毎度、連投です
現代歌人協会主催の第四十二回全国短歌大会で佳作をいただきました
栗木京子選佳作
夏祭り 掲げ持ちたるビニールの頼りなき水その中の朱(あか)
前川佐重郎選佳作
水槽のただ中にいる心地して花の藻草をくぐる僕たち
栗木先生には、
「最後まで何か言わない、謎解きをするよう。最後まで読者を引きつけている」
という選評をいただきました
前川先生は、残念ながら会場にいらっしゃらなかったので選評をいただけなかったのですが、東直子先生が替わりにコメントをくださいました
「気持ちのいい作品。水槽というのがポイントかもしれない。僕たち、なので青春の歌なのかも」
どうもありがとうございます
短歌は5首1組での応募だったのですが、私は密かに「母の日」をテーマに作った5首で応募したのです
お花屋さんって水槽の中みたいだな
金魚みたいに並んで会計
ビニールを掛けられたら優しさは逃げられないな
金魚といえば夏祭りのあのビニールの水
優しい店員さんもいつかお母さんになるんだろうな
って内容の5首でした
素敵な短歌がたくさんあるなかで、2首も佳作に取っていただき、ありがたいです
高野先生と栗木先生の特別選評もとても参考になりました
久しぶりに行った学士会館、とても懐かしかったなぁ