無類

私は、私がまともだとは思っていない。
私は精神的に不安定なのも、その理由が色んなところに要因があって、最早どうしようもないことも分かっている。
だから考えなど延べることもなく
中和融和妥協埋没に努めるのだ
それが私にはできないことだと
不出来で不器用な私には真似すらもできないと知っていても
そうでなくては生きることもままならないから
でも私には自我があって
そして私にはそれが向いていないこともわかっている
その状態を続けた軋轢が
飽和状態から戻らないほどの葛藤が
今本当に私の内側から
私を食い破って外部まで手を伸ばそうとしている
そうであってはならない自責も
そうであってはならないという理性も
全てを残したままで
私は化け物になろうとしているのだ
それが私はたまらなく恐ろしい