すんません。
トップに総悟もってきちゃってホンマすんません(死)
…でも、なんかお祝いしたかったんです……。
銀魂ノベルは自分では書けないとよくわかってるので、下手ながらも愛をこめた総悟イラストでお祝いしたかったんですよぅ………。。。
でもなんだか物足りないので書いてみました、小話です。。。
↓以下閲覧注意です。多分キャラはキャラとして生きてないと思われます。イメージ崩したり、「何これこんなの総悟じゃないわ!!」とか思いそうなファンの方は見ないで下さい。
足に違和感を感じて、総悟は目を覚ました。
布団の中で、身体を起こさないままで。
外はまだ月明かりが煌々としていて明るいが、間違いなく夜は明けていない。
身体を起こそうとして、自分の腕の中に抱き締めている存在に気付く。
腕の中で静かな寝息をたてているのは、誰よりも愛しい女。
知らずに洩れる吐息は、安堵だったのか。
もう一度強く抱き締めて眠ろうとしたとき、また足元に違和感。
…違和感というか……。
何かでつつかれている?
総悟は女を抱き締める腕を、彼女を起こさないようにそっと抜いてから身体を起こした。
自分の足元。
少し開いた障子から、木刀が伸びている。
総悟「……………。」
頭を掻きながらその木刀を見つめていれば。
土方「おい。起きたならさっさとこっち出て来い。」
隙間から覗くのは目つきの悪い男。
土方十四朗。真選組、鬼の副長と呼ばれる男。
総悟は、彼女を起こさないようにゆっくりと布団を抜け出て、障子をあけて廊下に出た。
そして障子を閉めて。
土方「うおっ!!??」
どこに隠していたのか右手に持った剣で土方に切りかかる!!
土方「何しやがんだ!!」
総悟「土方さん…いけやせんぜ、人の恋路を邪魔する奴は、俺に斬られて死んじまえってよく言うでしょ。」
土方「誰が邪魔した誰が!!!もう交替だから起こしにきてやったんだろーが!!!人が親切にあの女を起こさないように気を遣ってやったっていうのになんだ!!!」
総悟「…何だ、そうだったんですか。俺ぁてっきり人の女に懸想して、俺に嫌がらせしてるもんだとばっかり…」
土方「どんな根暗な嫌がらせ!?するかそんなこと!!!!」
総悟「すいやせん。」
やけに素直に謝る総悟に、土方はそれ以上は言わずに沖田の制服の上着を放る。
総悟はそれを受け取り、黙って羽織った。
月明かりの下、見張りの交替に向かい二人で歩く。
土方「……なぁ……」
総悟「何でぃ土方クソヤロー」
土方「……………(怒)」
総悟「何ですか土方さん。」
土方「…お前、ちょっと変わったかもな。」
総悟「…土方さんもそう思いますかぃ。」
土方「…まぁ…な。ちょっと、丸くなった…かもな。…あの女のおかげだろ?」
総悟「……………。
アイツはさ、俺の女だから…………」
土方「…………。」
総悟「テメェには死んでもやらねぇですぜクソ土方コノヤロー」
土方「なんでそうなるんだよ!!!!」
総悟「………だって………」
土方「あァ?」
総悟「…誰にも渡したくねぇんでさ…」
土方「……?」
総悟「…知ってますか土方さん。…ドSだなんだ騒がれてる俺ですが…」
土方「(まごうことなきドSだろお前は。)」
総悟「……本当に欲しいものはたった一つなんでさぁ。…俺ぁそのたった一つを見つけちまった。あとは誰にも渡さねぇように閉じ込めておくだけでさぁ。」
土方「…………。
…ま、俺とお前は違うからな。いいんじゃないのか。それで。」
総悟「…土方さんと俺は違うの当たり前でさ。
…俺には、土方さんみたいな生き方はできない。
目の前で守ることを恐れて突き放すような真似は、死んだって出来やしねぇ。
その間に…俺の見ていない間に、大事なものを失うことのほうが、何百倍も恐い…。」
土方「…恐い……か。……そうだな。」
総悟「ていうか土方さんなんかと同じだなんて言われたら心底心外でさぁ死ね土方コノヤロー」
土方「…それやめろ。本気殴るぞ。つか殺すぞ。」
総悟「へいへい。」
土方「…それはそうと。屯所は女連れ込んでいいとこじゃねぇぞ。今日は何だってあの女泊まってってんだ。」
総悟「あん?」
土方「近藤さんはそこんとこ甘いかもしれないが俺は認めねぇぞ。」
総悟「……ああ………」
土方「???」
総悟「…アイツ、今日は一緒にいたいって啼くもんでね。」
土方「啼くとか言うな!!!!大体……!!」
総悟「…俺の生まれた日は、一緒にいてぇってさ。」
土方「…………!!!」
深夜をまわった時間。
既に今日は………
7月、8日。
土方は煙草を咥えたまま大きくため息を吐いた。
土方「おい。」
総悟「あん?うわっ」
総悟から、羽織っている上着を剥ぎ取って。
土方「さっさと戻れ。今夜は山崎にもう少し張らせっから。」
総悟「え?」
土方「…いいから行ってやれよ。誕生日ぐらい一緒にいてぇって言ってんだろ。いてやれよドS。」
総悟「……土方さん。」
土方「…明日はお前が山崎の代わりしてもらうからな。」
総悟「……ありがとうございます、土方クソコノヤロー。」
土方「だからなんでそうなるんだよ!!!!(怒)」
ペコリと頭を下げて踵をかえした総悟にとりあえず叫んだ土方は煙草を地面に落として靴で火を消した。
土方「……さて。山崎に死刑宣告してくるか……」
さっきと同じ、物音一つしない静かな部屋に、そっと戻ってきた総悟は、部屋に入ってまた静かに障子を閉めた。
土方が呼びにくるまでの、静かな、二人だけの空間。
やはり起こさないようにと、そっと布団に潜り込んだ総悟に、細い指が触れる。
総悟「!!??何でぃ、起きてたのか。」
主「うん……。見張りは?」
総悟「…心配いらねぇ。山崎に任してきたから。」
主「……いいの?山崎さ………ん…ん」
総悟「…お前は俺の誕生日祝いに来たんだろ?他のことなんか、もう考えるな。」
主「……はい……」
総悟「…他の男のことなんか、死ぬまで考えるな……。」
主「……ん………総悟……」
総悟「ん………?何でぃ」
主「……おめでと……誕生日……。」
総悟「……ん………。」
主「…プレゼント……何がい……い?」
総悟「………プレゼントは………」
来年も再来年もずっと
二度と離れない約束。
誕生日は、ずっとお前と過ごせたらそれで。
総悟「…土方の死体。」
主「もう………」
HAPPY BIRTH DAY★★★★
SOUGO OKITA♪♪
駄文ですいませんでした(死)