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過ぎ去った日の幻


そもそも私は素直過ぎたし、馬鹿過ぎた。
夢見る少女から卒業するには、これくらいが丁度良かったのかもしれない。

昼間は会社員。夜は所謂、水商売をしている。
男性からいただく「可愛い」という言葉が「1回ヤりたい」にしか聞こえなくなった。
心配しろとも言っていない。お前の魂胆は見え見えだと思うようになった。
駆け引きなどできないと思っていたけど、手探りで駆け引きをするようになった。
効率よく稼ぐ為の。


あの人を追いかければ追いかけるほど、自分が暗い沼へ沈んでいく気がした。それでもいつも、綺麗過ぎる月みたいに照らしてくれた。そしてそこにあるだけだった。

綺麗なものを見ると泣きたくなる。あの人に教えたいと思う。
でももう戻らない。あの夜私は確かに独りだった。見上げても無かった。
私と居ると風を感じるし、鳥の鳴き声がよく聞こえると、泣きながら言っていたことも、もしかしたら計算だったのかもしれない。小説のような言葉で触れ合える人だった。あまりにも綺麗過ぎた。


もう戻らない。二度とはない。
えー、なので、明日も仕事頑張ります。1時間早く出よう。
悪良いして気持ち悪いですが、おやすみなさい。

100%の信頼と100%の愛情


読書は元々、そこまで好きではない。
たまに読むのは、私は1人でも大丈夫だし平気だと思いたい時な気がする。
この3ヶ月間にエッセイを1冊、文庫を3冊読んだ。私にしてはかなりの速度だと思う。。

本を選ぶ時、最初のページも最後のページも、あらすじも読まない。ぱらぱら捲って、目に付いた数行を読んで、言葉の言い回しに惹かれたら買う。あとは、登場人物に名前がついていないものが好き。

そうして選んだ1冊。主人公があまりに自分と重なってしまう作品と出逢った。最後のページを読まなくても結末がわかってしまった。それは結末とは呼べないような結末だった。永遠と続く幸福な暗闇だった。


自分の想いがここまで具体化されたような作品と出逢うとなんだか凄く複雑な気持ちになる。悩んで苦しんでもがいて過ごした時間達よ。それでもどこかホッとしてしまうのは、やっぱり誰かに理解されたいとか、そういう思いがあるからだと思う。

行き場の無い、宙に浮かんだ形の無い何か。
縁取るように触れてくれたのが、あの人だった。

素敵過ぎたものたち


とてもわかりやすく言うとまあ、盛大な失恋と盛大な損失(金銭的な意味で)をした訳です。連絡を絶ってから少し日にちが経ちましたが、うまくやれている。

本当に色々なことがあったけど、私が選んだ恋で、本当に大好きだった人だから、後悔はしないようにしてる。精一杯の優しさや愛情は確かに感じてた。ここでくらいは、好きに語らせてほしい。だって確かに愛していたから。
正直引き摺っている。でも少しずつ、心の穏やかさが戻ってきてる。100%大丈夫になるまでは、女々しい発言を許してほしい。

今日は友人と、映画館へコードブルーを見に行ったよ。スタバの新作も飲めた。
新しい本も買った。お供にする紅茶も。これは私の、ただのなんでもない日常となる。そうするべきものだ。

明日からまた仕事だね。
そういえば、3年前入社した会社で今も働いています。一人前のように生きています。ベージュのリップを塗るようになりました。23歳です。トップページのプロフィール、年齢書き換えようかなあ。


おやすみなさい。

貴方のじゃない、私の思い出


物思いに耽ることを避けてる。
絶望がやって来ないように。

ストレスで不眠になるタイプじゃなくてよかったと思う。でも眠りに入るまでの時間は、最近はどうしても辛い、というかキツい。

前はよく歌を聴きながら眠ったけど、歌詞が頭に入ってくるのがしんどいのでオルゴールを流したりしてる。
オルゴールも飽きてきたので、昨日は「睡眠導入(432Hz)」とかいう謎の音楽をiTunesで聴きながら寝たよ。胡散くせぇとか思いながらしっかり眠ってた。

上手くやれる。穏やかさも明日への期待も、喜びも、自分で作るし、自分で見つける。
「代わり」も用意せず、手放すことを選べた自分を褒める。成長した。

明日も仕事頑張ろ。

無題


「お疲れ様、気をつけて帰ってね。」
思い出したように予防線を張り、自立した今夜を作る為に、紅茶を淹れて本を読んだりした。うまくいかない日もあった。だってその紅茶が好きだということを、教えてしまった人だから。

数え切れない、最悪で愛しい夜。そんなこの11ヶ月の中でも、一番孤独で、泣いて嗚咽を漏らした。8月4日。大切になどされていないと思い知った。高い授業料。学ぶには随分時間がかかり過ぎた。

本当に大好きで愛していたことを、忘れたいとも忘れたくないともわからないけど、私は、恥じないよう、生きていかなければいけない。大げさでもなく、穏やかに、緩やかに、あの人の世界からいなくなる。

これでまた揺らいだら、私は本当に人間のクズだ。だからここに綴っておく。
ごめんね。私を見守っていてね。本当にごめんね。ずっと愛しているよ。
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