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『つむじ風、ここにあります』を読みました

久しぶりの更新です
ご無沙汰していてすみません

最近のAKARIですが、やっと短歌活動が動き出した感じです

初めて歌会に出たり、歌集を読んだりしております

短歌も少ないながら、なんとか欠詠せず頑張っていますよ
まぁ、暇なのですが(笑)


さて、話題の新鋭短歌シリーズの『つむじ風、ここにあります』を読みました。話題の木下龍也さんの第一歌集です

みなさん、仰っているように、どの歌も素晴らしいです。

私、結構おバカなので、難しいお歌に当たるともう、うーーーん

となって躓いてしまうのですが、この歌集はサクサクと読めて、でも一つひとつの歌がとても面白かったり、情景が浮かんだりで、ただただ、木下さんの素晴らしさに感嘆しながら、あっというまに読みました

私が、感極まって、泣いてしまった一首をご紹介します


そういえばいろいろ捨ててあきらめて私を生んでくれてありがとう


です。
思わず、自分が出産したときのことを思い出しました。

新たなものを生み出すときは、何か捨てなければならないと思うのです。
独身のころの自分を捨てる、子どもが大きくなるまで、自分のやりたいことを諦める、他の男性と一緒になる可能性も捨て、自分の人生をある程度捨てたり、諦めたりした気がします。

もちろん、それ以上に素晴らしい毎日が待っているし、自分一人でいる以上に子どもを持つ、ということは、素晴らしいことです。

でも、確実に、出産したとき、何かを私は捨てたし、あきらめたなぁ、って、
この歌を読んで思いました。

木下さんは、私より10歳もお若い男性でいらっしゃるのに、なんでこの感覚が分かるのか…

私が読み違えていたのなら、申し訳ないのですが。

その他にも、素敵な歌ばかりでしたが、私が一番素敵だと思った歌をご紹介しました。

みなさんも是非『つむじ風、ここにあります』を読んでみてくださいね面白いですよー
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