漫画家・吉田秋生氏の40周年記念プロジェクトの一環として、アニメ化される『BANANA FISH』のメインキャストが2/22、発表された。アッシュ・リンクス役は内田雄馬、奥村英二役は野島健児が務める。7月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送。Amazonプライム・ビデオで日本・海外独占配信される。

原作は、[別冊少女コミック;小学館]に1985年から94年にかけて連載された吉田氏の代表作。米ニューヨークを舞台に、並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュと、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二が出会い、友情を深めながら、ともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めていく物語。

この日、都内で開催された制作発表会にサプライズ登壇した内田サンは「原作を読ませていただき、その物語にとても魅了されました。アッシュの人生をたどってみたいと思っていたのでうれしくもありますが気が引き締まる思いです。言葉の一つひとつを丁寧に大切にしたいと思います」と意気込みを語った。

野島サンも「長い時を経ても絶大な人気を保ち続けているもはや伝説とも聞いていた作品のアニメ化という事、その責任の大きさに身が引き締まる思いです。一つひとつ丁寧に作品に寄り添い、ファンの皆さまのご期待に添いつつもアニメーションならではの魅力を出していけたらと思っています」と話した。

ほかに、アッシュとともにバナナフィッシュの謎を追うマックス・ロボ役に平田広明、アッシュの養父となるコルシカ・マフィアのボス、ディノ・ゴルツィネ役に石塚運昇が決定している。

音楽は、大沢伸一(MONDO GROSSO)が担当。「名作漫画の20年以上経てのアニメ化。 全編を通して音楽で新しい息吹を吹き込めればと思います」と張り切っている。

放送は7月よりフジテレビ系にて“ノイタミナ”枠ほかでスタート。amazonプライム・ビデオでも配信される。全話数は24話とあって、約半年にわたりアッシュと英二との絆の物語がつむぎだされる。