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生活の変化(小話)

確認から決定を飛び越えて行動まで進むとは思わなかった。
私は届いたグランドピアノを前に軽くため息をつく。


事の発端は先週だったか、彼が知名度によるギャラの件で悩んでいるようだったから話を聞いたのが始まりだった気がする。
会話の中で固定のバンドは組まないのかと、気になっていた質問を投げ掛けてみた。
彼からの答えはアークスを副業としている以上、同じ職でなければ都合を合わせることが難しいとの事だった。
確かにアークスは緊急召集が多い為、他の職とは勝手が違うだろう。
ならば同じアークスの私には何かできるだろうかと、酔いもあってか自分から問いかけてしまった。
多分、これが一番の原因だろう。
ピアノに触れたことがあった経験を話した後、彼は即決即断な勢いでコレを注文したのだ。
金額は考えると頭痛がひどくなるので伏せよう。


そんな先週の事を思い出しながら、調律の済んでいない鍵盤をひとつ叩く。
音はやや歪みがあり、若干高くなっているようだった。
鍵盤を叩いたときの感覚はやや重く、フェルトの固さも恐らくベストではないのだろう。
本当に自分に弾けるのだろうかと、少しだけ不安になる。
同じ鍵盤を再び叩き、今のピアノの音を部屋に響かせた。
歪んでいるが、他の音に混じっていない澄んだ音。
ゆっくりと指を鍵盤から離しつつ、小さく息を吐く。

「まぁ…なるようにしかなりませんね」

不安は変わらない。
けれど、再びこれに触れることになったのは何か縁があるのだろう。
そんなことを考えながら音楽室を後にした。

これが、新しい生活の始まり。

案が浮かんだので…

ぷそにちゃんでの実体化(キャラ作成)予定のないキャラのネタが浮かんだので覚書。

[追記]

名前:(未定)
種族:ヒューマン
性別:♀
年齢:32
クラス:フォース
性格:気性が荒く、他者を信用しない自己中心的なもの。
単独任務は禁止されており、必ず誰か見張り役が着くことになっておりストレスがマッハ。
より性格が刺々しくなっている要因でもあるようだ。
過去:元々フォトンに対する感覚が鋭すぎる嫌いがあった。
10年前にダーカー浸食を受けた一般人に遭遇。
始末した所を一般人(非浸食)が目撃し、殺人と見間違い通報。
殺人の嫌疑を掛けられるが、彼女は人間への浸食があったと報告を上げ、殺人を否定する。
しかし今までそんなケースの報告も、調査結果も無かったため疑いは晴れぬままそれでも戦力としてダーカー討伐に駆り出される日々が続く。
ちなみに浸食を受けたはずの遺体はダーカーに取り込まれるか何かで見付からず、誤解であることを証明できなかった。
ダーカー襲撃沈静後、懲罰会議に掛けられ数ヶ月の謹慎と、適合率の低いクラスへの変更処分、常に見張り役を付けて職務に着くことを罰として受けた。

慣れないテクでかろうじて戦えるレベルにはなったが、基本は殴る。杖でも剣でもブン回す。
お陰で生傷が絶えないとかなんとか。



…考えるのはいいけど使い道がないネ
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