コロナワクチン後遺症の賠償裁判始まる ドイツ

7/4(火) 11:14配信
日テレNEWS

ドイツで3日、新型コロナウイルスのワクチンの副作用で後遺症を負ったとして、開発元のビオンテック社を相手取った裁判が初めて開かれました。

3日、ドイツ南西部のロットワイルで開かれたのは、58歳の男性が、新型コロナウイルスのワクチンの副作用で、右目を失明するなど重い後遺症を負ったとして、開発元のビオンテック社を相手取った裁判の初公判です。

地元メディアによりますと、原告側は、ビオンテック社が責任を認めることに加えて、15万ユーロ=日本円でおよそ2300万円の損害賠償を求めていますが、ビオンテック社側は、原告の男性に持病があるとして、失明とワクチン接種との因果関係について否定しています。

ワクチンの副作用をめぐってビオンテック社を相手取った裁判としてはドイツで初めてで、原告側の弁護士によると、同様の訴訟は、およそ300件に及ぶということです。

地元メディアは、「新型コロナワクチンの調達に関する契約によると、製薬会社ではなく国が賠償義務を負う可能性がある」と報じています。