皆様、明けましておめでとうございます。
2018年はヘタレでメンヘラなお姉ちゃんとサイコ弟のおねショタ風味と、苦労人メンヘラ女子とエゴイスティック厭世ヤンデレ女子の百合を出したりイヂコをリメイクしたり。
そんなわけで自分の振り返りも兼ねてせっかくだから私的な観点からのヤンデレというものについて語ってみよう。語るというほどでもないけど語ってみよう。
クソほど長いので収納しておいた、気が向いたら見てっちょ。
※ヤンデレの定義などはあくまで私の個人的なものだよ!
◎私のヤンデ歴◎
元々、少なくとも12年くらい前(高校生の頃)からヤンデレというものが好きで、『未来日記』の由乃ちゃんとか『SHUFFLE!』(アニメ)とか『Gift 〜eternal rainbow〜』にグッと来たりしてました。あと『病マナイ雨ニ病ミナガラ』を見守ったり(途中の絵師脱退とその理由で悲しくなって追わなくなりましたが……)。
そんなわけで20を越えて、フリゲ作りを始めて「ヤンデレな話を書きたい」という欲求から『創るカケラとあなたの夢』や『ミドリカ・コメディー・ビザールショー』でヒロイン(ビューネリア)や主人公(夕助)をヤンデレにしようと思ったものの、物語を優先してそれっぽく匂わせる程度と微ヤンデレにおさまるという。その後もヤンデレというものについて小難しく考えてグッとくる案が出ないでいました。ヤンデレは好きだけど書けないと何度もぼやいてた理由がこれ。
で、イヂコを公開した後で意図していなかったイヂコが「ヤンデレ」とよく言われるようになり、そこから次第に「病んだ愛情表現ないし恋愛にまつわる言動をしていればそれがヤンデレ」というシンプルな結論に至りました。もちろん病む理由や過程があるとモアベターですが必須ではない。
◎個人的なヤンデレの定義◎
「病んでいる恋愛感情(もしくは強い好意)に基づいた思考や言動をしている」
以上。
それだけ!? それだけ。病ンとデレの2つさえ満たせばバックグラウンドが見えなくてもヤンデレ。一枚のイラストにセリフか何かがあるだけでもヤンデレ。後は各個人の好みによると私は考えています。
それだけだと難なので具体例を出すと、『ひぐらしのなく頃に』ではレナの恋愛感情は狂気のトリガーではなくむしろ正気の象徴であるためヤンデレではなく、詩音の狂気は他の理由もあれど狂気のトリガーは恋心であり最後まで恋ゆえに動いていたのでヤンデレ。
◎ヤンデレのバリエーション◎
上記の広すぎる定義じゃ書ききれないかもね! 普通の子だったはずだけど三角関係から相手に嫉妬してヤンデレ化、ただの狂人だったが恋をしてヤンデレになる等々。あと
ニコニコ大百科の記事の掲示板で
>何らかの事情で主人公以外の人間を全員敵と認識せざるを得ない状況に陥ったヒロインが主人公を守るために他者を攻撃しまくっている、みたいな状況。
こういう利他的ゆえに病むというのも良いなと思ったり。私はこの具体例を知らないけれど……。
あと、ヤンデレといえばやはり一途さに惹かれる場合がほとんどなので「あなたじゃなきゃダメ」という感じがベストかもしれないですが、個人的に「本当は自分に都合が良ければ誰でもよかったはずなのに結局あなたしかいなかった」というのもまたエモい。消去法かよ!?というところもあるだろうけどそこも含めて人間くさくてエモい。
◎うちのヤンデレ2人について◎
今のところ私のキャラではっきりヤンデレと言えるのはイヂコとプチリかと。どっちも元から酷い家庭環境で狂気を悪化させていた狂人が恋愛によりヤンデレ化。
イヂコは幼稚な妄想を暴走させた夢見る夢子。空虚なポジティブ妄想で生きているため、ハヤテ以外の人間は眼中になくても世界そのものを恨んでいたりするわけではなく、むしろハヤテと結ばれ幸せな家族を成して死ぬまで共に生きることを望んでいる。基本的にメノフィリアだけど人間の体液全般に興味を示しているもよう。
プチリは虚無主義な厭世家。甘々ぶりっこな格好や口調は単なる趣味でもあり真っ暗闇の心を誤魔化し愛されたい願望を込めた飾りでもある。全てに絶望して自殺こそ美徳と考えるに至る。成長の度に孤立してはノゾミへの依存を悪化させていった。夢見がちな言動もするがロマンティックな良い気分で人生を終えたいというだけで夢見る夢子ではない。ノゾミへの感情は強い依存と利用そのものだが、それもまた歪な好意かもしれない。
……うん、世間一般に語り継がれるヤンデレとはまた違うようなそうでもないような。でもやっぱりこいつらはヤンデレだと作者は思う。
◎しめ◎
目覚めてから10年以上ですがやっぱりヤンデレは良きですよ。自分なりの結論に至ってからはより素直に強くエモく萌えられます。ヤンデレなら何でも好きってわけではないけど。
単なる狂人キャラも良いですが、狂気的に恋愛している姿や言葉は私の心をときめかせ、惹き付けて止まないのです。
これからも自由に萌えに従ってヤンデレキャラもそうじゃないキャラも自作自愛していこうかなと思います。
以上。ヤンデレ語りまくりでした〜★