ偽りの日々
それを
終わりにしたいという思いが
書かせたもの


最期に天道先生から
里美さんのことを托された
そして
先生の死を隠し
執筆活動を続けてきた

しかし里美さんは・・・


「母親の天童静子先生が
もう存在しないという事実を
知ってらっしゃいます」


天道先生を見て
驚いた里美さんは
朝方発見した遺体が
天道先生に変装していたと
気づいた

そして
佐藤さんが殺害したと思った

トロフィーを投げこみ
ケーキで
ダイイングメッセージを
書いた

佐藤さんをかばうために・・


「それはあなたが
実の父親だからです」


ただの想像だろうと
激昂する佐藤さん

しかし
里美さんは
そのことに気づいている


「失礼ながら佐藤さん
今日クリスマスイブは
あなたの誕生日なのでは
ありませんか?」


あのパンダが乗ったケーキ

サンタさんが乗ってた
クリスマスケーキでは
なく・・・

里美さんは毎年
ケーキを買う時
うれしそうにこう言っていた


「お父さんの
誕生日ケーキなんです」


家庭があり
父親と名乗れなかった
佐藤さん

そして
お父さんと呼べなかった
里美さん

それでもお小遣いを貯めて
年に一度だけ
佐藤さんの誕生日に
バースデーケーキを
買っていた


「言葉にすることは
許されない感謝の思いを
あの
バースデーケーキにこめて
贈っていたのです」


そして

だからこそ
ダイイングメッセージに
ケーキの
クリームを使った・・・


里美さんは第2の事件で
ダイイングメッセージを
書こうとした時
クリスマスケーキが
あることに気づいた

2つのケーキを観れば
これまでのケーキが
クリスマスケーキでは
ないことがわかってしまう

「あなたを
父親だと思っていた
自分の本心が
わかってしまうかも
しれない」


そこで
クリスマスケーキを落とし
ダイイングメッセージを
書いた

自分の本心を隠し
父親を守るため・・・


「父親は
母親がいないことを
必死に隠し

その父親を懸命に
娘は守ろうとしていた」


「それが今回の事件の
全ての真相で
ございましょう」


今までの日々

ケーキを分け合って食べた
クリスマスイブ


「佐藤さん」


里美さんが入ってきました
秘められたその部屋に・・・


「いつから
気づいていたのですか?
天道先生がいないことに」


もう

6年前からーー


お母さんと
手紙をやり取りしてたあの頃

「お母さんの
優しい字が大好きでした」


サンタさんは
夢の国から来るんだよ


だけど
唯一覚えている
お母さんの記憶


サンタさんはね
フィンランドに
住んでいるのよ


あの手紙は・・・


それが誰の字か気になって
佐藤さんの手帳を
こっそり見たら


その優しい字がありました


ずっと面倒を見てくれた

そう感謝を述べる里美さん


「それは違いますよ」


佐藤さんが
里美さんが20歳になったら
渡そうと思ってた
天道先生のメッセージ

それを今日
お渡ししておきます


「里美
20歳の誕生日おめでとう

きっと
綺麗になってるでしょうね
ママも・・見たかったわ

里美
いつも一人ぼっちにさせて
ごめんね」


「愛してる」



「愛してる・・・」



頬を流れ落ちる

その顔を見上げて


「ありがとうございます」


「最高の
クリスマスプレゼントです」



日本一の女流ミステリー作家
天道静子先生らしい
深い思いのこもった
ダイイングメッセージーーー




あっ風祭警部
忘れてたよ〜〜〜〜〜

あっ起きた!
ショウレイさんに
「いつかあなたと
メリー風祭!」(笑)


佐藤さんが
本当のお父さんか
聞かなかった里美さん

もう言葉など必要なかった


「家族、恋人、友人、仲間
人と人との結び付きは
全て一緒でございます」


「目に見えない何かで
繋がっている」

「それが
もっとも強い
絆だということを
お忘れなきよう」


影山そう言えば予定が・・・
このまま直接行くって?


クリスマスイブ
イルミネーションの輝く
街角で


「ノエル特製
クリスマスケーキで
ございます」

「ノエル特製の
クリスマスケーキは
いかがでございますか?」


えっ?!
ケーキ屋さんとの約束?!
勝負に負けたら
お手伝いするって?

全部売るまで帰れないそう

謎解きのお礼に手伝うと言う
お嬢様
自分がサンタさんの
格好するほうが売れるって

「なにせ
麗子ちゃんはかわいいから」


それに


「早く帰って寝ないと
サンタさんが
来ちゃうでしょ?!」


実は麗子には秘密がある


えっ?!

まさか本当に信じてるの?!


「失礼ながらお嬢様」



「お嬢様は本当に
素敵な女性でございますね」



雪がほんわか

にぎわう街角
今夜はクリスマスイヴ



see you soon



・・・えっ?!


「again」じゃなくて
「soon」?!
ええーーーーーーっっ?!

謎解きはディナーのあとで10†前編†

「影山」


「あなたが犯人だったの?」


肩で息をつき
じっと見つめる
少し乱れた前髪・・・


「あなたは何者なの?」


一体何が目的だったのと
問いただすお嬢様

ふぅーーーーーっ
深く息をはいて


「お嬢様」


「私、
執事という
仕事をしておりまして
これほどまでに
空しい思いをしたことは
ございません」


「失礼ながらお嬢様」
向き直って・・・


「お嬢様は
どアホウでございますか?」


・・・

えっ?!(笑)

毒舌っ?!
このシリアスな
現場でっ?!

早速クビクビ飛んだ!
あっ「タイホ」も!


ナイフはとっさに持ったって
そうだね!血がついてない
宮地さんの
生死を確かめるために
包帯に血が・・・

自分の状況を
冷静に説明する影山


宮地さんは
ビールを飲んでいた
泡はない
殺害の時刻は10分以上前

その頃
影山はリムジンの前・・・

メガネを外しながら


「これすなわち
お嬢様は私のアリバイの
証人ということで
ございますね」


ビールのことは
準備すればいいだけ!
影山の推理を論破するお嬢様


「それに影山
あなた昨日の夜
この家に
侵入していたみたいね」


メガネをふく手が止まる


「侵入・・・」


お嬢様の推理は
影山が犯人である方
ある方へ


「申し訳ございませんお嬢様
私お嬢様に一つだけ
隠し事をしておりました」


こうなっては正直に


「包み隠さず
全てを打ち明けます」


轟く雷鳴


何っ?!
野球の勝負をしていた?!
あのケーキ屋さんとっ?!


おおっ!
影山燃えてるっ!!
ケーキ屋さん
燃えてるっ!(笑)

「しゃあらぁっ!で
ございます!」(爆


カーーーーーン


「私の完敗でございました」

悔しさでグラウンドを


右手ケガしたの
その時っ?!(笑)

この悔しさを
一生忘れないよう
ボール
探してたって?!

天道家のぞいてたけど
やっぱり入ってなかった
ボールはあとで発見したし

余計な心配を
させてしまったことを
謝る影山


「私の目は
節穴じゃなくってよ!
今後はくれぐれも
勝手な行動は慎むように」


あっお嬢様
初勝利(笑)

そこへやって来た
風祭警部

ん?


影山に殺人容疑だああ〜〜〜〜〜っっ?!


CM(近畿)

チョビスケ坊ちゃまも
大変っス


CMあけ〜
取り調べ〜


ショウレイさんとの関係が
聞きたかっただけかーーーーーーーいっっ!!


あっ風祭警部
電球で「あちっ」

風祭モーターズの車
そのプレゼント
いらな〜い(笑)

今まで沈黙を守ってきた
影山に


「とりあえず
カツ丼でもどうだい?」


取調室で「カツ丼」

誰もが人生で
一度は経験してみたい
スペシャルディナー

風祭警部の
カツ丼にエコーが!
この誘惑に負けるのかっ?!
影山ーーーーーっ!!


「黙秘いたします」


「ジーザスクライスツ!!」
(笑)



水でティータイムをたしなむ
影山
それでも『ホウッ』と
満足そう

あっ旦那様っ?!

影山を外に
出られるようにしてくれた!

「宝生グループの
力をもってすれば
造作もないこと」

お嬢様について語る影山


「興味深いお人で
ございます」


わがままで天真爛漫
「しかしながら
あれほど純粋な方を
他に知りません」

やはり
君にまかせてよかった
お嬢様が少しだけ
大人になったと

「なにしろ
麗子はかわいいから」
うれしそうに笑ってた旦那様
真顔に戻って


「実は
麗子には秘密があるーーー」



天道先生のお家にて
風祭警部居眠り中〜
オープンカーはつらいね

お嬢様
影山のとこへ来たよ
なぐさめるかと思ったら
笑いに来たの?

あっ
徹夜したのか


「くれぐれもお体に
お気をつけください」



さて、事件

同じダイイングメッセージ
連続殺人・・・?


警部が寝ている間に
死亡推定時刻がわかった!

警部が寝ている間に
凶器を確認した!

警部が寝ている間に
全員アリバイがないと聞いた


「つまり君たちは
僕だけ寝ていたことを
うらんでいるね」


お屋敷におつかれのお嬢様
誰もいない部屋
ワインも開けられない
怒っても誰もーー


あっ


いた!

影山の姿を見て
「さすがお父様

あっ
気まぐれサラダ
お嬢様
自分で盛り付けたんだ

「少々気まぐれが
過ぎるかと」(笑)


影山
今夜はイヴなのに・・・


「やはり私には
放っておくことが
できませんでした」


予定を変更してまでーーー


「あの事件の謎」


やっぱりそっちだね


風祭警部の推理によると
あれは「エックス」ではない


ローマ数字の10!!


で?


その意味がわからない
風祭警部

「昨日の敵は今日の友」
ミステリー作家さんたちに
一緒に考えようって
持ちかけます


その頃の影山
同居人が
明確なる狂暴性を・・・

波風立てないようポン
お部屋のはしっこに
ちっちゃく(笑)


ダイイングメッセージの
解読会議が続きます
ローマ数字の10じゃない?!

バツが1つで


「バツ1」!


犯人はバツ1と推理した
風祭警部
「昨日の友は今日の敵」
(笑)

ありゃ?全員バツ1?!


「皆さん
ご苦労されてますなぁ」


その頃の影山
キャッチボールで
怖そうな方と
打ち解けはじめ〜

野球は人と人とを繋ぐ
素晴らしいスポーツだと
再認識!(笑)


過去の挫折・・・


「よかったらこのボール
もらって
いただけませんか?」


こうして私は
敗戦の呪縛から
ボールと自分を
解放したのです


なんて感動的なっ


風祭警部
佐藤さんと田口さんにも
離婚歴聞いてるよ〜

里美さん
ケーキを食べようって
パンダの乗ったケーキを
分けます

ん?
ケーキ2つあったの?

1つは宮地先生のお土産
1つは里美ちゃんの
買ってきたのだ!


切り分けたケーキ
里美さん
佐藤さんにパンダさん

風祭警部ほしがった!(笑)

美味しく食べる佐藤さん
それを見て微笑む里美さん


解決を急ぐお嬢様に影山
少々説明が必要になりますと

「そして今宵は特別な夜」

あっ!
お皿の上


「謎解きは
クリスマスディナーのあとに
いたしましょう」



このあと所用があるため
影山
速やかなる謎解き

2つの事件
同一犯じゃないんだ!
第1の事件の犯人は
宮地先生だった!
そこは合ってた!


「犯人は合っておりました
しかしそこに至る
推理が間違っていたので
ございます」


えっ?!


第1の事件
ダイイングメッセージは
佐藤さんが書いた?!


「ある理由」で


「その『ある理由』に
気づけなかったことが
私が推理を間違った理由でも
ございました」


里美さん
佐藤さんを
かばいたかったんだ!

犯人が佐藤さんだと思った!
彼を容疑者から外すために
トロフィーを投げた!

佐藤さんは肩を壊してたから

でもそのぐらいでは
トロフィーを投げられる
しかし
里美さんは
投げられないと思った!!


なのに
佐藤さんは投げられると
わかって・・・


だからあの時
倒れたのか!!


第2の事件

ダイイングメッセージの
文字自体ではなく
ケーキのクリームで
書かれていたことが
重要と言う影山

血がついていたのに
わざわざ
ケーキで書いた理由は?


ケーキのクリームを
指先につけて
謎解きを続ける影山


白い文字・・・
そこには重要な証拠が


クリームだから
どちらの線が
先に書かれたのか
わかってしまう

エックスとは違う
書き順・・・


これは「バツ」?!


だとすれば
これが「バツ」だと
思っていたのは・・・?


あっ

里美さん?!


まさか犯人・・・
じゃないか

指先のクリームを
なめながら
推理を続ける影山


里美さんは
誰かをかばおうとしていた

2つの事件の犯人が
同一犯であるかのように
見せたかった


第1の殺人では
アリバイがあった
佐藤さん

彼をかばうために・・・


ここで
天童先生が犯人という説を
話すお嬢様
動機は後輩の作家たちに
追い抜かれるのではないかと
恐怖を感じていたため

そして犯人の天道先生を
里美さんがかばったと

あっお嬢様
すっかり
影山に勝った気分です

「この三ヶ月間・・・」


「私が心を鬼にして
毒を吐き続けてきたのは
全くの無駄だったと
いうことでございますね!」


えっ?!


「お嬢様の目はやはり
節穴でございましたか」

「お嬢様の推理力は
やはりズブの素人以下で
ございましたか」

「そこまでレベルが
低いというのであれば
私、本気で
ウケル〜〜〜でございます」


あの顔っ!(笑)


あっ!
オニオニ飛んだ!
あっ
背中反らし〜
軽々よけた!


「逮捕される前に
私に責められたこと
うらんでるんでしょ?!」

「いいえ
うらんでおりません!」


人のピンチに
つけこむからでございます


「うらんでるっつーの!」
(笑)


お嬢様の推理は
間違っております!と影山


「直接お話をうかがうのは
いかがでしょうか?
天道静子先生ご自身に」


留置所の中で
ボールを手に入れた風祭警部


「影山・・・」





「謎解きはディナーのあとで
10†後編†」に続きます
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