無症状なら隔離や検査不要、南アがコロナ新方針 変異株など考慮
12/25(土) 8:33
ロイター
南アフリカ政府は24日、新型コロナウイルスの陽性者と接触しても無症状の場合は隔離や検査は不要との新方針を発表した。コロナを巡る状況を勘案し、封じ込めから緩和策への移行が妥当としている。
保健省は、無症状の接触者の隔離は必要ないが5ー7日間は経過を観察し、大勢が集まる場所は避けるべきと指摘。検査は有症状者だけとし、隔離期間は症状が軽い人で8日間、重い人は10日間とした。
家庭以外の施設での隔離は全て中止し、集団感染などを除き接触者の追跡調査も取りやめるという。
保健省幹部によると、科学者の助言による方針であり、ソーシャルディスタンスやマスク着用など既存の指針に置き換えるものではない。
保健省は新たな方針の要因として、オミクロンなど感染力の高い変異株の出現、人口の60%がワクチン接種や感染したとの推計、無症状者が多いことや診断症例が少ないことなどを挙げた。
南アではロックダウン(都市封鎖)5段階のうち現在は最も緩い規制を実施。オミクロン株の広がりで感染者は急増しているが、これまでの流行時のような患者数や死者数の増加には至っていない。
23日には2万1157人の感染者が報告され、累計感染者は337万人となった。新たな死者は75人。
マスク着用の健康への影響 虫歯、歯周病、うつ病のリスクへの懸念も
9/19(日) 7:05
NEWSポストセブン
新型コロナウイルスの予防接種が進んでも、感染者数はいまだ終息の兆しを見せない。「ワクチン接種後も換気と不織布マスクの着用を徹底すべし」というのが、おおかたの専門家の見立てだ。ウイルスの蔓延に伴い、当分は“ウィズ・マスク”生活が続くと予測されるが、命を守るためであるはずのこの行動が、知らず知らずのうちに体を蝕んでいる可能性がある。みらいクリニック院長の今井一彰さんが解説する。
「マスク着用時間の長期化により、心身に健康トラブルを抱える人が増えています。“マスクシンドローム”と総称されるその弊害は多岐にわたり、大きな問題となっています」
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今井さんが最も懸念するのは、マスクによって鼻と口元が覆われた結果、口呼吸が増えること。
「鼻呼吸であれば、鼻の奥の粘膜に生えた線毛によって、空気中のウイルスや細菌の侵入はシャットアウトされますが、口呼吸ではこうした有害物質が侵入しやすくなり、感染リスクも上がります。また、口の中に頻繁に空気が入って乾いた状態が続くことで、殺菌作用を持ち口腔を清潔に保つ役割を果たす唾液が蒸発し、虫歯や歯周病にもなりやすくなります」(今井さん)
そもそも、口は飲食に特化した器官であり、口呼吸が続くのはいわば体にとっては非常事態だ。
「口呼吸は取り込める酸素の量が少ない“浅い呼吸”になりがちです。その状態が継続すれば、脳や体に酸素が行き渡らなくなり、心身は常に緊張状態を強いられる。ストレスを感じやすくなり、うつ病リスクも上がります。実際に、普段から口呼吸をしている人は抑うつ度が高いという報告もあるほどです」(今井さん)
※女性セブン2021年9月30日・10月7日号
オミクロン株はデルタ株に比べ本質的に軽症、英当局が判断
2021年12月22日 19:57
英国政府の科学者たちは、新型コロナウイルスのオミクロン変異株に感染した患者が重症化する可能性はデルタ変異株よりも低いと結論づける見通しだ。だからと言って多数の入院患者の発生を防げるとは限らない。ニュースサイトのポリティコが情報源を明示せずに報じた。
この報道によると、英保健安全保障庁(UKHSA)はクリスマス前に、オミクロン株の深刻さに関する早期の実態データを公表し、感染しても軽症で済む人の割合が多い可能性が高いとの見方を示す。英国ではワクチンの接種を済ませていたり過去に感染していたりする人が多い上、本質的にオミクロンはデルタに比べ重症化しにくい可能性があるためだという。