そういえば、日記を更新してない間にプチ修羅場があったことを忘れていました(白目
そうです、ポリスメン沙汰です、ポリスメン(白目
まぁこちらは被害者なんですけどね(笑)
簡潔に言うと、痴呆のとち狂ったおばさんに絡まれてた感じですね_:(´ω`」 ∠):_
ことの始まりは2月頃、休日の昼間にお家で寛いでいるとピンポンが鳴った。
インターホンのカメラを確認すると、ヨボヨボのお婆さんが映っていた。
ーーうわ、面倒くさそうだから居留守しよ。
無視を決め込むが、さらに鳴らされるピンポン。
仕方なしに旦那が応答した。
会話内容は忘れたけど、そのお婆さんは近所の住人であり、騒音で夜中眠れないと苦情を入れに来たようだった。
奇しくもその時分は夜中も含め旦那がモンハンをしている時期だった。しかしまだ寒い時期なので、窓は閉めてゲームをしている。音量も隣の部屋である寝室に届く程度……。
ーーそこまで苦情を言われるレベルか? 新しく引っ越してきた隣の部屋の人か? 夫婦+お婆さん連れで引っ越してきたのか?
インターホン越しにお婆さんを煽る旦那。ヒートアップするお婆さん。
玄関に出て来いや、と主張するお婆さんに、頑なに玄関にでない旦那。
そうしてお婆さんは出てこいやと玄関をバンバンと叩き始めた。
何もしてないけど怖くなり始める私。素早く110番する旦那。
ポリスメンは素早く来てくれたが、その頃にはお婆さんは帰ってしまっていた。
ゲームしっぱなしの部屋をポリスメンに見聞してもらい、騒音の問題はなさそうなことを確認してもらった。
変に顔を覚えられてそこら辺で襲われてもいけないので、顔を出せと言われても出さなくていいとアドバイスも頂いた。
それから数週間後、旦那の実家の猫が危篤との事で泊まりがけで旦那実家に行った翌日、インターホンに来客履歴の写真が残っていた。
確認して思わず目を疑った。
ーー妖怪が映ってる……。
乱れた少し長めの白髪頭。骸骨地味だ顔。ちょっと逆三角形っぽい目……。砂かけばばあが実際にいたらこんな姿じゃないんだろうか? という人物の写真が残っていた。辺りは暗い。履歴の時刻は深夜3時頃……。
少し考えて、先日来たお婆さんを思い出した。
怖ぇよ。
いや、まじ怖ぇよ、ばーさん。
夜中に凸ってくるんじゃねぇよ、家に居なくてよかったよ。
恐らく深夜煩くてやってきたのだろう。しかし、これで確信したーー煩いのは、ウチじゃないよ、ばーさん!!
旦那が画像を持って交番に届けに行ったが、実害が出てない上に現行犯じゃないから何も出来ないと言われたらしい。確かにそうだよね、うん。
それから暫くはお婆さんによる襲撃はなかったが、コロナによる在宅ワークが始まって少しした頃に思い出したようにやってきた。
相変わらず、玄関に出て来いと主張するお婆さん。
「あのねぇ、声が丸聞こえなの!」
「テレビの音が丸聞こえなの!」
「今日はいい物教えに来てあげたの、イヤホンって言うの!」
確かにその時期は気候がよくて窓も開けていたことがあったが、たぶん丸聞こえな声はお隣さんだろう。何故ならうち以上に窓を開けてるし、うちの部屋からも声が丸聞こえだからだ。テレビについては、ヘッドホンでゲームをするようになった。だけど説明したところで、お婆さんには通じない。ヘッドホンがイヤホンに近いものと分かってすらいない。
そして、それは煩さ(と主にタバコ臭さ)に痺れを切らした旦那が管理会社に相談して、管理会社から隣の部屋に注意がいったばかりだ。
お婆さんを煽りながら、警察を呼ぶ旦那。
あまりに塩な対応の私達に痺れを切らしたお婆さんは、声を震わせながら切り札を出すように宣言した。
「ーー警察呼びますよ!!」
もう呼んでいる。
旦那も「もう呼んでますよ」と告げるが、お婆さんは聞こえていないようだ。
「呼びますからね!」
「だからもう呼んでますって」
「本当に呼びますから!」
「ーーどうぞ」
玄関から離れていくお婆さんをインターホン越しに眺めていると、どうやら間に合ってくれたらしい、ポリスメンがお婆さんに話しかけている姿が映った。
色黒の若いポリスメンがうちのインターホンを鳴らす。
再びポリスメンによる事情聴取だった。
先日来てくれた人とは違う人で、最初はこっちが悪いんじゃないかって感じだったけど、最終的には中立的になってくれた。
「私もマンションに住んでた時に、子供たちの足音で苦情言われたことあるんですよね」
ポリスメンでもそんなことあるのかと妙に親近感が湧いた。そして、事情聴取の際の名前の確認で簡単に漢字を把握する姿をみて、職業を感じた。
玄関で話していたけど、ポリスメンの背中越しにお婆さんの主張がよく聞こえた。
私達の事情聴取はすんなり終わって、それから2週間程は特に何もなかった。
6月上旬の深夜0時頃、ゲームで盛り上がる旦那の声を聞きながら、眠れないなぁとゴロゴロしていると、窓の外から突然、空のペットボトルを転がしたような音が聞こえた。
ちょうど車が通ったので、車がペットボトルに当たって転がったのかと思ったが、車が通り過ぎても尚続く。
カンカンカンカン
カーテン越しに聞こえる音は、鉄パイプやレンガーー住んでるアパートの外装をそこらじゅうペットボトルで叩いているように聞こえた。
ーー病んだ人か酔っ払っいがアパートの前で暴れてるのかな……?
カンカンカンカン
5分経っただろうか、まだ続く。
カンカンカンカン
10分経っただろうか、いい加減煩くなってきた。
窓から外を覗く。時々止んだ音の間で、荒い人の息遣いが聞こえる。漏れてくる声は女性のものだ。
お向かいのアパートの人も気になるのだろう、あちこちで窓から確認している人影が見える。
カンカンカンカン
やはりこのアパートの前らしく、寝室の窓からでは見えない。しかし、この物件で1番見えるのが寝室だ。
カンカンカンカン
ーーん、もしかしてうちのドア叩いてね??
慌てて玄関を確認しに行ったが、ちょうどその頃音が止んだ。
なお、旦那もヘッドホンでゲームをしていたため気がついていなかった……。
インターホンで外を確認したが、その頃には誰の姿も見当たらなかった。
暫くして、外に人気配がした。
「ーー揉め事か?」
確認すると、ポリスメン達だった。誰かが呼んでくれていたらしい。
そして翌々日に数日ぶりに出社した旦那が気が付く。
「うちのポストとドアがボロボロや!」
どうやら、カンカンやられていたのはうちだったらしい。しかもペットボトルでカンカンされてたと思ったけど、鉄製のものが細かく凹んだり、抉れたりしている。鋭利な物やんけ!!
他にも確認すると、アパートの掲示板とか立て札がそれなりに傷付いていた。
翌日、通報する旦那。わざわざ交番の電話番号に掛けたんだけど、110番になるみたいで、一から説明し直してるのがもどかしそうだった。
事情聴取や実況見分?をポリスメンにしてもらい、たぶんあのお婆さんだろうけど、と確信しつつも辺りのアパートにポリスメンは聞き込みに行ってくれた。
暫くして、お婆さんと判明。恐らく包丁で叩かれたとの事。
ーー怖ぇよ!!
お昼からお婆さんの息子さん、管理会社を含め4者話し合い。
主に話は、謝罪と今後の対応、傷ついたアパートの修理代。
修理費用は全額息子持ちなんだけど、軽い初期見積もりの時点でかなり高額だった……。
そしてなんで、そのお婆さんがそんな強行に走るまで息子さんが放置してたのか? お家2世帯住宅なのに?
息子さん家族、嫁が気に入らないと家を追い出されていたらしい。
元々そこまで痴呆とかあんまりなかったみたいなんだけど、一人暮らしになって喋り相手が減って一気に進んだみたいだ。
今後は施設になるべく早く入れるということで、話は決着ーーしたはずだった。
夕方、そろそろ今日の仕事(在宅ワーク)も終わりだなぁと思っていると、インターホンが鳴った。
「出て来いーー!」
「弱い者虐めするなーー!」
あのお婆さんだった。
インターホンやら玄関やらをダンダン叩きながら喚き叫ぶ。
証拠として私が動画を撮ってる間に通報する旦那。再び一から説明をするのがとてももどかしい。
ポリスメンの到着を心待ちにしたのも、これが初めてだ。本当に怖かった。
急いでは来てくれたものの、ポリスメンが到着する頃にはお婆さんは去っていた。
私が撮った動画を見せたら、即刻でお婆さんの家(ベランダお向かい)に突撃してくれた。
グループ通話で仕事の進捗会をする中、外からお婆さんの叫び声や男性の怒声が聞こえたのは、私の中で本当に修羅場だった。
その後、お婆さんはパトカーで病院に連行、そのままどこかで入院することになった。退院後はどこかの施設に入れられるらしい。
それ以来、今まで以上にインターホンが恐怖になりましたとさ。めでたしめでたし。
すっかり忘れてたんですが、最近ドアの修理が完了したので思い出したで候。
ドアの修理完了でで今回の後始末も全部終わったのでひと段落でした((((っ・ω・)っ
めっちゃ長くなりましたが、なかなかなのネタ話でした。
以上!((((っ・ω・)っ