南アフリカのコロナ感染者数、減少に転じ始めたと医師会会長
2021.12.21
(CNN) 南アフリカ医師会のアンジェリーク・コーチーエ会長は20日、国内の新型コロナウイルスの感染者数が減少に転じ始めたことを明らかにした。南アは新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が初めて確認された国。
コーチーエ氏はCNNに対し、「感染者数はいくぶん峠を越え、やや減少に転じつつある。感染の震源地だったハウテン州では数が大きく減少している」と述べた。
南アの他の地域では年末休暇のため引き続き感染が拡大中だと指摘しつつも、「我々の数字を見れば、全体としては減少しつつある」との見方も示した。
ただ、陽性率は依然として30%付近に高止まりしているという。
オミクロン株による死亡率の急増は起きておらず、感染者の症状の深刻さはデルタ株に比べ「大幅に」少ないとも述べた。
患者1人あたり5916万円の国立病院も コロナ補助金「効果」に差
2021/11/4
新型コロナウイルス対策に協力する医療機関に支払われる補助金をもらった国立病院について、受け入れたコロナ患者数と補助金の関係を財務省が調べたところ、病院ごとに大きなばらつきがあることがわかった。患者1人あたりの受け取り補助金額が平均の6倍以上の病院もあり、財務省は「補助金の費用対効果の検証が必要だ」とする。
この補助金は、コロナ患者のための病床を確保したり、コロナ対応の施設整備をしたりした医療機関に国が支払うもの。財務省が10月にあった有識者会議「財政制度等審議会」に出した資料によると、2020年度に患者を受け入れた国立94病院には計947億円が支払われた。
同省が各病院の受け入れ患者数と補助金額を比べると、3病院では補助金9・4億〜14・8億円を受け取ったが、患者数は25〜36人にとどまり、患者1人あたりの補助金額が2610万〜5916万円に達していた。
1人あたり平均は944万円といい、多くの補助金を得た病院が必ずしも大勢の患者を受け入れたわけではない実態が浮かんだ。