日曜日の朝、
お互い出勤前に会った。
Nさんに頼まれてた
ホワイトデーのお菓子を渡すため。
人気のない駐車場に
Nさんの車が滑り込んできた。
『ごめん ごめん! 待った?(^^;)』
『ううん、さっき着いたところ。
私こそ、ドすっぴんでごめんね(^^;)』
『うん、
誰だかわかんなかった( ̄∇ ̄)』
買ってきたお菓子を渡すと、
『それがさ〜、ふたつ足りなくて…
申し訳ないんだけどお願いできるかな?』
今日、
Nさんは私が仕事終わるのを待っててくれた。
『はい、これ追加分ね!』
『ありがと ありがと! 助かった(^^;)
そしてね… これ!』
後ろのシートから、
大きな包みを取り出した。
『なあに?』
『ホワイトデーのお返しに決まってるだろ〜(o・д・)』
今日は
役所に行ったり、
買い物やオイル交換に…と走り回っていた。
郊外を走っていると、
Nさんの会社の営業車が2台止まってるのが見えた。
あっ、 Nさん!
同僚たちと談笑してるのが視界の端っこに見えた。
すぐそばのコンビニの駐車場に入り、
Nさんに電話をかけた。
『お疲れさま!
見つけちゃった(*^^*)』
『えっ? なに?』
『〇〇の所にいたでしょ?』
『あ、通ったの?
そういえば、同じ車種のを見かけたな(^^)』
『頑張ってね!』
電話を切って、
コンビニに駆け込んだ。
何か、差し入れをしよう。
コーヒーと、お茶と、カフェラテと…
数人いたから多めにドリンクを選んで、
お菓子の棚の方に行くと、
棚の陰にNさんがいた。
『いや〜ん!
ビックリするじゃない(≧∇≦)』
アイドルに遭遇した女子中学生みたいに飛び跳ねてしまった。
『何してんの?(^^;)』
『皆さんに飲み物でも…と思って。』
『そんなのいいから…
オレが買ったげる。 何飲む?』
『もぉ〜(´-ω-`)
せっかく差し入れしようと思ったのにぃ〜。』
『わかったわかった( ̄∇ ̄)
じゃ、オレにご馳走して。』
飲み物と、
じゃが〇こを買ってあげた。
忙しそうだったからすぐにバイバイしたけど、
思いがけない所で会うと、
違ったドキドキがあるわ( ´艸`)
『天気もいいし、 幸せだな〜♪』
ご機嫌でデパートに向かい、
Nさんから頼まれてたホワイトデーのお菓子を調達してきた。
今年は、
私を除いて9個。
女性の少ない職場なんだけど、
他の営業所の方々からもチョコレートをもらったようで…
やっぱ、おモテになるのね。
ちょっと ヤキモキ…
昨夜は定時にソソクサと上がって
Nさんに会いに行った。
僅かな時間を見つけて会わなきゃ、
しばらくデートもできないもの。
今日もNさんはお疲れの様子。
『すぐに帰るから。』
『ううん、大丈夫だよ(^-^)』
手を繋いでお喋りをしてたら、
不意にNさんが
私の方にもたれ掛かってきた。
『眠いの?』
『こうしていたいだけ。』
『お疲れなのに、ごめんね。』
『ううん、こうしてると癒される。』
私の胸もとに顔を埋めたりして
甘えてくるNさん。
オジさんなのに。笑
いつもと立場が逆だけど、
お疲れのようだから胸を貸してあげよう。
『高いわよ。』
『ん〜、
ぼったくられそうな気はしてる( ̄∇ ̄)』
今日も小春日和だね。
花粉症の方々は… お気の毒です。
デートの予定がないのでつまんないけれど、
今夜は友達と食事をする約束。
その前に、
お買い物でも行こうかな。
ぁ、
バレンタインデーに
職場の女性の皆さんから頂いたお返しを買わなきゃな…(^^;)
誰?
『友チョコ』なんて言い出したのは。