5回目にして初めての参加でした。
すごいですね、若手俳優の品評会だと思いました。
出演している俳優たちは、2.5界隈の人だったりそうじゃなかったり。
みんな実力がある人達だと思います。
けれど、そういった人たちが数人集まればその中でまた差があるという。
こういったコンサート的なものは初めてで、それぞれ個性があるしお祭りみたいで楽しかった半面そんなシビアな面が垣間見えました。
9割は知らない曲でしたが、どれも素晴らしくて、だからこそ個性と共に実力も明らかになる瞬間でした。
これはミューファンの人が青田買い的な感じで見に行くのもうなずけます。
一度しか観ていないのでセトリではなく個別で。
人によってはちょっぴり辛口になったりしてしまうのでお許しを。
HEROくん
→韓国の方だったんですね、知りませんでした。
日本語はカタコトでしたが、さすがグループに所属していてすでにそういったステージを経験されているだけあるという感じです。
ステージ慣れというか、こなれ感のようなものがあって見ていてハラハラしない。
フットルースの曲は本人にも合っていて可愛かったです。
森田くん
→なんというか、伊礼彼方さん的な濃さを感じるお顔立ちですね、ラテン系というか(笑)
お父様はグランテールを演じられていたとか。
若いんだけど風貌が落ち着いていて、加えて長身にハッキリした顔立ちなので遠くから見てもその容姿の良さが映えました。
海外ミューが多いので、その容姿は武器になりますね。
声が良くて歌も上手だったので、これからどんどん出てくるんだろうな。
常川くん
→常川と聞くとゼラしか思い浮かばないよ〜と思っていたら、お父様がゼラでした(笑)
あの常川さんですか…なるほど。
伸びの良い歌声とキレの良いダンスで、一曲目から目立っていました。
ミュージカルコース主席も頷けます。
三浦くん
→カワイイ!お人形みたい!何この子!!!
なんか、ヨークシャーテリアとか、マメ柴とか、そういうワンコを見ているような気分になりました。
歌は正直言って、まだまだ。テニミュでも、もっと歌える人がいるってレベル。聴いていて右から左に抜けちゃいます。
でも、さすがバレエ経験者。とにかく綺麗だし、男性でこのルックスでこれだけ踊れれば相応の需要があるだろうなと。
伸び代があるのは確実なので、色々経験して頑張ってほしい!
サウンドオブミュージックの曲に合わせて「丸いもの」を歌うゲームの時に「おおやままさしせんぱい〜」ってちゃんと先輩付けてたのが可愛かった。
「ラグビーボール〜…は、丸くないな〜」とか、なんだろう、仕草もなんだけど、あざとくなかった。
ずるいなあ〜〜その若さと可愛さを存分に利用した役に恵まれると良いと思います。
法月くん
→好きな顔から好きな声が出ているとしか言いようがない。
今回恋ブロを観に行ったのは、法月君がいたから。スレイジーで初めて知って、こんな声の綺麗な俳優さんがいたのかと!
顔立ちも声も歌い方も喋り方も雰囲気も髪型も全てがドストライクで。
選曲があまり私の好きな感じじゃなかったのがちょっと残念。そこは運ですね。
ただ、彼はどうにもこうにも、色っぽすぎると思います。
「大人は何があっても動じない」と言った真志に体当たりしてからしなしなっと倒れる姿を見て、なんだこの小悪魔はと思いました。
しなやかだな〜という雰囲気なのに、声量があって「おおお!」っとなります。声量のあるハッキリした声がとにかく好きなので、かなり好みです。
トークの部分でもしっかりしていて、ちょっとお局っぽいキャラ設定なのかな?笑
可愛かったですし、他の作品でも見たいです。
味方くん
→どうにも印象に残りづらい味方君。頑張っているのは伝わってくる。
グランドホテルの時に比べたらのびのびやっていてよかった。
あの時は隣に西川君がいて大変だったと思うけど、ここでも味方君はまだまだという印象。
1からのメンバーとのことだけど、歌はどうにも今一歩。飛びぬけてうまくもないし、音程がふらつくのが聴いていて不安になる。声量はそんなに悪くないだろうけど、そこも普通。
普通、なんだよなあ。容姿も身長等含めて平均的だし。
例えば今回のキャストで言えば、HEROくんはステージ慣れ、森田君は声質の良さと初々しさ、常川君の器用さ…などなど、新メンバーも個性豊か。
個性のある俳優たちの中で、味方君の売りは何か?彼自身がそこをはっきりさせられれば良いのではないかと思う。
矢田ちゃん
→「I'll Cover You」のイントロが流れた瞬間、体に電流が走りました。
驚いている間にもう歌が始まって、このエンジェルパートを歌っているのは誰!?と思ったら矢田ちゃんで、もう、本当に、泣きそうなくらい嬉しかった。
矢田ちゃんの声は高めで特徴的な声だと思うんですけど、エンジェルに良くハマってる!素晴らしい!!!
いつかエンジェルを矢田ちゃんor法月君でコリンズを真志に演じてほしいと願っていた私にとっては夢のような出来事でした。
どうせなら真志にコリンズパート歌ってほしかった…笑
矢田ちゃんは、基本的にダンスが苦手なんだろうなって言うのは全編通してよくわかりましたし、エンジェル役はそういう面で難しいかな。
でも、IVANという悪夢がいたじゃないですかやだーということで、全然チャンスはあると思います!!ぜひ!!!RENT大好き!!
矢田ちゃんは全体的に選曲が好みだったので、特に聴いてて楽しかったです。
キンキーブーツの歌は、公演を観ていたのもあって嬉しかったし、やっぱり名曲だったので泣いてしまいました。
本人の癖なのか小手先で誤魔化しちゃう感じもちょっとあったから、一度ゆっくり歌の勉強をできる機会があったら変わりそう。
アルジャーノンで変わってくるかな。
内藤くん
→テニミュに出演されていたこと、マリウス役が決まったことや真志と仲良しなことで名前は知っていました。
歌は初めて聴きました。
もう、もう、別格すぎてびっくりしました!!!
正直、知らない曲ばかりなのと席が遠かったので、それまでどこか聞き流す感じで聴いていました。
それが、内藤君が歌った瞬間世界が変わりました。
がらんとした舞台上に豪華なセットが現れ、そこが今まさにミュージカル上演中という空間に変わったのです。
私は、ミュージカルに限らず俳優という人は「想像力を掻き立てる人」だと思っています。
今はプロジェクションマッピングなどで背景が充実しているけれど、そんなもの実際はなくていいんです。
舞台『ウーマンインブラック』の中でも言っていましたが、音響と俳優がいれば籠だって馬になるんです。
上手い俳優は、その役のこれまでの人生を限られた出番の中で想像させる。何を考えているのか、どこにいるのか、無いものが有ることになる。
嘘が本当になる。
内藤君を見て、歌を聴いて、彼はそういう役者なんだと思いました。
動きや歌の聴かせ方がどんな曲でも「ミュージカル!」って感じで、彼はそういう世界で育ってきたんだなと。
単純に歌がうまい、というのとは違う。世界観を全身で表現する力を培ってきた人なんだな。
初めて観るミュージカルというのは基本、知らない曲を聴く。それでも、こちらがストーリーを把握しようと集中して聴いている。
コンサートとなるとただその一曲を歌うだけなのでどうしても右から左になりやすいのに、内藤君が歌っている時は観劇している時と同じように「この人物は何を考えているのかどういう人生を生きてきたのか」そんなことを考えながら聴くことができた。
真志
→ステージに出てきた瞬間、真志だってすぐわかったww
と、笑えるような話でもあるけど、それだけ容姿が目立つというのは一つの個性だし才能だなと恋ブロで改めて思いました。
歌がうまいというのはもうわかっていたことなのだけど、こんなにうまかったっけ…と、その声の広がりや響きに驚いた。
中盤に登場だったから他の人との比較、という状態に自然となってしまうのだけど、内藤君同様別格でした。
歌ってくれたのは美女と野獣より「愛せぬならば」ラカージュオフォールより「 La Cage Aux Folles」
内藤君は、ミュージカル向き(井上さん系)の声質で良く通る。真志は、ハスキーで優しく甘い声。
少々通りづらいのとツンとした響きはない分、声の広がりが暖かくてまさに美女と野獣のビーストはかなりハマっていた。
曲の間に岡さんとのトークをはさみ、大河出演のことで「先生!先生!」といじられ、お付の人を三人連れてたとか、馬車で来ていたとか嘘をつかれww
岡さんがこんなに気さくな方だというのを初めて知りました(笑)
真志はでっかくてクールな表情だといかついのに、子どもみたいにコロコロ笑うのが可愛い。
緊張で身が締まる思いと言った後の沈黙に「いや、体は引き締まってないですけどww」とセルフツッコミをしたりw
軽快なトークの後、スッと二曲目に入ったのを見てその集中力にも惚れ惚れしました。
歌詞が素敵で、曲の世界観を真志がしっかり表現していた。
どちらも歌い上げ系で、まるで真志のコンサートに来たかのようでした。
その包み込むような歌声でRENTのコリンズを演じてほしいし、今のうちの若さと体格を生かしてbareのジェイソンを演じてほしいなという希望。
さすがに貫録があり、フィナーレでみんなの中心に入った時はなんだかオーラがあるなってなりました(笑)
しかし、トークの最中にも色々とあった大河出演の件には余計なことを言わないよう心掛けているのがわかって、そういうプロ意識や慎重さが素敵だと改めて実感。事務所の教育もいいんだろうな。
来年もあったら見たいな。