NHK-BSプレミアムで、2019年2/3(日)からスタートするドラマ『盤上のアルファ〜約束の将棋〜(毎週日曜夜10:00-10:50、全4回)』が発表され、主演を玉木宏が務めることが分かった。

オレ様的な性格が災いして、花形社会部から文化部将棋担当に異動させられた新聞記者・秋葉(玉木宏)は、おまけに恋人・恵子(比嘉愛未)に結婚を迫るが断られる。踏んだり蹴ったりの秋葉が出会ったのは、プロ棋士(四段以上を指す)を目指す真田(上地雄輔)、33歳。26歳までに四段になれず年齢制限に阻まれてプロ棋士になれなかった真田は、特例である三段リーグへの編入試験を受けようとしていたのだ。

秋葉は、家賃滞納でアパートを追い出された真田に泣き落とされ、自分のマンションに同居させることになってしまう。「たかがボードゲーム」と将棋をばかにしていた秋葉だが、真田の師匠・千田(近藤正臣)と知り合うことで将棋にのめりこみ、 真田の33歳からプロ棋士を目指すという無謀な挑戦を後押しするようになっていく。それは社会部記者として挫折した自分にとってのリターンマッチでもあった。そこに少年時代、真田に将棋を教えたという借金取立人で元将棋の真剣師・林(石橋蓮司)が現われ…。

同作は、2010年に第5回小説現代長編新人賞を受賞した塩田武士の同名小説をドラマ化。[グリコ・森永事件]を圧倒的なリアリティで小説化した[罪の声]など、さまざまな作品で話題の作家・塩田武士氏のデビュー作、将棋界を舞台にした[盤上のアルファ;講談社]が原作。『盤上のアルファ〜約束の将棋〜』は、1996年度後期朝ドラ[ふたりっ子]以来、約20年ぶりにNHKが将棋界を舞台に制作するドラマ。塩田氏の小説が映像化されるのは今回が初で、復活を目指す2人の男と、彼らを愛する人たちの間で繰り広げられる、涙あり、笑いありの感動作になるといい、“有名棋士”も続々と登場する。

玉木宏は、社会部から文化部将棋担当に異動させられ、ひょんなことから将棋にのめり込む新聞記者・秋葉を演じる。

また、秋葉の恋人・恵子を比嘉愛未が、秋葉が出会うプロ棋士を志す真田を上地雄輔が、真田の師匠を近藤正臣が演じることも分かった。

玉木サンと近藤サンは連続テレビ小説[あさが来た]の親子役で共演。軽妙な掛け合いで盛り上げた“おもろい親子”を好演した息の合ったコンビの復活にも注目だ。

ほかに、野々すみ花、安井順平、堀井新太、夏子、岡まゆみ、原日出子などが出演。“有名棋士”たちも登場する予定だ。