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2月28日の拍手コメントへのお返事


タキギの奥様 きゃーっ教えてくださってありがとうございますΣ(゚Д゚;)!

レーコンレタス…レンコンとベーコンとレタスの化合物みたいになってましたっ(恥)

こそこそと直しました…!タキギの奥様、このことは私と奥さんの秘密でひとつよろしくねっ(手をつかむ)
きっとよ!

↑奥様ネタひっぱりすぎ


教えてくださって、ほんとにありがとうございます〜っ(>ω<)

よし、お前ら準備はいいか (2011年2月のリファラ)




やって参りました月末恒例企画・「こんなリファラ発見!」のコーナーでございます。

はじめましての方のためにちょびっと説明入れますと、エムブロ!さんが提供してくださっている機能「リファラ」なるものを利用して、この辺境サイトがどんな検索語で発掘されているのかを調査し、オモロイ検索語をみんなで共有しよう!とまぁそういう企画です。

リファラでは個人を特定したりできませんのでその辺りはご心配なく!決して個人の晒しとかじゃないんだよってことであります。

ご理解いただけると嬉しい。

では今月見つけたオモロイリファラコーナーはじまるよー!(注意事項。なちゅらるにBL話があります。気をつけられたし)


■「ワ」
…いきなり意味不明系キター!!
ワ、一文字でここに来た勇者の方、ほんと何調べようとしてたの?意味のない検索語で遊んでた?
…とりあえずあなた、暇人ですね(オイ)


■三浦しをん絶賛
…しをんさんファンのお仲間発見。うわぁ、嬉しいです。
私が知っているしをんさんがオススメされていた作品を挙げておきやしょう。
ボーイズラブ作品ですと、「千 長夜の契」岡田屋鉄蔵 「酒涙雨」ホコ
一般向け「Love Hate Love」ヤマシタトモコ 「黒薔薇アリス」水城せとな
(敬称略)このあたりはオビにお言葉寄せられてました。
他にもエッセイとかに取り上げられていた作品はいっぱいあります。もっと知りたい場合はエッセイ読むといいんじゃないでしょうか。
あ、映画は指輪物語がお好きだそうです。


■中島 レタス
…私の勘違いでなければ アンタ…中島×カツオさがしてたな!?そうだろう!わたしにはわかる!
…いや、最近 ネットで話題だったじゃないですか。サザエさんでBL
これだと思うんだ。
ヘタレ攻めの中島にオラネコ系のカツオ…あ、やばいすきかもしれない(ヤメロ)


■オススメ ファインダー
…この方に私、土下座したいと思います。
ほんっとにすみませんでしたぁぁぁ!
あ、話読めないですか?…いや、実は私 結構前に「ファインダーシリーズ」と世に呼ばれる有名BL漫画について記事書いたんですよ。 で、最後にいつものごとく「オススメ」って言葉も書いた。
…ここまで書いたらわかってくれたと思うんですが、この人は私のこの記事で引っかかってここまできちゃったんだと思うんですよね。
勿論 純粋に「カメラのファインダーでおすすめのやつないかなー」と思って。
…私のファインダーはBL漫画ですた… マジデすみません…!超土下座!スライディング土下座!フルボッコにしていいんで!ほんとすみませんっした……orz
腐っててすみません。腐女子は死んだほうがいいと思った瞬間 2011冬アワードです。
「腐った話してたら純粋な一般人が間違ってきちゃった 」
自分の罪深さを知る今日この頃。


■ゆきお どうした
…「ん?あ、うん…ちょっと今自分という生き物の醜さを感じていたんだ。気にしないでくれ。そのうち…立ち上がるんで。ほっといてくれていいよ?…でも、ありがと。勇気でた…君、優しいね……好きになりそうなんですけど」

(注:ヤラセではありません)


■豊川悦司 恋愛遍歴
…これ私に聞きます?(苦笑)
昔ヘアメイクさんと結婚して子供ができたけど離婚した、ということしか私は知らないですねーすみません。テレビあんまり観ないので噂話のたぐいには疎くて。
…ほんと、なんでこの人ここにきちゃったかな…


■歌詞が嫌いなバンド

…好きじゃなくて嫌い!…お、おう。ちょっと考えてみます。
…個人的には、なんか「自分に酔ってる?」みたいな歌詞は好きじゃないですね。
無駄に壮大なやつとか。美辞麗句が並んでるんだけど、よくよく聴くと何言いたいのかわかんないのとか好きじゃない…カナ?
まぁ、その辺は人それぞれなんで そういうのが好きな人もいますから、私はそういうのは聴かないってだけなんで。
…いや、でもあんまり歌詞を重視して音楽聴かないからなぁ。どうだろう。


■ハンター ネタバレ

ドウゾ

291 自問 mblg.tv
292 思惑 mblg.tv
293 変貌 mblg.tv
294 決壊 mblg.tv
295(感想とばしましたすみません)
296 記憶 mblg.tv
297 最期 mblg.tv
298 薔薇 mblg.tv
299 再生 mblg.tv
300 保険 mblg.tv
301 記憶 mblg.tv
302 標的 mblg.tv
303 痛み mblg.tv
304 魔法 mblg.tv
305 残念 mblg.tv
306 安堵 mblg.tv
307 喪失 mblg.tv
308 閃光 mblg.tv
309 勝負 mblg.tv
310 始動 mblg.tv

…って私すごい真面目だな ハンターに対して


■漫画を読む醍醐味

…漫画が人生に等しい私にこの質問ですか!
ほ、ほう…。醍醐味…そうですね、個人的に漫画って半端な媒体だと思うんですよ。小説ほど想像の自由がないし、アニメほど全てがお膳立てされているワケじゃない。
でもその半端さが私はすごく魅力に感じるんですよね。
「絵」と「文字」だけだからこそ、事実を客観視して映画みたいに出来事を追って描くこともできるし、キャラの内面に寄って心象風景の世界を描くこともできる。
また、アニメは複数の人が関わってつくるので、どこかちぐはくだったりもするけど漫画はひとりの人間が一貫して脚本構成美術演出するのでより「個人の頭の中でつくった世界」を正確に感じることができる気がします。
小説にもこれはいえますが、小説にはビジュアルイメージがないので細部はどうしても読者任せになるのでイメージの共有が難しいと思う。そこが小説の楽しいところでもあるんですが、それには読者側の受けるテクニックが求められるので、読者にかかる負担が大きい媒体だな、と。小説は絶対読まないってひとは漫画読まない人より多いし、そういう意味では小説は漫画より「閉じた表現」なんだと思う。
というわけで、私は漫画の半端さをとても愛していたりします。
半端な表現だからある独自の表現方法を愛している。
まぁ、私はいちばん漫画という形態がすきというだけで、どういう表現が合うかは人それぞれですし、表現に貴賎はないと思います。単純に漫画が好きなんですよね。それが醍醐味かどうかはわかりませんが、魅力と思う部分です。



■稀嶋 男
…ちげーよ!私はオンナですよぉぉぉ
ゆきお、とか名乗ってますが女の子!ぴちぴちぎゃるです(ごめん、これは嘘ですすみませんちょーしこきました)


■ピンプリ
■ネイルチップ
■恋
■ブーツ
■メール
■どこまで短いスカートはけるか

…ホラホラホラ!すごい女子力高くないですか!?
ネイルしてぇ〜かわいいブーツはいてぇ〜短いスカートはいてぇ〜恋してるコにメールしたりすんの。日曜日はダチんこにいわれてしぶしぶピンプリとったり??
ちょーうけるv
……ごめんなさい。そんなことしてません。家で漫画読んでます。爪は短いです。ピンプリなんて撮ったことねーし!スカートはミニははかないよぉぉぉ 恋してへんしな!そんな次元の人生じゃないし!ブーツはくけど「それ男女兼用?」wみたいな女子力低いやつだし メールめんどすぎて友人にいつも怒られるし…

…もうなんか死にたいんですが。私をこれ以上いじめないでくれ…orz


■夕ごはん ゲイ まんが
…あ!これもしかしてよしながふみさんの「今日なに食べた?」のことっすか!?
ご存知ない方のために説明しておきますと、「今日なに食べた?」はゲイカップルがゆるゆると生活する様子を彼らの「ごはん」にのせて描いた日常系料理漫画です。
マイノリティの難しさをちょびっと感じつつ、おいしそうな料理にお腹がへってくる。そういう漫画です。
お探しのものがこれなら幸い!


■SQ 志望
…漫画家の卵さんいらっしゃいませー!!!
うわぁ、すげえ!ガンバってくださいね!超応援してます!


■BL すぐエロ
…ちょっと君。ここ座りなさい。
なにが「すぐエロ」ですか。君は何もわかってない!
エロはたしかに大事だよ。でもなぁ、そのエロに至るまでに二人にどういう恋が芽生えたか そこが大事なんだ。
「出会って●秒で合体」AVじゃないんだからね。そういうのを求める君のような読者がだね 無駄にエロばっかのBLを増やしたのだよ。私はそういう昨今の状態を非常に危惧している!いますぐ心根を改めなさい…と言いたいところだけど、これって個人の自由ですもんねー はー 私には何も言えないわ(もう言ったくせに)


■出会い どこ
…どこにあるんでしょうねぇ。
まぁ、私はいいんですけど。


■幼馴染の彼 寿
…幼馴染の男の子が結婚しちゃうんですかね…?
もしかしてずっと幼馴染さんが好きだったとか(´;ω;`)?
…な、泣いてなんかないんだからね!ちょっと目にゴミが入っただけで…!


■KREVA似
…KREVAに似てたらこんなにモテない人間じゃないです。


■NLが苦手
…そっかぁ。NL苦手でBLとかGLとかすきなんでしょうか?
私は全部いけるクチなのでなんともいえませんが、苦手なものを見る必要はないと思いますよ。
好みって変わるものですし。
若いときはNLだめだったけど、今は好きって友人いますしね。
若いときって同性愛にどうも夢みちゃうんですよね。
「男女の恋愛は不純な感じだけど、同性愛は純粋な感じがする」とか言う方多いし。
私はそうは思わなくて、どっちかっていうと同性愛のほうがエゴイスティックな恋愛だと思うんですが、まぁそれはおいといて。
キライならキライでいいと思いますです。


■蝶々雲 続きが読みたい
…うわぁ!私もそう思いますー!!
でもきっと、続きはないだろうなー。
というのも、この「蝶々雲」をパイロットフィルム的なものにして芦原さんは「砂時計」描かれたそうなので。
だから、あえて「続き」というのなら「砂時計」がそうなんだと思います。
でも、読んでみたい気持ちすごくわかります!お仲間がいて嬉しい!


■不毛な片想い
…片想いって辛いと思うけど、よく考えたら幸せな感情だと私は思います。
本気で誰かを好きになるって、意外と難しい。
皆 本気で恋したいけど、できないから「誰か自分を好きになってくれー!」って思いながら生きているんだと思います。
だから、見返りがなくても、不毛でも誰かを「好き」だと思っている いまの気持ちを大事にして欲しいなー。
叶わなくても、恋してること自体が幸福なことなんじゃないでしょうか。
少なくとも、恋している人は素敵な人だと私は思う。


■矛盾が多い漫画
…あーうん。まぁいろいろありますが、某超有名雑誌の三大連載はどれも矛盾多いと思います。でも、それもひっくるめて巻き込んで、ひとつの世界として確立しててすごい漫画だと私は思う。
細部の完成度じゃなくて、絵と勢いとキャラがあることが万人に受ける漫画の条件なんでしょうね。


■岩内行く 秋
…いってらー…ってまた岩内か!
…いつも思うんですが、ちょっとだけ書いた単語がなぜこんなにも検索されてしまうのか…謎。
つーか岩内って何か名所とかあるの?
しかも秋って大分先だなw


■ゴリ×川田
…ぎゃぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁあぁ

…ッハァハァ、思わず絶叫してしまったじゃないか!
まさかの「ゴリラカプ!」
あなた、ホントにこれが読みたいの?ねぇ?ネタじゃないだろうなぁ…?
まじだったらほんと 勇者です。
腐死鳥(腐女子最終進化形態)認定する。
え、俺腐男子だって?じゃー神腐で。
個人的には川田×ゴリ派なんですけ…(自重)
やばい、私も腐死鳥になるとこだったぜ。
ちなみに、「桜木×流川」「飛影×蔵馬」とのご意見もいただきました。
なるほど、王道ですね。
私はどっちも逆がす…(いやごめんなさいあえていえば、っつーことです。普段は妄想しないです)


■オリビエ×爽太
…まさかの少女漫画からカプ妄想!!!
私の私的統計ですが、腐女子がくいつく漫画 少年漫画>女子向け大判漫画>アニメ>ナマモノ>青年漫画>>>>>>>>>>>少女漫画
だと思ってたからこれはマジデびっくりした!!!
すげぇ、私この発想まったくなかったです。
このカプって王子(美形)×平凡になるのかな。


■ナマモノ 配慮
…あーうん。用語がわからない方のために説明しますと、ナマモノとは三次元の実際いらっしゃる方の同人です。
ありがちな例としては某巨大アイドル事務所に所属してる気象とか、ヴィジュアル系バンドとか、某有名不良漫画の映画バージョンとかで一世を風靡しましたね。
これはほんと、やばいです。
名誉毀損とかになるんですって。
だから地中深く潜ってやってらっしゃる方が多いです。
「検索避け」は基本、できれば「パス請求制」もしくは「クイズ形式(調べてもなかなかわからないような難しいもの)」にしたほうがいいです。
あとは、そのグループ名とかはっきり書かないこと。
似ているけど別の人、みたいな感じで。当たり前だけど、写真とか載せないようにね!!


■変な薬
…変な薬ってなんだよぉぉぉって思うけど、これBL的にはテンプレですよね。
変な薬飲まされた受けが妙にエロい気分になって云々かんぬん、みたいな。
いっつも思うけど、この「変な薬」ってなんなんでしょうね。
バイアグラ?精力増強剤?



…とか書いてたらなんか長すぎた………

最後BLネタばっかりですねなんかすみません……

いや、だってそういうリファラ多かったんですゆるしてください。

ではまた来月の末にお会いしましょう!



もうすぐ春ばとん


もうすぐ春バトン



もうすぐ春ですね!


⇒やばいすごい嬉しい!ということで


●あなたの居住地では何月から春ですか?(あなたの感覚で)
⇒3月半ばくらい〜4月!
はーやく春になーれー♪(テンション大丈夫か)


●春になるとあなたの生活環境はどんなふうに変わりますか?
⇒暖房?なにそれ食べられるの(やっぱりテンション変)
元気ひゃくばい。
勇気さんばい。
テンション15倍
朝おきてさむくないー!感動(大丈夫です、変な薬はつかっておりません)


●春に着ようと準備してる服は?
⇒とりあえずこの重たいコートを脱ぐ!
そしてスニーカーを履く。
マフラーしまう。
そしてパーカーを着るんだ!新しい服まだ買ってないなぁ


●楽しみにしてる春のイベントは?
⇒ん?これは…な、ないかも…
花見とかめんどいしな。
ぽっかぽかの日差しのもと漫画読むの贅沢v


●春からスタートしようと思ってることは?
⇒え…っ
な、ない…?
新しいお話書きたいです(すげぇ無理矢理)
あ!ちょびっとだけツイッタやりたいかもしれない
…やったら笑ってください(笑)
でも向いてないんだよなぁ 基本つまんない人間だから。


●春の花といえば?
⇒桜!
王道ですが。
ソメイヨシノがものかなしい感じですきです。
クローンヨシノ…
とか書いたら、思わず脳内擬人化しそうになった(危険なテンション)


●花粉症ですか?
⇒いいえ。
アレルギーなんもなしです。幸せな人間です。


●春がつく言葉を一つあげてみてください
(例)春巻き
⇒春に桜
言葉というか、ですが好きなのであげてみた。


●名前に「春」がつく有名人を一人あげてみてください(二次元、三次元、歴史上の人物など自由に)
⇒三浦春馬さん(ありがちな回答)
春日さん(オードリーの)

…個性的な回答はなにひとつ浮かばない。



ありがとうございました!


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「モテキ」久保ミツロウ レビュー




今日ご紹介する漫画はドラマ化したので漫画は読んだことないけどご存知、という方も多いのでは、と思う「モテキ」です。





この無駄に長大化する昨今の漫画業界にあって全4巻というコンパクトさが非常に見事。

私は「モテキ」の作者の久保さんはマガジン時代から知ってて、「モテキ」がドラマになる、という情報が入る前から「モテキ」というのをイブニングで久保さんが描いているというのは知っていたんですが …手に取るに至るまでは結構葛藤がありまして「久保さんの漫画は結構すきだけど地味男が急にモテだす話とかありえなすぎてちょいちょいムカツきそうだな」とずっと敬遠していて。

でも、ある日いきつけの古本屋に行ったら全巻あるし今日半額だし600円くらいで買えるなら読むかぁって感じで手に取ったんですが、読み終わって「私モテキ超勘違いしてたぁぁぁぁ」って思いました。

非モテ男の主人公・藤本に突如モテキ来る!というのはその通りなんですが、まー彼の染み付いたモテねぇ習性といいますか卑屈な根性が邪魔をして確かにモテている、いままで彼にくいつかなかった女子が最初のワンアクション「藤本君遊ぼう」みたいなのはしてくれるし起こるんですが、その後のフラグが全っ然立たない。

「こんなかわいい子が俺を好きになるはずない」ってすぐ卑屈になるし、
ちょっといいことあると調子には乗るんだけど、ちょっと「NO」ぽいことを女子側にされると「もう無理だ 二度とこんなことしませんごめんなさい」みたいな感じで自信喪失する。

モテキであっても女子のほうから土下座して「お願い藤本くん 私とヤってくださいセックスしてやってくださいおねがいしますぅぅぅ」とはならないんですね(笑)ともすればエロ漫画みたいになりがちな「モテキ来る」という設定ですが、モテキってそんな都合のいいギャルゲみたいなのではなくて、普段は守備範囲に入れてくれないような高めのオンナから「恋愛対象としてみてもらえる」とまぁその程度のものなのでした。

そっから先は個人の努力と実力!っつーことです。
男性が読むとこの辺耳が痛いんじゃないかな(笑)「俺のアレってもしかしてモテキだった…?」とか思うこともあるかも。

しかしながら私はオンナなので、「モテキ」で一番おもしろい!と思ったのは「モテキ」の藤本が出会う3人の女子像。

「いるいるこんな子!」と思え、かつ「そうか、こういう子はこんな風に考えて恋愛すんだ」と非常に興味深かった。

ちょっと個人的な分析混じりで語ってみますと

■中柴いつか

「フジくんみたいに女からなんかしてくれるの待ち受けてるようじゃ一生彼女できないよ クラゲってさ 目が見えないから足の触覚にエサが触れてこないと食事できないんだよ 自分から動けないんだよ まるでフジくんみたいっ」

…藤本の2年来の友人。男ばっか仕事の照明助手をしている。地味顔女子力低し。
女子同士つるむ輪の中にはおらず、オンナを意識されずに男子の輪の中にひょこっとひとりいる小さい女、というポジショニング。
22歳処女。
藤本とは「童貞処女同士つきあっちまえ」と周りから囃し立てられたこともあるが、そうされればされるほど「友情」が無駄に育ってしまい、漫画の貸し借りをするなどシュミ友の側面強し。
一緒にいて気をつかわないし、お互い非モテ系だしで藤本としては「いつか頼めばいつかちゃんならヤラせてくれんじゃねーか」とぼんやり思っていた。
しかし!蓋を開けてみて驚き。
さすが22歳まで守り抜いた処女だけあって「やっぱ無理」「フジくんは男としてみられない」と鉄壁ぶりを発揮。

彼女を見ていて思ったのは、「自分は低めの非モテの女だ」って自覚は大いにあるし、「高望みはイカン」とちゃんとわかってるんだけど、結局「ここで妥協しろ」というところにきたときに「…でもやっぱ私は無理 好きになってくれるひとじゃなくてちゃんとすきになった人としたい」って方に転がっちゃうところがすっげぇリアルだなーと。

モテる女子よりモテない女子の方が恋愛やセックスに対して夢見がちってことですね。いつかちゃんもそういう典型的な「夢見がち」です。本人は無自覚ですが(笑)むしろ「自分はちゃんとわかってる」と思ってる。でも結局割り切って自分と同じくらいの市場価値の男を好きになれないのは夢見てるってことなんだよなぁ。


■土井亜紀
「今までの男は私に勝手に期待して勝手に失望して必ず男のほうから別れようって言われてきたわ。そして自分が自信持てる女に落ち着く 私だって自信ないよ?言わなきゃ気づかないの?」

…藤本の派遣先の会社の同僚。
会社では眼鏡かけたジミ系で将来おつぼね?な仕事デキ系だったので藤本的にはあまり興味ないというかむしろ苦手だったのだが、ひょんなことから一緒に夏フェスに行くことになり、そこにやってきた土井亜紀は明るく快活な典型的な「健康系美少女」だったので藤本はビックリ&トキメキ。
ちょいちょい「この子もしかして俺のこと好き!?」と思わせる態度をとるので藤本はかなり本気なのだが、卑屈な精神が邪魔をして土井亜紀の「シグナル」に毎度ハンパなことしか出来ない。
土井のほうは土井のほうで、蓋を開ければ美少女ってことでモテない女ではないのですが、その「モテなくはなかった」人生ゆえ、自分からハッキリとしたアプローチを決してしたがらない。
「女がシグナル出して、男はそれ受け取ったら自分から言う」っていうパターンでしか人と付き合ったことがない。
それなりに自分に自信がある男相手ならこのワザってすごい有効なんだと思うのですが、なにせ藤本は卑屈童貞系なので土井の「告白してこいよアピール」にもすごい疑心暗鬼になっている。
個人的に土井ちゃんは3人で唯一「ちゃんと藤本が好きな女」だと思います。
いつかちゃんも、後述する夏樹先輩も藤本のこと好きじゃないですが、土井ちゃんだけは彼のことが好きと思う。
土井ちゃんってすごく女っぽい。
それは「セクシー」とかそういうセックスアピール的なとこじゃなくて、「古きよき的」意味で。
愛情深いんだけど、芯の部分はちょっと冷めてて、だけど男にはどっか引っ張るて欲しい、リードして欲しいって思ってる。つい自分でいろいろ世話焼きすぎたりしちゃいながら(笑)
もしかすると、恋愛に関しては器用貧乏かもしれない。
個人的には「いい女だな」って思う子です。


■小宮山夏樹
「あんまり考えるの好きじゃないし ノリでテキトーに嘘ついたりもする 理想も決めないし 好きな人も一人って決めないし 好きじゃない人と寝たりもするよ 自分の思ってもいないほうに進む人生が好きなの」

ホントの意味で「モテる女」ってこういう子のことを言うんだよなぁ…!って思う。
夏樹はきっと女子全員から嫌われて、男子全員から好かれる。
夏樹と藤本は高校時代の先輩後輩。
藤本にとっては「ずっとずっと 心のどこかに引っかかって忘れられなかった人」
彼女の台詞から汲み取れるように、夏樹は「考えるの好きじゃない」「ノリで動く」「何にも縛られたくない」極めつけに、「自分の思ってない方に進む人生が好き」の悪女要件オールクリアの「魔性の女」です。
彼女の言葉を幾つか紐解いてみると、彼女は誰も好きになったり心を持ってかれたりしたことはない。
ただ、「こうなるだろう」という未来の予想を少しずつ裏切る道をときどき曲がるのがすきなだけ。
そういう「彼女にとっての曲がり道」になる男に夏樹はくっついてく。でも、曲がったからって一生その道をいくつもりなんじゃなくて、またどっかで曲がってまた違う道をいかないと気がすまない人。
要するに、彼女の思考の道筋は「●●になるんだろうな」って未来の予想があって、そこから逃げ出したい、はみ出したいっていうのが原理。
それが彼女の言う「自分の思い通りにならない人生」なんです。
でも、よくよく考えると彼女が結局「曲がる・曲がらない」を決めているので結局は彼女の思い通りなんですけど。

奔放で、自由で 綺麗で…とにかく男子にとってたまらない魅力のある女なんですが、夏樹はほんと危険な人間です。
端で見るには楽しそうだけど、絶対身内とかにはなりたくないしなれない。
コミナタさんのインタビューでモテキの特集が組まれていたときにコミナタ編集長の方が夏樹の生き方を引き合いに出して「普通の人は普段の生活が思い通りにならないことばっかだから 思い通りになる人生を望むけど、ほんとにモテる人間は思い通りにならないのがいいって言う。なぜなら、いつも思い通りになっちゃってるから」という旨の発言をされていて、「その通りだな」って思った。
夏樹は端から見てもすごい恵まれてる人間で、普通の人が「チクショウ、一回でいいからこういう人と入れ替わってみたいぜ」って思うような感じなんだけど、彼女には彼女の「空疎」がある、という。
でも、彼女はそういうことを人に評価されたり分析されたりするのが最高にキライ。
「勝手に考えて想像しないでよ 私にだって私のこと全部わかんないんだから」ってそんな感じ。
きっと頭よりからだで考えるタイプなんだろうなー。
そしてそれは本当にモテる人の重要な要件です。人の恋路をあれこれ想像したり分析しちゃうような奴は100パーセントモテない!(断言)なんで断言できるんだって?そりゃーこんな語る私がモテないからですよ(笑)


「モテキ」を読んで、他の人がどう思うのか私にはわかりかねますが、女子の私がこれを読んで男子に感じて欲しいのは「男は受身じゃだめゼッタイ!」ってことです。

女子には「男の子もがんばってんだなーたたかってんだな」ってことを感じてもらって、さらに「こんな女いるあるある」してもらったら最高に楽しいんじゃないかと。

男女で感想が大きく変わる漫画なので、是非身の回りの異性と感想交換してもらいたいと思います。

男も女も…人間っておもしろい。恋愛ってしんどくって奥深い。

「モテキ」を読み終えて私はそんなふうに思いました。

あなたにもきっとくる「モテキ」に備えて全4巻ぜひ読んでみてくださいませ。おずずめ!



漫画連想ばとん


【漫画連想バトン】

各言葉から連想されるマンガを答えるバトン
作者名もわかればご一緒に。



・バスケ
⇒いっぱいあるんですが
永遠のバイブル井上雄彦さんの「スラムダンク」、現在進行形ジャンプのバスケ漫画なら藤巻忠俊さんの「黒子のバスケ」、マガジン系バスケ漫画なら日向武史さんの「あひるの空」、西山優里子さんの「ハーレムビート」、八神ひろきさんの「DEAR BOYS」、瀬尾公治さんの「CROSS OVER」
少女漫画でバスケでてくるやつ…は、惣領冬実さんの「ボーイフレンド」とかほんとちょびっとだけど椎名あゆみさんの「ベイビィ☆LOVE」とか懐かしいなぁー


・テニス
⇒皆さんが浮かべる王道は許斐剛さんの「テニスの王子様」かなぁ、と。
私が思い付くのは浦沢直樹さんの「HAPPY!」とか古い作品なら「エースをねらえ!」ってところでしょうか。ほかにもあると思いますが、あんまり見かけないですよね。


・雪
⇒うーん…(´・ω・`)
少女漫画は基本的に雪のシーンきれいですよね。
河原和音さんの「先生!」は舞台が札幌ということもあって雪が印象的なシーンが多かったきがします。受験前後とか…
あ、微妙にズレますが佐々木倫子さんの「動物のお医者さん」では雪ネタ絡めたギャグ多かった!
大雪を掻き分けてケモノミチをつくる菱沼さん、とかなぜか犬ぞりレースをすることになる話とか。


・風
⇒う…うーん…
椎名軽穂さんの「君に届け」はとても「風」の印象が強いです。
あの作品っていろんな季節を描いてはいるんですが、主人公ふたりのイメージ季節が私の中で「春」なせいか、すごく緑とピンクな印象がある。
あとは本島幸久さんの競馬漫画「風のシルフィード」は風がキーワードだったので印象つよいですね。
矢沢あいさんの「マリンブルーの風に抱かれて」もそうかなぁ。


・片目
⇒最近 尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」でゾロが片目になっちまったのでその印象がとてもつよいです。
詳しくは知らないですが「戦国BA●ARA」の伊達政宗も片目でしたっけ?銀魂(空知英秋さん)のきゅうちゃんもそうでしたね。元ネタの柳生十兵衛が片目だったか片目にして修業してたかしてたってエピソードありましたもんね。

…今更ですが作家名書くのつかれる(;´Д`)


・料理
⇒元祖料理ものはうえやまとちさん「クッキングパパ」、花咲アキラさんの「美味しんぼ」かなぁ。
個人的に思い入れある料理ものは小川悦司さんの「中華一番!」でしょうか。橋口たかしさんの「やきたてジャパン!」寺沢大介さんの「将太の寿司」にも思い入れがある。
基本的に料理バトルものがすきらしい。
料理といえば料理ものの水城せとなさんの「失恋ショコラティエ」最近注目高まっていてうれしい!
余談ですが高橋留美子さんは作品に料理絡ませるのうまいなーって思います。


・ラブレター
⇒一番最初に思い付いたのはジョージ朝倉さんの「恋文日和」ラブレターから始まるいくつもの連作短編作品。
さっき答えた作品とまた被るんですが、河原和音さんの「先生!」のしょっぱながラブレターを入れ間違える、ってエピソードだったので先生!もラブレターが印象な作品としてわたしの中に記憶されている。
またラブレターか、と言われたらすごく難しいんですが吉田秋生さんの「BANANAFISH」のラストにある「手紙」シーンは漫画史に残る名シーンだとおもう。あれは泣きました。大号泣。


・寮生活
⇒中条比紗也さんの「花ざかりの君たちへ」は王道な寮ものですけどすきです*かわいーなぁ。
作者名わすれてしまったんですが、「ここはグリーンウッド」は寮ものの王道かなぁと。
寮ものではないですが寮がでてくるものは中村明日美子さんの「Jの総て」が印象的。あ、青木琴美さんの「僕の初恋を君にささぐ」も寮生活が結構描かれてましたね。


・ふたご
⇒ふるいですが「ミラクルガールズ秋元奈美さんの名作!こういう姉妹愛すきです。
あだち充さんの「タッチ」とか、吉住渉さんの「ミントな僕ら」、すごい心をもってかれたのを今だに覚えている小花美穂さんの「パートナー」
田村由美さんの「BA●ARA」、渡瀬悠宇さんの「妖しのセレス」、由貴香織里さんの「天使禁猟区」、樹なつみさんの「獣王星」も双子でてきますね。
ちょっとズレますが、さいとうちほさん(少女革命ウテナとかを描かれている方)は多分双子すきと見た!
CLAMPさんも双子っぽい「対」のキャラを随所に出しますよね。白モコナ黒モコナとか、マルとモロとか
もっとありますが、このあたりにしときます


・芸能界
⇒小花美穂さんの「こどものおもちゃ」が真っ先に思い付きました。
あとは吉住渉さんの「ハンサムな彼女」
最近の作品だったら芸能界というより音楽ものですが青木琴美さんの「カノジョは嘘を愛しすぎてる」、矢沢あいさんの「NANA」はすごくすきです。
読んだことないのですが、「きらりん☆レボリューション」も芸能界ものらしいですね。
あ!あらいきよこさんの「エンジェルリップ」も芸能界ですね。
ジョージ朝倉さんの「溺れるナイフ」も芸能界が主じゃないですが出てくるのを思い出しました。
これは心臓もってかれる作品です。


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