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新たなる日々に…




1月17日の朝を神戸で過ごした。
今年は、初めて家族4人で。


毎年のように神戸を訪ねてきたが、ひとりだとどうしてもなくしたものを数えてしまう。
親父が生きていたら、一緒にしたであろうことや、親父にしてやりたかったこと…訊きたかったこと、聞いてほしかったこと。
あれやこれや、結局、振り返るばかり。


でも。
そばに家族がいる…それだけで未来を語ることが出来る。
女房と子供達が明日へと俺の背を押して、一緒に歩んでくれる。


初めて、親父に向かって未来を語ったような気がした。
本当の意味で、俺はもう大丈夫だ…って言えたような気がした。


前夜、4人で眺めた神戸の夜景は、本当に美しかった。











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“記念日”ではなく



忘れてはならない日


あの『戦争』を実体験した人達が年々少なくなってゆく。
考えてみるまでもないことだが、自分はもちろん両親も『戦争を知らない子供達』だ。


清水で過ごした3度の夏。
広島の原爆で父方の親類の大方が亡くなっている話をすると、殆どの人は言葉を失った。
実を言えば、島根・広島の県境に住んでいると原爆投下当時の広島を知る人というのはそれほど珍しくない。
近い…というのはそういうことだ。
たとえは悪いかもしれないが、神戸に阪神大震災を実体験している人が多いのと同じことだと思う。


俺は、父方の親類が極端に少ない。
親父は飯南で生まれているが、祖父が中学生の頃までは広島の市街地に暮らしていたそうだ。
体調を崩した母親を親戚を頼って疎開させるため、中学生になったばかりの祖父が付き添って飯南を訪れたのが1945年8月5日。
翌朝、広島へ戻る途中でキノコ雲を見たという。


広島の家に残っていた父親が被災、ついに遺体もみつからなかった。
親類の殆どは広島市内に在住、残ったのはあの朝飯南にいた祖父とその母親(曾祖母にあたる人だ)、出征していた祖父の兄や従兄弟が数名、疎開していた一家族。


祖父は、父親や知人を探して直後の広島へ何度も訪れた。
除染などされたはすもないあの頃の広島の町…今でこそ二次被爆などと取り沙汰されるが、どんなに体調不良を訴えても被爆者とは認められなかった。


戦争、と口にするのは容易い。
現に、今も世界のどこかで内戦があり、テロがおこっている。
大国と呼ばれる国々は地球を何度でも滅ぼせる数の核兵器を保有する。
あの夏、人は誓ったのではなかったか…過ちは繰り返すまじ、と。
許すまじではなく、怨みを忘るべからずでもなく。
広島・長崎で劫火に焼かれ、一瞬のうちに奪われた十数万の命は、その悲劇によって戦争のたどり着く先の地獄を我々に教えてくれているのに。


憲法改正でもなんでもいい…靖国参拝もどうでもいい。
でも、頼むから『国防』の名の下に人々を争いの場へかりたてることだけはしないでほしい。


幼い俺と妹に、泣きながら空襲の話をしてくれた曾祖母。
広島の焼け野原や、被爆者の悲惨な姿を言葉少なに語った祖父。
体中を癌に冒され、痩せ細りながらも「生きてこその命だ」と笑った祖父を、俺は忘れない。


68回目の終戦の日。
戦争を知らない世代ばかりが集って盂蘭盆を迎えた今年。
年々増える小さな子供達の姿に、平和を享受出来る幸せをかみしめる夏の昼下がりだ。












イトトンボも…




これもいっちゃう?










寝不足(-"-;)




自業自得なんだけどさ





ワンダーランドなお天気サイトでさらりとしたお付き合いをしている人に、以前、小僧がに興味を示す話をしたら。


古いケータイを子供のカメラにしてるって言ってた。
そりゃいいな、ってなわけで、女房の機種変前のケータイを小僧に与えたのが、間違いのもとだったかもしれない。


俺のケータイを触りたがる…スマホはキーがないせいかまだ興味を示さないのが幸いだが、俺がケータイを操作し始めると、じーっと手元を見る。


何事も興味を持つのはいいことだし。
ケータイは小難しいことには使ってない…ブログと雲丹とfacebookだけ。
だから、油断した。


昨夜。
「貸〜し〜て〜っ」って言われてつい、渡してしまった。
facebookを表示させたまま。
あれって、一回ログインすると、ログアウトしないかぎりずーっとその状態をkeepするじゃん?
それでとくに不都合もなかったんやけど。


小僧が見事にログアウトしてくれたさ(-"-;)
いや、再ログインはカンタンなんだよ。
パスワードさえ覚えていればね。


もちろん、忘れた(爆)
しかも。
再設定用にコードが送られてくる登録メアドってやつに見覚えがない。
伏せ字にはなってるものの、今まで使ったことのないメアドなのは明白で…当然解除コードもこない。
ログイン出来ないし。


それなのにお知らせは来るんだよ。
トラブルの報告がありましたが…って、トラブルはそっちが原因だよって感じで。


まあ、小僧に触らせた俺が悪いんだろうけど…でも、ケータイが壊れたわけじゃなし。
アカウントされたメアドが正体不明って、フツー、あり得ないよな〜(ToT)


そんなわけで寝不足。
もう、マジ面倒くさい。









Confession




さて。


清水を出て一週間。
花守とも約束したし、そろそろ腹を括らないと…な。


今まで、だましだまし治療を続けてきた病気に、真正面から向き合おうと思う。
悪性リンパ腫(ホジキン)。
再発は去年。
以降、どうもすっきり寛解に至らない。


実を言うと、再発の段階で一度は諦めた。
覚悟はしてたし。
ただ、そうなるとどうしても山に帰ってきたかった。
他の場所で死ぬなんていやだったから。


でも。
山を見ると。
小さい子供達を…女房を見ると。

故郷の懐かしい顔に会えば会うほど、まだ死ねないと思う。
死にたくないと思う。


幸い化学療法の効果がまだ期待出来るレベルらしい。
しばらく治療を続け、目途がついたところで自家移植を勧められている。
自家…つまり自分の末梢血中の造血肝細胞を採取して移植する。
ドナーは必要ない。
だからGVHDの危険もなく、この病気には効果的なんだそうな。


問題は前処置から生着まで…いや、もっと先まで続く、とてつもなくハードな副作用。
自信、ないけどさ。
これは投げるわけにいかない勝負だから。


清水のおふくろに言われた。
負ける喧嘩は買うな…って。
受けた勝負には勝ってなんぼだ…って。


でも、多分。
弱音を吐くと思う。
逃げだそうとするかもしれない…そんな時。


助けてください。


花守に言われた。
病気とは独りでは闘えない。
独りになったら絶対に負ける。
助けてくれる腕を。
見守ってくれる眼差しを…絶対に拒んではいけない。


あいつほど見事に闘う自信はないけど…頑張るから。
だから、頼みます。







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