NHK-BSプレミアムの終戦特集として、ドラマとマンガをミックスした、新感覚のオリジナルドラマ『戦争めし』が8/11(22:30-23:29)に放送される。

主人公のモデルは、[ヤングチャンピオン烈;秋田書店]で『戦争めし』を連載中の漫画家・魚乃目三太(うおのめ・さんた)氏。魚乃目氏の作品を、番組の随所に織り交ぜながらドラマを進行させていく。

「今のにぎり寿司の大きさは、戦争による食糧難が影響していた」。その事実をひょんなことから知った、売れない漫画家・山田翔平は、“食”の視点から戦争を見つめる漫画を連載しようと決意。取材を通じて、驚きの事実やエピソードを次々と発見していく。だが、ある戦争体験者の言葉に翔平は…。

主人公の漫画家を演じるのは俳優の駿河太郎。「僕らにとっては当たり前に存在する食と、当たり前の事を奪う戦争を題材にした今回の脚本を読んだ時に、やりたいと、いや… やらせてもらえるのならやらなければいけない、と思いました。戦争というと暗いストーリーを思い描く方もいらっしゃるでしょうが、現代に繋げられる優しい作品です。僕自身も戦争を知らない世代、でもかろうじてまだ聞くことのできる世代でもあります。色あせないように伝える義務を感じました」と、コメントを寄せている。

翔平の担当編集者・井澤奈緒役で共演するのは、壇蜜。翔平行きつけの小料理屋女将役に草笛光子、戦争体験を語る吉井耕三役に田中泯、同じく前田郁夫役に車だん吉、小料理屋の常連・岩本英治役に温水洋一、翔平が取材する鰻(うなぎ)屋の店主役に江上敬子(ニッチェ)、翔平が取材するワイン醸造所工場長役に佐野岳がキャスティングされている。