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新装開店(予定)

近々このブログに、最近ちまちまと作っている小物だとかを載せていきたいと考えています。


ちょっと胡散臭い感じの服飾雑貨が中心になります。
あわよくば地元(福島)とかのイベントで出店できたらいいな。
最大の目標はデザインフェスタです!笑


誰が見ているというわけでもないでしょうが、一応、新装開店のご報告まで。

マニキュアと女子



剥がれかけのマニキュアを見付ける度に、
ほんのすこし、心がささくれる。




除光液を染み込ませた綿は、薬品の香りを立ち上らせながら淡い桃色に染まる。
スゥッと肌に冷たいその感触は、注射の前のアルコールのそれを思い出させた。

わたしは昔から、この、
マニキュアを落とす作業が好きになれない。
鮮やかな色が吸い取られて消える瞬間の虚しさ。
爪が白くかさつく様子など、ただただ、痛々しい。
そして何より、指がどうしようもなく、ぱさぱさと落ち着かないのだ。
あの水分はどこへ行ってしまったというのか、ぱさぱさと水分を求める指先はどうにも私を脱力させる。
だから私は、
この作業が好きにはなれないのだ。


匂いがダメな訳ではないのにな。
それはまあ確かに、締め切った室内だ、いつまでもこの薬品の匂い居座られるとなると、気も滅入るというものではあるが。
気が滅入るというのは正確じゃないかな。どちらかと言えば、ダメージが与えられるのは精神面よりも肉体面のような気がする。
気化した薬品が鼻から侵入し、狭い管をくぐり抜けて、脳の奥のほうに我が物顔で居座るイメージ。
灯油ストーブも、練炭も、車の排気ガスも、塩素の匂いも好きと胸をはって言える私に、
苦手な匂いがあったなんて。
でもまあ、この匂いと仲良くしたいとは思わないのが正直なところなので、
まあ、いいか。




わたしの爪は、安物のマニキュアしか知らない。
てらてらと光を返すエナメルの感触は、撫でる指の腹にしっとりと馴染んだ。

恐竜の時代


取り壊し中のビルが近所にある。



瓦礫の中で長い首を緩やかに動かすショベルカーに
ほんの少しの間だけ、首長竜の群れの面影を重ねた。



もう随分と昔から、この町を見下ろしていたビルで、
それは、前の時代の流行りであったろう姿をしていた。

大通りに面した側面には店舗。
色褪せた看板によると、その昔一階には理容室やクレープ屋があったようで、
螺旋状の階段を登ると、上階にはなんだか漢字の連なった事務所がいくつか。

大通りからは死角となったビルの裏側には住居スペース。
中がどうなっているかは定かではないが、
ちらりと盗み見たそれは、なんだか普通の古びたマンションのようで。

一階の歩道に面した角に小さなパブがあって、入り口の両脇にはこれまた小さな花壇があって、
この花壇のには、サイズが不釣り合いなほどに元気に育った薔薇が咲いていたような気がする。
夜になるとたまに灯りがつくその店の名前をよくは覚えていないが、
薔薇に関するものだったかも知れない。




たくさんのひとの笑いが、怒りが、歓声が、その壁には染み付いているんだろう。
たくさんのひとの溜め息が、汗が、涙が、その床には染み込んでいるんだろう。
どれだけのひとを雨から、雪から、風から、その屋根で守って来たのだろう。
どんなひとの夢を、野望を、希望を乗せて、この町に生まれて来たのだろう。




この町に生きたたくさんのひとの想いが瓦礫に姿を変える。
ビルは生まれる前の姿に還っていく。

解体現場の恐竜は今日も、瓦礫を食べて夕日に吠える。
ビルの向こうに沈む太陽は、
太古の昔も今日も明日も、変わらないまま。

魔法をかけて



おじゃ魔女どれみが、いつまでも大好きです。
ふぁんふぁんふぁーましーの玩具は、今だって大事にとってあります。
コレクターユイの衣装チェンジに憧れました。
カードキャプターさくらのキャラクターが羨ましくて、家にあった黄色いくまに長いしっぽをくっつけたりして。



女の子の変身願望って、年齢はきっと関係ないのですよね。
魔法少女になれると信じていた女の子はいつしか、自分をきれいなおんなのひとに変身させる力を手にして。
魔法のコンパクトはいつまでも女性の傍らにあって。
衣装をチェンジして、困難にも立ち向かっていくのです。



魔法はそのひとを輝かせるもの。
魔法は自分の正義を信じ戦う力。
いつまでも、そう信じていたいと思うのです。

とっておきの服に身を包んで、髪もさらさらにブローして、
きゅっと上げた睫毛、ぽっと色づいた頬、つややかな唇、
ぴかぴかに磨いた靴で踵を鳴らして。
戦闘態勢を整えてドアを開ける。
そんな力強い女子にも憧れます。


お化粧嫌いだった高校時代を経て、
私は未だ万年お化粧ビギナー。素敵なレディにはまだまだ到底なれそうにもないわたしですが、
おしゃれなおばあちゃんになる日を夢みて、自分磨きをしていきたいと思うのです。




流されるな、足を止めるな。
自分の道を、自分の為に。
笑われても否定されても、自分の信じる正義の為に!

迎春


今月のはじめ、新しい一年がはじまりました。
どうか日本が笑顔で繋がる一年になりますように。




新しい一年が幕を開けて、
いつのまにやら二週間ちょっとの時間が過ぎて、
ちょっとしんみりしています。

大切にしたい時間ほど思い通りにはいかない。
まさに手のひらから零れる砂のように(この表現をはじめに考えついた方は天才ですね)、
気がついたら自分をすり抜けていってしまうもののようにさえ感じます。



眠ることがすき。
ぼうっと考え事をするのがすき。
あてもなくふらふらと、町をふらつくのがすき。
乗り物に乗って、ただ街並みを見ているのがすき。
たらたらとものを食べるのがすき。
毛布に顔をうずめているのがすき。

基本的に、身のないことがすきなのです。
趣味と言えるものでもない。
何を生む訳でもない、時間ばかりが費やされていく行為。
きっと端から見たら、なにを無駄なことを、寂しいやつ、と思われるんだろうな、、
それでも何故なのか、
そうした行為は私の心を満たしていくのです。

疲れてしまってどうしようもなくて、
心の中にどろどろとしたものが沈澱していくのが手に取るように解るとき、
無性にこういったような行動をとりたくなります。
ある種のバロメーターのようなものなんでしょうか。




ああ何が言いたかったのか見失ってしまった

とりあえず、

時間って奇妙な概念ですね、
心と時間はなかなか釣り合ってくれませんね、
と思ったわけですが、

伝わりづらいですね(^P^)


読んでいて楽しいブログをかく方に憧れます
凄まじい文章力
分かりやすく特徴的で楽しい。
凄いなあ‥‥
研究あるのみ!
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