話題:今日見た夢
夢3つ見てどれも悪夢ってのが最悪でうわ〜って感じ。恐竜に両脚粉砕骨折される夢はかなりの悪夢だった。


廃ホテルを目指し地下を突き進んでいくゼルフェノア・翳珠の混合部隊。この隊員達は前衛で、後衛は住民の避難誘導を終えてから合流する手筈となっている。

地下にあった研究所的な場所が見つかったことで、キメラ怪人というヤバい代物が造られていたと判明。


地下を進む前衛部隊はまだ敵が出てないことから、ぽつぽつ話をしてる。

「あの研究所、鐡が造ったようには見えないのだが。研究所は他にもあると思うよ」
「狭山、どういうことだよ!?」
御堂が食らいつく。
「鐡に関与している人間がいるはずだ。そいつも探して警察に引き渡す」
「鐡に手ぇ貸してる人間がいるってのか!?」
「…確実にいるね。おそらくゼルフェノアに関係『していた』人間だろう」

関係していた?


本部・司令室。地下研究所の映像を見た宇崎はある人物を思い出す。組織を辞めてから行方不明になってたあいつが鐡に関与してる!?ファーストチームに在籍していた初代ゼノク室長の…。


解析班も同じ答えに辿り着いていた。翳珠メンバーの神(じん)は再び解析班に来ている。

「チーフ、どうしたんですか?」
矢神は心配そう。
「この地下研究所、鐡が造ったものじゃない!人間が造ったものよ!」
「朝倉、その通り。この地下研究所は人間が関与している場所だ。何者かが鐡に手を貸しているな。キメラ怪人を造るために」
「一体誰が…」
「約1名、引っ掛かるやつがいる。元ゼルフェノアの人間でな」


地下を進む前衛部隊。雑魚を次々倒しながら進んでいくが、さらに広い地下研究所が姿を現した。

「また研究所ぉ?」
時任は嫌そうな反応。道真は慎重になる。
「近くにこの研究所を作った科学者が潜んでいるかもな、逃亡する前に確保しろ!」
「ラジャーっす」
前衛部隊はキメラ怪人が動き始める前に科学者を探すことにした。おそらくキメラ怪人は命令がないと動けない。


佐伯は物陰に隠れながらびくびくしていた。なぜわかるのだ…!私は間違ってはいない…。
佐伯は混合部隊を見るなり、逃亡。見逃さなかったのは二階堂と鋼。

「今、科学者らしき人を見た」
[二階堂、追うぞ]
「道真さん達は先に行ってて!私達は科学者らしき人を見たから追います!」
「気をつけろよ!!」

2人は佐伯を追う。佐伯は研究所奥へと逃げた。


2つ目の地下研究所のカプセルは1つ目よりも大きい。カプセルの数も極端に少ないのが引っ掛かる。このキメラ怪人のカプセル、大きくないか?


二階堂と鋼は佐伯を追い詰めた。二階堂は佐伯を見るなり反応する。

「さ…佐伯室長!?なんでここに…?」
「お前は…二階堂…?その義手と義足でわかった」
「そうです。私はファーストチームに在籍していた二階堂芹那ですよ。あなた、ゼルフェノア辞めてから行方不明になっていましたよね。これはどういうことですか?」

二階堂はジリジリと迫る。まさか地下研究所を作った人間が組織前身のファーストチーム時代にいた、佐伯だったとは…。佐伯はゼノク初代研究室長だったが、御劔絡みで辞めたのは知ってる。

こいつ…鐡に手を貸していたのか。


佐伯は何かの装置を起動した。そしてさらに廃ホテル側に逃亡する。二階堂と鋼はキメラ怪人に阻まれた。普段は敬語の二階堂は口調が変わるとヤバい。

「あのやろー、逃げやがった!」
[二階堂落ち着け]
「落ち着けるかっ!キメラ怪人倒さないと佐伯を追えないじゃない!!」

2人の前に立ちはだかったキメラ怪人は1体だが、明らかに巨大化してる。
[前の研究所のキメラ怪人よりも強そうだな]
「鋼、協力して倒すよ!!」
[御意!]


2つ目の研究所でも異変が。カプセルに入っていたキメラ怪人がガラスを割り、動き始めたのだ。

「面倒なことになったな」
「2人が科学者を見つけたんだろう。逃亡ついでに起動させたのでは」
御堂は冷めたような反応で狭山に相槌。
「狭山の分析力、すごいわな…。元怪人なだけあるわー」
「元怪人言うな」

前衛部隊は武器を構えた。狭山は早速弓型の武器を発動させ、緑色の光の刃を出現させる。御堂は銃撃。鼎も銃撃してる。敵は巨大化したキメラ怪人2体だが、混合体なだけに能力は2つ以上ある。

前衛部隊は苦戦を強いられた。


二階堂と鋼も巨大化したキメラ怪人1体に苦戦していた。2人ともそれぞれ武器を展開、二階堂はさらにマグナムブラストで銃撃するという、銃撃に銃撃を畳み掛けている。

「なんなんこいつ、体が伸びるの!?」
[再生能力がない代わりにこれと来たか。二階堂、捕まるなよ]
「わかってるよ!!」

鋼は火炎放射と刃物展開でキメラ怪人に挑んでいた。あの機械の鋼ですら苦戦している。このキメラ怪人、強い…!

二階堂は銃をしまい、左腕を雷撃モードに。左腕にエネルギーをチャージする。
「鋼、少し時間稼ぎしてくれる?チャージしないと確実に雷撃は行けないから」
[雷撃か。了解だ]

鋼はキメラ怪人相手に次々と攻撃を繰り出す。
キメラ怪人は自在に伸びる手足を使い、鋼を捕まえようとするが鋼は飛べるため怪人も苦戦中。鋼は隙を突いては斬り裂いたり、銃撃したり時折火炎放射を使っている。

二階堂は左腕にエネルギーをチャージしたようだ。
「鋼、離れて!」
[わかった]
二階堂は独特の構えをした。長官譲りの雷撃の構え。左腕にはビリビリとした帯電が見える。雷撃は構え次第では遠距離も攻撃可能。二階堂は溜めたエネルギーを怪人に向けて一斉に放出した。
周りが眩い光に包まれる。二階堂は相当エネルギーをチャージしたらしい。キメラ怪人は激しい雷撃にやられていたが、まだ倒されたわけではない。

二階堂は消耗していたが、義手を両腕刃物展開した。片腕は肘の刃物も展開している。
「鋼、行くよ!」
[俺はいつでも行ける]
鋼は銃モードにし、キメラ怪人の頭を狙った。2人は一斉に頭を狙う。キメラ怪人は爆散。


二階堂と鋼は前衛部隊に合流。さらっと交戦中の前衛部隊に告げた。

「キメラ怪人の弱点は頭よ」
「頭!?」
御堂は大げさに反応。
「こいつらは造られし怪人。マッドサイエンティストによって造られた…哀しき存在だから。私達で葬らなければならない」
「そのイカれた科学者、わかったのか!?」
御堂は戦いながらキメラ怪人の頭を潰してる。

「佐伯よ。初代ゼノク研究室長の佐伯だったんです」

佐伯だと…!?


この事実は宇崎や支部の小田原司令にも衝撃が走った。
「佐伯が鐡に関与だと!?」
「司令、佐伯は逃亡中です。警察に指示を」
「わ、わかった!」


警視庁・特別怪人警戒本部では動きが。廃ホテル側に待機していた機動隊に指示が降りたのだ。廃ホテル近くにも地下へ行ける道がある。機動隊は佐伯確保のため、動いたのだ。

「佐伯を逃がすなー!」


前衛部隊はキメラ怪人2体をなんとか撃破したが、疲労の色が見えていた。後衛部隊よ、そろそろ来てくれ…!


ゼルフェノア・翳珠混合後衛部隊はようやく合流することになる。

「彩音、住民の避難は完了したのか!?」
「御堂さん、なんとか終わらせたよ。元ゼノク入居者の避難に手間取ったけど、七美ちゃんの配信のおかげでなんとかなったわ」
「七美って…あのゼノクのインフルエンサーか?」

囃が割り込んできた。
「ゼノクスーツ着用者はなかなか人前に出たがらねぇんだよ。あの出で立ちだ、嫌だろう。だからゼノク出身のアイドル、七美ちゃんに力を貸して貰ったのよ」
囃、どや顔。
「避難所も元ゼノク入居者用に何ヵ所か分けたからね。治療スーツがあの見た目だから嫌がるのもわかるわ」
「お前ら大変だったんだな…」

「意外とそうでもなかったよ?七美ちゃんの配信見せてからだったから、すんなりだったよ」
まさかの七美が役に立つとは…。


一方の機動隊は佐伯をどさくさ紛れに確保した。これでキメラ怪人は動かせない。思わず西園寺刑事と宇崎は心の中でガッツポーズ。


地下を進む混合部隊にも佐伯確保の報告がもたらされた。
キメラ怪人はまだいると推測されるため、油断出来ない。地下で鼎は常に銃を構えている。

「ホテルまでまだまだあるのかよ…」
御堂は疲れていた。鼎も疲れているのか、息切れしている。仮面姿なので余計に苦しそう。
「鼎…無理すんな。もう少し行けば地上へ出れる。そこで一旦、補給だ」
「和希…ありがとう」

晴斗は体力があり余っているのか、まだ動けるらしい。


混合部隊が地上へ出る頃には既に夜になっていた。


鐡は廃ホテルで雑魚怪人と強化態に自分の理想を話している。

「この世界を消し去るのが俺の理想だ。『無』の能力(ちから)を手に入れた今…この腐りきった世界をリセットするしかねぇだろ?」

怪人達は沸き立った。


翳珠には隠密的なメンバーもいる。柚子沢は敵の能力を把握し、戦慄。
『無』の能力とは一体!?
この情報はすぐさまゼルフェノア・翳珠・警察へともたらされた。

「鐡の能力…『無』ってなんだよ!?世界を消し去る気か!?」
宇崎はだんだん明かされる鐡の情報に冷静になるのがやっと。
鐡は明らかにパワーアップしている…。今まで『無』に関する能力なんてなかった…。


地上へ補給に来た混合部隊は交代で休憩している。道真が言う。

「お前達、寝れるうちに寝ておけよー。見張りは俺らがやるから、後衛部隊は寝てくれ。時間が来たら俺ら前衛部隊が寝るから見張ってろよ」
「道真さん、了解。じゃあ俺ら、ちょっと寝るわ」

囃はフランクにどかっと寝た。混合部隊、束の間の休息。



なんだか目まぐるしい展開に。キメラ怪人を造ったやつが行方不明だった佐伯とかな…。伏線回収きたー。二階堂からしたらちょっとショック。

終盤感半端ねぇー。ラスボスが能力に言及するわで。『無』の能力を使い、世界をリセットしたいらしい…。鐡は明らかにパワーアップしています。


第1部相当で組織を辞めてから行方不明になっていたと名前しか出ていなかった佐伯が、まさかのここで伏線回収されるとはなー。
佐伯は鐡に良いように使われていたオチ。


混合前衛部隊は道真・御堂・狭山が仕切っている感じ。道真は翳珠においては隊長クラスなので。
翳珠は少数精鋭組織なんで、隊長とかないんですけど。個々のスペックが高いから。

混合後衛部隊は囃と霧人が仕切っている感じかな。


翳珠の隠密的なメンバーは柚子沢だが、神もハッカー的な意味ではこっち側かと…。

解析班や工作班を主体とする裏方班は解析班は神と連携、工作班は現地で混合部隊を支援するなどかなり活躍してる縁の下の力持ちポジション。


書き出すとゼルフェノア、かなりデカイ対怪人組織だった…。

二階堂と鋼はダメージを受けにくいせいか、必然的に活躍しちゃってる。
そんな二階堂だが、体内の生命維持装置か首の後ろの補助装置をやられたら終わりなのでめちゃめちゃシビア。二階堂の制服は首の保護も兼ねてるため、ちょっと変わったデザイン。


終盤に入ってから急に二階堂と狭山の出番が増えたな…。二階堂、キャラ変わりすぎ。