話題:ひとりごと

一番最近の櫻井敦司がまた凄く好き。

痩けた頬に刻まれたシワ、そこに中性的な化粧が乗っててこんな、この瞬間作ろうと思っても作れないじゃん。

いつまでも若くみずみずしくなんてありえない、そうできる技術はあるけども。

私は過去に何度か、持って生まれた造形を超えた美しい人を見たことがある。ルッキズムが激しい現代では信じて貰えないだろうけど。
綺麗とかかわいいとかそういうタイプじゃない人が、顔にシミもそばかすもあったけど、そんなの吹き飛ぶくらいに白く輝いてたことがあった。
なんて美しい人だろうと思った。
あのかがやきとエネルギーはきっと私の手には入らないだろうなと力が抜けてしまった。

羨ましいとかより、ちょっと崇拝に似た気持ちになった。

櫻井敦司は持って生まれた美しさがあるけど、多分衰えとかそういうものも美しさに出来るんじゃないかなと思った。

歌手とかアイドルとか、ちょっと老けただけで劣化劣化言われるけど。あの美しさを劣化と呼ぶ人はそういないんじゃないかな。

人間の悲哀を表現してきた人達だからか、シワのある顔に乗った化粧を私は美しいと思う。

映画ジョーカーのぐちゃぐちゃな化粧とか、私が若い頃すれ違っったハマのメリーのシワシワな化粧顔とか、あの迫力は笑う事が出来ない。