井ノ原快彦(V6)が主演するテレビ朝日系人気シリーズ『特捜9 season4』の放送が決定。4/7にスタートする。
2018年4月期の“水9”枠で、井ノ原主演で装いも新たにスタートした【特捜9】。難事件に挑む刑事たちの活躍はもちろん、その背景にある人生模様など、事件そのものだけでなく“人間”を真摯に描いてきた。昨年4月期の[season3]は、第1話が個人視聴率7.9%(世帯視聴率14.2%)と好発進。その後、緊急事態宣言による中断もあったが、最終回では個人視聴率8.1%(世帯視聴率15.2%)と人気シリーズの座を揺るぎないものにしている(※視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。
今春の『season4』では、これまで同様、個性が強すぎることで衝突しながらも、「何としても事件を解決する」という同じ信念を持った特捜班の刑事たちが全力疾走で捜査に当たる姿を描くとともに、緊迫感あふれるミステリーとしての面白さもさらに追求していくという。
リーダーの浅輪直樹(井ノ原快彦)を中心に、《直樹×新藤亮(山田裕貴)》、《小宮山志保(羽田美智子)×村瀬健吾(津田寛治)》、《青柳靖(吹越満)×矢沢英明(田口浩正)》という3つのコンビが捜査で見つけてきた情報を持ち合い、意見をぶつけあって事件解決の糸口を探していくスタイルはそのままに、今シーズンでは特捜班メンバーそれぞれが抱える“事情”にもこれまで以上にフォーカスを当てる。
たとえば、志保と村瀬は[警視庁捜査一課9係]時代から15年間にわたって“友人以上の絆、恋人未満の信頼”を培ってきたが、さらなる関係の進展はあるのか!?“暴走する正義”を内に秘めた個性派コンビ、青柳と矢沢は、特捜班の前に立ちはだかる司法の巨大な壁にどうあがくのか?張り合ってケンカばかりの村瀬と青柳は、心の奥底にどんな感情を秘めているのか…など。
1話完結ドラマながら、彼らが抱えてきた事情と今の思いがからみあって変貌を遂げていくさまを、1クール通して“縦軸”として描いていく。今やすっかりお茶の間に浸透したメンバーが、これまでとは違う表情や新たな一面を見せることがあるかもしれない。
井ノ原サン演じる主人公・直樹がかつて[警視庁捜査一課9係]で若手刑事として活躍したポジションを、『特捜9』で担っているのが、新藤役の山田裕貴だ。[season1]からレギュラーに加わって以降、映画や各局のドラマに引っ張りだこの存在となり、俳優として飛躍。ほかの作品で培ったものを『特捜9』に還元し、新藤というキャラクターも成長している。
ジャニーズJr.内ユニット、Travis Japanのリーダー・宮近海斗演じる若手鑑識課員・佐久間朗(宮近海斗)も、引き続き出演。佐久間は“伝説の鑑識”猪狩哲治(伊東四朗)から直々に教えを受けるなど鑑識として日々研鑽を積んでいるが、シーズンを重ねるごとに特捜班にとっても欠かすことのできない人材として存在感を高めている。さらにseason4では、注目を集める若手ゲストが多数登場する。
そして、[season3]で特捜班に加わった、中村梅雀ふんする国木田誠二も健在。当初、特捜班の面々と関わることを拒んでいた国木田は[season3]最終回で、特捜班の班長としてメンバーを率いることを決意した。『season4』では班長としてその手腕を発揮していくのだが、第1話から早くも暗雲が!?なんと、[season3]最終回に登場した東京地検次席検事・渡辺理人(佐野史郎)が再び圧力をかけ、特捜班の前に立ちはだかることに。国木田と深い因縁を持つ彼の存在が、特捜班にどんな影響を与えるのか。検察VS特捜班の構図も見逃せない展開となる。
徳永富彦らが脚本、細川光信らが監督を担当する。
◎『特捜9 season4』第1話あらすじ
死後10日ほど経過した若い女性の刺殺体が、寂れた雑居ビルの空き店舗で見つかった。さっそく浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が、捜査を開始。遺体の身元は昨年、故郷の大分県から上京した女子大学生・澤村香奈とわかる。香奈は新たな環境になじめなかったらしく、大学にはほとんど顔を出していなかったようで、寂しさを埋めるためなのかマッチングアプリを使っていたことが判明。青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、事件直前、彼女がある男と会う約束をしていたことを突き止める。
一方、小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)は、被害者の住むアパートでしつこくチャイムを鳴らしていた不審な男がいたことを調べ上げる。また、直樹と新藤亮(山田裕貴)は、香奈が大学内に残したわずかな痕跡を根気強く探っていた。
その矢先、監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)が重要な情報をもたらす。香奈を殺害した凶器と、先日発生した弁護士夫婦強盗殺人事件の凶器のナイフの特徴が一致するというのだ。弁護士夫婦強盗殺人事件の被疑者・八木敬司はすでに逮捕・送検され、検察で取り調べを受けていたが、一貫して犯行を否認。自身が目撃した、黒いジャンパーの男こそ真犯人だと主張していた。
検察で取り調べ中の八木に話を聞こうとする直樹だったが、大きな壁が立ちはだかる。それは、東京地検察次席検事・渡辺理人(佐野史郎)。特捜班の班長・国木田誠二(中村梅雀)と深い因縁を持つ渡辺は、特捜班の依頼を冷酷にはねつけるー。
■主な登場人物
浅輪直樹(あさわ・なおき)…井ノ原快彦
警視庁捜査一課特別捜査班主任。警部補。正義感が人一倍強く、曲がったことが大嫌いな性格。 常に弱者に寄り添い、手柄とはほど遠い地道な捜査も厭わない。
小宮山志保(こみやま・しほ)…羽田美智子
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。警部補。特捜班のメンバーとの間には強い絆を感じている。特に村瀬に支えられた恩義から、彼に対する思いは強い。村瀬を心配しつつ、頼りにもしている。
村瀬健吾(むらせ・けんご)…津田寛治
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。警部補。自分の能力はキャリア以上と信じて疑わない自信家。志保とは恋を意識した時期もあり、彼女の活躍を陰で支えることを喜びにしている節も。
青柳靖(あおやぎ・やすし)…吹越満
警視庁捜査一課特別捜査班。警部補。反骨精神の塊のような男で、資産家と上流階級が大嫌いな皮肉屋。
矢沢英明(やざわ・ひであき)…田口浩正
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。巡査部長。大らかな心で変わり者の青柳を受け止め、聞き役やサンドバックに徹することもできる一方、時には厳しく叱ることもできる。
新藤亮(しんどう・りょう)…山田裕貴
警視庁捜査一課特別捜査班刑事。巡査。運動神経がよく、犯人と格闘する場面などでは非常に頼もしい。熱い思いを秘めてはいるが、現代っ子らしい効率主義的な思考もあわせ持つ。
佐久間朗(さくま・あきら)…宮近海斗〈Travis Japan/ジャニーズJr.〉
警視庁本庁所属の若手鑑識課員。鑑識の大先輩・猪狩哲治の下で修業中。
浅輪倫子(あさわ・みちこ)…中越典子
直樹の妻。かつて9係の係長だった加納倫太郎の実娘であり、“パティシエール”。
早瀬川真澄(はやせがわ・ますみ)…原沙知絵
関東監察医務院に勤務する監察医。志保とは相変わらず仲が良い。国木田誠二(くにきだ・せいじ)…中村梅雀
警視庁捜査一課特別捜査班の新班長。警視庁捜査一課6係時代に冤罪を引き起こした過去を見つめ直し、特捜班の班長として始動する。
▽井ノ原快彦コメント
「season4」に突入し、チームワークはますます安定感を増しています。昨日今日、出会った人たちでは作れない“匂い”は、僕らがともに歩んできた時間あってこそのものだという自負もありますね。山田くんは特捜班の中でいちばん年下なのに、実はいちばんのしっかり者。助けてもらうところは助けてもらっています。
積もる話が多すぎて、特捜班メンバーとはクランクイン直後から隙を狙ってこの1年間に何があったのか、報告しあっています(笑)。撮影では気をつけなければいけないことはたくさんあるので、昨年スタッフさんが徹底的に考えてくださった対策を今年も引き継いで、気を緩めることなく撮影に臨んでいます。
「特捜9」は基本的に1話完結なので、最初からご覧いただいている方はもちろん、初めて見る方もどこからでも楽しめます、と常にお伝えしてきました。今回の「season4」もそれは変わりませんが、ずっと応援してきてくださったみなさんが「見続けてよかった」と思える内容になっています。第1話から最終回までつながるストーリーが展開します。多くの伏線が張られ、それがどう回収されていくのか、楽しみにしてください。「誰がこんなことを思いついたの!?」と驚くような事態も起きて、特捜班メンバーの関係性も大きく変わっていくのではないか、という予感も…。もしかしたら、今までにはなかったようなやりとりが出てくるかもしれません。
「特捜9」では殺人事件を背景に人間の悲しく切ない一面も描かれますが、特捜班が爽快に事件を解決していく姿からは、「明日も頑張ろう」というパワーを受け取っていただけるはずです。まだまだ大変な状況が続きますが、1週間の真ん中の水曜日に、みなさんに活力をお届けします!
▽羽田美智子コメント
私の中で、「特捜9」は普段とは別の世界でずっと存在しているような感覚です。だから撮影がない間も、どこかでつながっている感じ。振り返ると大変なことが起きるたび、井ノ原さんをはじめとする特捜班メンバーと一丸となって立ち向かった気がしています。東日本大震災のときも、渡瀬恒彦さんがお亡くなりになったときも、みんな一緒だったから乗り越えられた…。だから、新型コロナウイルスもきっと乗り越えられると信じています。
みんなで集まると、全員が全員のことを好きだと思っていることが伝わってくるんです。津田さんも吹越さんも田口さんも俳優として何十年選手ですから、現場でどうすればいいのかそのさじ加減は心得ていますし、ワイワイ言いながら、みんなで山田裕貴くんのことを息子のようにかわいがっています(笑)。そして要所、要所でイノッチが「さ、やりましょう!」という空気を醸し出してくれるんです。
「特捜9」は、それぞれのバディのパートナーシップに違いがあるところが魅力だと思います。この「season4」で関係性がどう変わっていくのかぜひ見守っていただきたいですね。刑事ドラマは事件関係者にどんなドラマがあり、どんな風に事件の真相が明らかになるかが醍醐味ですが、この作品では事件を追う刑事たちにもさらなるドラマがあって、それが毎回の事件にどのように関わっていくのかもみどころです。「season4」では私たち特捜班メンバーにもいろいろなことが起こり、いろいろなことに挑戦しますので、ご期待ください。
▽山田裕貴コメント
「特捜9」の現場で井ノ原さんをはじめとする先輩方とお会いするようになって、4年目。特捜班メンバーはそれぞれが愛情や優しさ、思いやりにあふれ、俳優としてだけでなく、人として学ぶべきところがたくさんあります。とにかくみなさん温かくて、一緒にいるとホッとしすぎてつい気がゆるんでしまうので、そのたびに「ちゃんとしなきゃ」と自分で自分に言い聞かせています。「先輩方のような大人になりたい」と思いますし、いつも支えてもらっている分、自分ももっと「特捜9」に貢献したい。そして、ほかの現場で学んだことをしっかりお見せしたいという思いも、僕の中にあります。
この作品に携わるようになって、世間の動きというものに敏感になりました。ドラマの中で描かれている事件や、その背景にある人間の憎悪や悲しみは実際の生活の中にあってもおかしくないものです。リアルな事件性や、感情描写なども注目してください。
この4年で浅輪さんと新藤の関係も変わってきました。最初、新藤は浅輪さんのことを「主任」と呼んでいたのに、気がつくと「先輩」になっていました。事件を解決した浅輪さんに対してやっかむこともなくなったし、「先輩ってそういう考えですよね」と人間性も理解できるようになり、多少は成長できている気がします。「season4」では、そんな新藤の柔らかさや、大人の考えができるようになったところも演じられたら…。できることなら、新藤の恋愛話などもあるといいな。新藤の婚約者を募集したいです(笑)!全体としてもこれまで以上に壮大な物語が展開しますので、伏線の張られ方や回収の仕方など、全話を通してお楽しみください。
■『特捜9 season4』
テレビ朝日系にて、2021年4/7(水)スタート 毎週水曜21:00〜放送