札幌市中央区、創成川イーストの地下鉄東西線バスセンター前駅近くに、その不思議な名称のお店はあります

「第三モッキリセンター」

名前だけ聞くと何やら会館のようにも聞こえますが、ここはれっきとした大衆酒場なのです

それも歴史が相当古いのですから驚きます

ご店主によれば、原点は昭和元年の1926年にさかのぼります

当初創業者のK・K氏が小樽市の酒場「加藤商店」で「角打ち」として創業しましたが、1950年頃、札幌市に移転オープンしました

後に現在の店名にするも、同様の店名を付ける酒場が近隣に増加…

あえて「第三」を冠したといいます

第一モッキリセンターや第二モッキリセンターというお店は存在せず、第三モッキリセンターが元祖そのものなのです

昭和のにおいがするどころか、昭和そのものの店内には、大きなコの字カウンターが設置されています

BGMはなし

年配の方々が呑みにくる昼間から営業し、お酒はもちろん、おでん、鍋物、お豆腐、お漬物、揚げ物、焼き魚などおつまみも格安で提供します

居心地がよく、こうした雰囲気が好きでやってくる古くからの常連客も多いそう

昼間から営業する酒場は札幌市内でも貴重な存在です

平日は14:00から、土曜は13:00から営業します

店前の軽自動車と軒先に掲げる「正統七十年」ののれんが目印ですよ

レトロな酒場が好きな方は是非1度訪れてみてくださいな