けんちゃんは、
研究のため昨日から一泊で出掛けている。
途中に、人気の道の駅があるので
美味しいものを食べるのが楽しみだ! と言ってた。
『けんちゃん、
あそこなら〜地元の食材使ったアイスクリームも美味しいよ(´▽`)ノ』
って教えてあげたら、
『あ!
ねーさんが食べてたやつですね(^^)』
なんと…
私ったら、けんちゃんと一緒に行ったこと
忘れてた( ̄。 ̄;)
つい、
二年ほど前のことなのに。
どうしよう。
リアルタイムで、
大山のぶ代さんのことが話題になってるし。
大切な人のことが
思い出せなくなってしまったら。
ふと祖母のことを思い出した。
認知症が進んで、もう何もわかんなくなってた時
幼い息子を連れて見舞いに行ったら、
『あら〜可愛いお嬢さんね!
こちらのボクはいくつ?(^^)』
私のことは思い出せないまま、
名前で呼んでもらえなかったけど、
とっても幸せそうだった。
きっと忘れられる方がツラい。
『けんちゃん、
私 けんちゃんのこと忘れちゃったらどうしよう(´・_・`)』
『忘れちゃダメですよ!
でも、もしそうなっても
僕が思い出させますから(^^)』
うん、
お願いね。
けんちゃんの手を握ったり、
ギュッとしてもらったり、
香りとか、髪の手触りとか…
そうしているうちに、
私 きっと思い出すから。
だって、
けんちゃんの全部
私に染みこんでいるもの。