様々な条件から、普通のインプラント治療は困難とされ、限られた歯科医に頼るしかなければ、どこの国までも治療を受けに行くことも十分あり得ます。
そもそもインプラント治療は北欧で発達しており、世界各国の歯科医が、腕を磨くために訪れています。
一生使える第二の歯を求めて、すぐにあきらめることなく、まずもって、情報集めに全力を尽くすしかありません。
歯茎を切り開いて、あごの骨に穴を開けるといえばどんな痛い手術なのだろうと思うかもしれません。
インプラント埋入手術では、術中、耐えられないほどの痛みを感じることはまずありません。
麻酔の効き方を確認しながら手術の本番に入るためです。
術後、麻酔が切れてくると、腫れとともに痛くなってくることもあります。
化膿止めとともに、痛み止めも処方されていますので激しい痛みが長く続くことはあまりありません。
インプラント治療を始めるとき負担に感じるのは、他の歯科治療よりも費用がかかることでしょう。
保険適用のケースはほとんどなく、ほぼ全てが自由診療と考えて良いので、インプラントの数や、義歯等素材を選べる部分の選択によっても費用の差が出てきます。
また、歯科医院が技術料をどう見るかで思いの外費用は違ってきます。
加えて、治療後のメンテナンスにもお金がかかるということも覚えておきましょう。
長年放っておいた虫歯があり、結局、歯を抜くことになってしまいました。
ブリッジという選択肢もありましたが、歯医者さんから今後のことを考えてインプラントをすすめられ、インプラント治療に決めました。
ブリッジより高額な治療で、時間もかかりますが安定して噛むためにはインプラントの方が良いといわれました。
手術が終わり、インプラントを使っているうちに、だんだん噛んだときの違和感がなくなってきたのでこれで良かったと実感しています。
典型的なインプラント治療は、3つのハードルを越えなければなりません。
一番に歯茎の切開、あごの骨へ人工歯根を埋入、あごの骨や周辺組織と人工歯根がなじむのを待ち、固まったことを確認してから、第三段階として歯根の上にアタッチメントをつけて、さらに義歯をかぶせるというのがだいたいの流れです。
長くかかるのは、二番目の人工歯根の定着で、定期的に検査をしながら、2ヶ月から6ヶ月の期間を必要とします。
インプラント治療の開始から、本格的な義歯を入れるまでに要する期間は短くて3ヶ月、長くても10ヶ月くらいだと考えて良いでしょう。