猫吉に借りた小説に感化されたので、
ちょっと恋愛小説的なのを頑張って書いてみるのです…っ!
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私は実りのない恋ばかりをしてきた。
言い訳かもしれないけれど、そもそも私の容姿はあまり良い方ではない。
それなのに、私はいつも自分に見会わないような、容姿の良い人ばかりを好きになった。
その上、私は引っ込み思案でろくに行動もできなかったので、好きな人には振り向いてさえもらえない。
中学一年生の頃だったろうか、人生4度目の恋で私は初めて行動を起こした。
恋の定番イベント、2月14日のバレンタインで当日の想い人に告白したのだ。
当時の私にとっては、一世一代の告白。
しかし、結果は言うまでもなく、惨敗だった。
いや、惨敗という言葉では、私には生ぬるいかもしれない。
「ごめん、橋田はちょっと無理だわ…本当に、ごめん…」
困ったように笑いながら言う彼の姿が、今も目の裏に焼き付いている。
優しかった彼だ、彼にとって精一杯優しく断ったつもりだったのだろう。
しかし、精一杯私に気を使ってくれた言葉は、逆に私の心の奥深い所に、消えない傷をつけた。
それ以来、私は見つめるばかりの恋をした。
好きな人に恋人が出来ては、勝手に失恋して、勝手に泣いて、諦めて、新たな人を好きになる。
そんな悲しい循環を、ちくたく回る時計の秒針のように、一見早く、しかしゆっくりと繰り返し繰り返し続けた。
そうして、恋人が一度もできないまま、気がつくと私は三十路を越えた歳になっていた。
類は友を呼ぶという諺があるが、どやら本当らしい。
その頃には私の周りは、私と同じような境遇の人ばかりになっていた。
そのおかげか、私は社会に出てから、恋人ができたことがないということにあまりコンプレックスを抱かなくなっていた。
相変わらず、実りのない恋を繰り返していたが、学生時代程傷つかなくなっていた。
失恋の痛みが多過ぎて、心が慣れてしまったのかもしれない。
しかし、その日も失恋して泣いていた。
会社の好きな人ーー頭が凄く、人当たりがとても良い人だったーーが、結婚する噂を聞いたのだ。
会社帰りにさわ子を呼び出して、個室形式の居酒屋で、泣きながらお酒を浴びるように飲んでいた。
まだ水曜日、週の中頃だったが、翌日のことは考えないで、ひたすら強いお酒を飲む。
「尚美、飲み過ぎだよ」
さわ子がお馴染みのフレーズを口にする。
「ざんれん、もう手遅れらーっ」
吐息を閻魔大王のようにさわ子の顔に吹き掛ける。
「くっさー!」
さわ子がまるで屁を吹き掛けられた後のように、鼻を摘まみながら手で空気を扇いだ。
その様子を見て、少し満足する。
「あぁあ、いいな、さわ子は。憲治さんまだ独り身でぇ」
私の言葉に、さわ子は少し瞳を藍色に染める。
「でも、どうせ今回もダメだよ…」
「私みたいにさぁ、誰かと結婚しちゃう前にさぁ、アタックするべきらよ」
「無理無理」
頑なにさわ子は首を横に振る。
私もその気持ちはよく分かった。
酔いに任せて、言葉に出来ない想いを抱擁で補う。
あまり酔っていないさわ子の身体は、ひんやりとして気持ち良かった。
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この後、彼女はイケメンの外国人に騙されかけ、
結局、同じ職場のふつめんの男性とけこんして終わりです
はぴーエンドです、はい。
ちゃんちゃん
猫吉に借りた小説もそうですが、
ちゃんとした小説って、心理描写が的確というか
比喩表現? が素晴らしいです((((;゜Д゜)))
そういう小説を読むたびに、
あぁ、私にはこんな表現力ないやぁ…(´・ω・`)
って思うのですが…(´・ω・`)
いつかついてくれるのでしょうか?
日頃から、表現考えてたらできるようになるかしらん??
いや、そもそも才能なんですかねん…(´・ω・`)ムリダ…
かなり、話は飛びますが
会社のとなりのデスクの人が、凄く臭い
あれが、親父臭なのでしょうか?…((((;゜Д゜)))
席にその人がいないと、凄く嬉しい今日この頃なのでしたww