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『私の男』

▼あらすじ
10歳で孤児となった少女・花。
彼女を引き取ることになった遠縁の男・淳悟。
孤独だったふたりは、北海道紋別の田舎町で寄り添うように暮らしていた。
6年後。
冬のオホーツク海、流水の上で殺人事件が起こる。
暗い北の海から逃げるように出ていく淳悟と花は、互いに深い喪失と、ふたりだけの濃厚な秘密を抱えていた…。
(出典元:Amazon


・推しカプでこれのパロを見たときに元ネタはどんなのか気になってたのを何年か越しに
・創作世界における近親姦は大好きだし一次創作でも二次創作でも兄弟姉妹あるいは父息子はまだしも父娘はあんまり見ないので最高だった
・花と淳吾がなぜお互いを求めたのかは正直あまり理解が及ばなかったのでいつか原作も読んでみたい
・浅野忠信と二階堂ふみの絡みは無邪気な戯れで、罪悪感なんてなさそうに見えてそれがとても好き
・無邪気な戯れのシーンで血が滴り落ちるのグロくて良い
・ただ大塩さんの件は残念でしたね
・あそこから歯車が狂ってしまった感(もう既に狂ってたような気もする)
・東京まで追いかけてきた刑事さんは全然悪くないんだけど花と淳悟の視点で見てしまうので悪にしか見えなかったな
・面白かったけど東京出てきてからがちょっと好みと外れてしまったかなあ

『彼女がその名を知らない鳥たち』

▼あらすじ
15歳年上の陣治(阿部サダヲ)と暮らしながらも、8年前に別れた男・黒崎(竹野内 豊)のことが忘れられずにいる女・十和子(蒼井 優)。 不潔で下品な陣治に嫌悪感を抱きながらも、彼の少ない稼ぎに頼って、働きもせずに怠惰な毎日を過ごしていた。 ある日、十和子はどこか黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島(松坂桃李)と出会う。 彼と不倫の情事に溺れる十和子は、黒崎が行方不明であることを知る。どれほど罵倒されても「十和子のためなら何でもできる! 」と言い続ける陣治が自分を尾行していることを知った十和子は、 黒崎の失踪に陣治が関与していると疑い、水島にも危険が及ぶのではないかと怯えはじめるが―。
(出典元:Amazon


・前半濡れ場(ぬるいけど)が多くてAV見てんのか?という気持ちになりつつも後半物語が動き始めると一気に引き込まれた
・登場人物がどいつもこいつもクズばっかりで黒崎はまじでコイツ殺したろかって思うレベル(作中で殺されてますが)あまりにクズ。お前に人の心はないのか?
・水島は軽薄で薄っぺらい人間だったけど松坂桃李の顔の良さと黒崎の非道さと比較してそれほどでもないのでは?と思ってしまった。だがしかしクズには変わりはない
・十和子はメンヘラで貞操観念薄いし、陣治は汚いけど唯一の良心だった😭😭😭
・物語はどんでん返しを迎えるんだけどめっちゃ上手いな〜と思った。途中まで陣治がとても怪しい。わたしはWikipediaと感想レビューでネタバレしながら見てたけど。でもそれは関係なく面白かった
・陣治はどこまでも十和子に対して誠実で頑なに嘘は吐かない。陣治が黒崎を殺したって思い込んでたとき自分がした(土の中に埋めた)ことは伝えたけど自分が黒崎を殺したと嘘は吐かなかったし、十和子が思い出したときには否定せずに「そうや」って肯定を返して、あんまりにも誠実で愛情深い
・でもただ一つだけ。陣治が十和子に語った真実は、作業着を洗っていると十和子が起きだしてきて何も覚えてない様子だった→眠ってる十和子のピアスを外しながら「一生思い出さへんでくれますように」と願った、って流れだったけど、最期の陣治の走馬灯では、血まみれの作業着姿で十和子の耳からピアスを外す→陣治が作業着を洗っているところに十和子が顔を出す、っていう流れだったのが気になる
・ピアスを外す流れが逆になっているの、語りだから順序逆になってしまっただけかなとも思ったけど、「思い出さへんでくれ」っていうのは忘れてることを知ってる人間じゃないと使わないのでは。陣治が願ったのは「一生思い出さへんでくれ」じゃなく「どうかこのまま忘れてくれ」じゃないのか?
・そう考えれば陣治にもほんの少しだけでもエゴがあったように見えて、どこまでも愛情深く誠実で十和子に対して無償の愛を捧げる陣治に、一気に人間臭さを感じるようになる
・まあほんの少し、とは言いつつそもそも十和子に生きろって言うこと自体陣治のエゴなんだよなあと思わなくもないけど。時折描写されるあの咳は単純に病を患ってると捉えたらいいのかな。そうすると将来的に迎えるだろう死をただ待つよりも、十和子に生きる道を選ばせるために死を選んだのかなあ
・回想の中の陣治は白いシャツにネクタイを締めていることもありとても清潔そうな身なりをしていて、現在軸の姿とはかなり違う。監督のインタビュー記事読んだらそれについても触れられてた。十和子の汚いことを吸いとってあげてるって言ってて成る程な〜ってなった
・あとめっちゃどうでもいい話なんですが蒼井優の喘ぎ声めっちゃかわいかった。普段の声のトーンと全然違ってて釘宮さんみたいな声だななどと思いました

『DESTINY鎌倉ものがたり』

▼あらすじ
DESTINY=運命とは?
鎌倉に暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに嫁いだ
年若い妻・亜紀子(高畑充希)はその生活に驚くばかり。
道を歩けば、魔物や幽霊、妖怪や仏様、死神(安藤サクラ)までも現れるのだ。
どうやらここ鎌倉は、人と人ならざるものたちが仲良く暮らす街らしい。
本業の小説執筆に加え、鎌倉署の捜査にも協力する夫・正和は、
その上、鉄道模型収集やら熱帯魚飼育やら多趣味でもあり忙しい。
そんな一色家には、実年齢130歳? の家政婦・キン(中村玉緒)、腐れ縁の編集担当・本田(堤真一)、果ては貧乏神(田中泯)が居座るなど個性豊かな面々が次々に現れ騒がしい日々。
亜紀子の理想とはちょっと違うけれど、楽しい新婚生活が始まった。(以下略)
(出典元:Amazon


・今回も堺さんを目当てに見ました
・魔物と共存する世界。そういう世界観だって納得したら楽しいし正和と亜紀子の夫婦関係はかわいかった〜〜
・家政婦のキンさん、殺人事件の捜査、正和の父親の話、貧乏神にとり憑かれる、編集本田の家庭の話、黄泉の国と思った以上にいろんなストーリーがあって二時間飽きることもなく次はどんなことが起きるのかって楽しく見れた。なんなら前知識あんまりなかったので開始早々納戸開けるシーンで黄泉の国に行くのかなって思いました(ちがいました)
・ただ黄泉の国に行ってからはちょっと駆け足だったかなあ。ちょっと短くないですか?テンポがいいとも言えるけど
・一番好きなシーンは貧乏神のエピソードかな〜。亜紀子のお人好しっぷりと正和への愛情と。「あなたとなら貧乏でもいい」ってそれどんな殺し文句〜〜あ〜〜好き〜〜😭😭😭
・あのシーンの正和は「お前は貧乏神のことを知らないからそう思えるんだ」って顔してたけどそんなこと言ってくれる亜紀子に愛しさしか感じないじゃん??え、もう亜紀子本当にかわいい
・魂抜け出たあと正和に言い出せなかったところも正和の邪魔をしたくない、本当に自分のこと愛してくれてるのか分からない、自分の死を受け入れたくない、いろんなものがごちゃ混ぜになっちゃったのかなあ
・あの夫婦末永く幸せであってくれ

『その夜の侍』

▼あらすじ
小さな鉄工所を営む中村健一(堺雅人)は五年前のひき逃げ事件で最愛の妻を亡くして以来、深い喪失感と共に虚無的な日々を過ごしている。その頃、刑期を終え出所したばかりのひき逃げ犯・木島宏(山田孝之)の元には、"復讐決行日"までをカウントダウンする匿名の脅迫状が届くようになる。二人の男と、取り巻く周囲の者たちそれぞれが抱える孤独、葛藤、願い。そして妻の五回目の命日の夜、二人は遂に対峙する。二人の魂がぶつかり合うなか、中村が木島へと向けた刃は意外なものだった。中村の想いとは・・・。
(出典元:Amazon


・堺さん目当てに前々から見たいと思ってた映画
・はじめつまらないかな〜と思ってたけど、クライマックスに向けてどんどん面白くなっていった
・堺さん演じる健一は全編通して冴えないというか、開始早々亡き妻のメッセージを繰り返し再生しながらプリン食いまくって、お見合い相手の川村と会ったときすら妻の話を振られてはじめて饒舌に喋りだすし、しかも妻のブラジャーをポケットに詰めていて、もう狂気的というか、ああ壊れてしまってるんだなあって印象
・山田孝之の木島はとんでもなく加害が似合ってた。ていうか自分がボコボコにした相手をチャリの荷台に乗せて二人乗りするっておかしいよな??ねえそれ今どんな気持ち??
・シーンとんで、「平凡でいたい」って言った小林(綾野剛)に対する青木(新井浩文)の「平凡は地道に築き上げていくもの」っていう言葉が重くて、それまでの健一にお見合いを勧めたり川村にバイト代払ってまで健一に付き合ってもらったりのシーンが意味を持つなと思った。青木が小林に対して語気を荒くしたシーンにしても、健一を前に進ませようとしてた青木は別に久子のことを忘れたわけでも蔑ろにしてたわけでもなく今を生きる人間として必死に平凡を築き上げていこうとしてたんだなって思わせる
・クライマックスで健一と木島が対峙するシーン、最初はエッと思ったけどあとから単なる殺し合いにならなくてあのクライマックスで良かったなって思った
・木島は本当にただのクズか? 人を轢いておきながら救護義務を果たさず逃げたのは間違いなくクズだけど一歩間違えれば誰にでも振りかかってくる事象だと身に染みる。もちろん免許持ってる人間としては絶対轢き逃げはしないけど。はじめを間違って、そこからはもう落ちていくばかりで一線を越えることに躊躇いがなくなっていく。それまで矛先を向けていたのに急に「飽きた」て言ってふっと静かになるのが幼い子供のようですらあった
・クライマックスを越えて、道路を歩く健一が車に乗った川村に声をかけられて、川村に「おでかけですか?」って尋ねるのすら、たぶん木島と対峙する前ならできなかったことなんだろうなあと思って、健一にとってはあのクライマックスはとても大事なものだったんだなあ
・ラストシーン、プリンを塗りたくって最後にふっと笑う瞬間の健一は堺さんだった。堺さんの笑顔かわいいなっていうのと、健一もようやく過去から解放されたのかなって二重の感想

『雪の華』

▼あらすじ
余命を宣告された美雪(中条あやみ)の夢は2つ――1つは両親が出会った〈約束の地〉フィンランドでオーロラをみること。
そしてもう1つは、人生で初めての恋をすること。ある日、ひったくりにあった美雪はガラス工芸家をめざす青年・悠輔(登坂広臣)に助けられる。
悠輔が男手ひとつで兄弟を育てていること、そして働く店が危機になっていると知った美雪は、
「私が出します、100万円。その代わり1ヶ月、私の恋人になってください」と、期間限定の恋を持ちかけて――。
かけがえのない出会いが、美雪に一生分の勇気をあたえて、悠輔の人生を鮮やかに彩っていく。
東京と<約束の地>フィンランドを舞台に描かれる、一生に一度、運命の恋。
(出典元:Amazon


・臣くん見たさにレンタルしてきました
・この世界で一番自分が不幸だっていうモノローグから始まるのつまんないな〜〜〜〜
・クリスマスツリーを運ぶ登坂広臣の図はとてもおもしろい
・想像以上に観るのがるつらいが画面はきれいなので頑張って見たいところ……
・なんかこう……ストーリー展開のために繰り広げられる会話と人間模様が無理やりすぎでは……??
・これは……純愛か……??些細なきっかけで好きになられた愛の重いストーカーに付け入る隙を与えてしまっただけでは……??
・えっこわ…よくもまともに知りもしない不審な女の手作りハンバーガー食べれるな……
・わたしはいったい何を見ているんだ????そのうち『来る』みたいにホラーになるんか……???
・あと一時間超を残してそろそろ見るのがつらくなってきた……
・退屈には変わりないけど一時間を超えたらようやくラブロマンスの体裁を取り始めてきました
・現実的なことを考え始めるとフィンランドへの旅費は誰持ちなんだろうとか考えてしまうので正気を失いたい
・登坂広臣と中条あやみの恋人関係は徐々にほほえましく見えてきます
・これから治療を始めるのに貯金をはたいて旅行に行ってその後の入院費はどうするんだろうかとか医者が赤の他人に患者の個人情報ペラペラしゃべんなとか諸々考え始めたら本当に見てられないのでいったんすべて忘れます
・衝動的にフィンランドへ中条あやみを追いかける臣くんタクシーがないのでヒッチハイクするけど凍死しません???大丈夫????
・臣くんがんばぇ〜〜〜〜(真顔)
・あ〜〜〜〜やっぱりオーロラ見れるねそうだね〜〜〜〜
・ひたすらにこの世の綺麗なところだけを集めた映画でした
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なつき
7月6日生まれの社会人♀
倫理観の欠如したオタクのためたまによくない発言をします
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