スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

神霊タマ 宿る




大万木山のタコブナ





秋の彩りです












帰還




故郷の山の錦綉 始まる





ご報告が遅くなりましたが
先週末、退院しました。
まだしばらく出雲暮らしですが、お利口にしてるご褒美に…と山に帰ってきました。
いわば『一時帰宅』ってやつ(笑)


出雲のアパートではやっぱり、帰った…って気分にはなれなくて。
でも、今日、山に帰ってきたら、体中の血が逆流するみたいに騒ぐのを感じました。


久々に見る故郷の錦綉…よくぞ三年以上もここから離れて暮らせたと思う。
ひんやりと冷えた空気が部屋にまで忍びこむ夜…家族で囲む囲炉裏端の夕食。
温かく曇る硝子窓。
布団にもぐりこんで、その温もりにほっとする…風が雪の匂いを運ぶ季節は近い。


本当に、ここでの生活(クラシ)を始められるまであと少し。


頑張ります。










どんぐり。




なんか、小僧とお嬢みたい(笑)





あらためてちゃんと報告するけど。
一応お知らせします。


明日、退院!!


今までいろいろありがとう。










水の都にて




せっかく里帰り(笑)しているのだから、どこかへ出掛けようか…とは思ったのだが。
一番行ってみたい富士山方面は、かなりの混雑が予想される。
しかも、いつ見ても雲の彼方。
世界遺産フィーバーの終息を待つことにする。
海の日だから海へ…ってのも、お嬢にはまだ紫外線が強すぎると女房が難色を示す。


で。
思いついたのが三島…源兵衛川沿いの遊歩道だった。


ひょんなことで三嶋大社の金木犀を知り、小僧が生まれる前の秋に訊ねたのが最初。
折悪しく、大社の薄黄木犀は花が終わっていたが、その時に歩いた水辺の道に惚れた。


以来、春の桜を…夏にはせせらぎを、秋は金木犀の香り、冬の静謐を求めて三島へ足を運んだ。
せせらぎの浅瀬では子供が遊べる。
水は清らかで冷たく心地よいだろう。


小僧の大好きな東海道線に乗った。
三島まで1時間…小僧は窓にしがみついて離れなかった。
富士川の鉄橋からの富士山はうっすら。
でも、小僧は歓声をあげて喜んだ。


お嬢を乗せたベビーカーを押し、街を抜けて水辺の道へ降りた瞬間。


空気が変わった。


この日、三島の最高気温は33℃超…けれど、緑の生い茂った水辺は27℃そこそこ。
決して涼しい気温ではないが、暑さにも心地よさがある。


近在の子供達が魚を追って遊んでいた辺りで小僧を遊ばせた。
好き放題に濡れても大丈夫なだけ着替えは持って行った。
ジーンズの裾を上げて水に入り、お嬢も遊ばせた。
水を怖がることもなく、何度でも入りたがるのが笑えた。


不思議に心地よい時間だった。


場所を移動し、公園で持参の弁当を食べ…子供を遊ばせながら水辺を歩く。
遊歩道はベビーカーを使えない場所も多かったのが失敗と言えば失敗か…でも、小僧は最後まで楽しそうに歩き通した。
さすがに、電車の中では熟睡してたけど(笑)


故郷の他に…そして清水の他に、こんなに好きな町が出来るとは。
正直、思ってもみなかったことだ。
でも、人によって作られた用水路と緑の散策路は、人の手の温もりが溢れた癒やしの空間でもあった。


やっぱり、好きだ。














深林の宝石




ヒメコウゾ



山に入る…ってほどでもない、森の縁で。
日射しにちらりと光ったのは、食べ頃に熟れたヒメコウゾの実。


早速、いくつか摘んで沢で濯ぎ、小僧の口にほおりこんでやる。
おそるおそる…って表情でかみしめ、それから。
びっくりしたみたいに見上げる目がまんまるだった(笑)


甘いゼリーみたいなんだよ…美味さはヤマボウシ級。


俺はその場では食べなかった。
一応、木の実草の実拾い食いは厳禁なんだよな〜(T_T)
摘んだヒメコウゾは女房への土産に持って帰り、許可を得てめでたくひと粒味わうことが出来た


懐かしい甘さだ。


しかし。
森で小僧と木の実を摘む図…って。
さながら『親子クマ木の実を食らう』って感じだったんだろな(爆)










前の記事へ 次の記事へ