日常がダダ漏れ

ペアリングとか昔はしたかった。

憧れて憧れて
ペアではないけど指輪を買いっこして
はめていたことがある。

３年ちょっと一緒にいた人。

当時の私は
ずっとこの人と居たいって
そう願っていて
そうなると思っていた。

一緒に迎える初めての私の誕生日。

私が二十歳になる誕生日。

その時にもらった指輪。

嬉しくて照れ臭くて
もらうのにぎこちなかった私。

嬉しかった。

でもずっとなんて続かなくて
気持ちは時間の流れと共に変わって
私の方を切り捨てた。

依存していたから
その人が居なくなったことが
受け入れられなくて。

好きだった、
こんなに好きになる人は
あとにも先にもいないって
思うほど。

私の気持ちも思考も時間の流れと変わって
ペアリングに
強い拘りを持たなくなった。

そこにあるのが当たり前だったのに。

はめてる意味をなさなくなった時の
あの時のあの気持ち。

それが思い出される。

どんなに時間が経っても
好きだった気持ちが無くなっても
やっぱり擦り切れてしまった部分て
元になんて戻らない。

いつか結婚する事になった時
結婚指輪っていう意味だったら
そんな気持ちにならずに
はめることができるのかなぁ。

今でもあの感覚、
指輪のあった感覚がわかる。

いつまでもいつまでも
捕らわれ続けるのかもしれない。

…私だけね。