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夕陽が背中を押してくる

卒論やんなきゃなあ。テーマのひとつに自己表出が絡んでいるんだけれど、自己表出とか自己開示、自己実現とか、そのへんの文献を読んでいると余計な考え事ばかりしてしまって全然集中できない。


自己表出絡みで前々からちょっと思っていたことがあるんです。SNSとか、こういうBlogとかを介してインターネット上で発言することについてね。ちょっとでもネガティブな発言とかあると、構ってちゃんだのメンヘラだの、すぐ言う人がいるじゃないですか。で、そういう人に対して、嫌なら見なければいいだけ、とか言う人もいるじゃないですか、あのやりとりが、なんかなあって。いいたいことはわからなくもないんですけどね。

わたしは、インターネットとかSNSでのネガティブな発言って、誰かに気づいて欲しかったり構って欲しかったりって気持ちからってだけじゃないと思っていて。もちろんそういう場合もあるだろうし、それに確かにたくさんの人の目に晒されてしまうことになるから、時と場合によってはまずいときもあるのかもしれないけれど。
でも、普段の生活があまりにも息苦しくて、どこで誰に吐き出していいのかわからないから、吐け口として使うことだってあるんじゃないのかな。SNSとかって、オープンだけど互いに気後れしないで知らんぷりできるじゃないですか。内輪なようでグローバルというか、解放感もあって、みたいな。だから、あえてネット上を選んでるって可能性もゼロじゃないと思うんだよなあ。みんなに呼びかけているように見せかけて、ある特定の誰か一人に伝えることも、その逆もできると思う。独り言に見せかけて世間とか周りに訴えることもできると思う。本当にただの独り言なのかもしれないけれど、そうじゃなくてなにかのサインかもしれなくて、それがその人にとっての精一杯の自己表出だったりすることもあるかもしれないよ。
かといって可視化された発言にばかり食いつくのも、うーんって感じだけどねえ。目に見えるものばかり気にして、表面的になってしまうのはとてもつまらないもんね。興味本位で首突っ込んでみたり心配しているふりをしたりするのなんて、誰のためにもならないし、それは優しさとはちょっと違うような気がする。

何が言いたかったのかというと、SNSにはカタルシス効果があるんじゃないかなあってことです。ネガティブな感情や発言だけじゃなくてポジティブで明るいものについても。ただ、なんにせよリアルな世界とネットの世界の住み分けというか、バランスとか距離感をその人なりにうまくとることも大事だなあって思います。うまくいえないけどそんなかんじ!

「OFF THE RECORD」

12月です。信じられないくらい時間の流れが早い。早すぎるよ。


先日、STOMACHACHE.さんの個展「OFF THE RECORD」に行きました。STOMACHACHE.さんはわたしがZINEとかに興味を持ったきっかけの人でもあって、1番好きなイラストレーター・クリエイターといっても過言ではないくらいすき。だいすき。と言いつつも、今まで1度も展示に行けたことがなくて。今回、念願叶ってようやくって感じでした。

着いてみたらそこは噂通り、まさに"秘密基地"のようなところで、足を踏み入れた瞬間からもうわくわくがとまりません。平面に描かれたイラストだけじゃなくて、立体の作品なんかもたくさんあってねえ、もう興奮ですよ。どれもこれもSTOMACHACHE.ワールド全開というか(そりゃそうなんだけど)、かわいいんだけどかわいらしいわけではなくて、むしろかっこよくて、ちょこっとへんてこなものだったり、あたたかくてほっこりするようなものだったりがたくさんあってね、んーー、2人が作り出す空間が本当にすてきでした。たまらないね。

全体的な印象というか、雰囲気とかそういうのも素敵だったけど、やっぱり何より原画を見られたことが本当にうれしかったなあ。印刷されたものっていうのは、やっぱりコンプされているから線もきれいで整えられているけど、原画はもっとあたたかみがあるというかなんというか、人間味が感じられるというか、うまく言えないなあ、でも本当に大好きだから、ものすんごく感激した。念願のZINEも、Tシャツも買えたし、もう、本当にとってもとってもしあわせでした。緊張して声なんてかけられなかったけど、STOMACHACHE.さんの作品がやっぱりすきだなあ、と改めて感じられた時間でした。




イラストをかいたり、何かを制作するのは結構好きだったりする。でも、自信がないどころか、得意じゃないし下手だし、満足のいくものに仕上げられた経験なんてほとんどなくって。人の手で作られたものってその人らしさが出るよねえ。隠したくても出ちゃう、隠せっこない。そもそも隠そうとする必要なんてないのかもしれないし、そこがおもしろいんだろうけど。
だからこそ、なのかもしれないけれど、出来上がったものが自分では満足できるものじゃなかったとしても、それを見ていいじゃんって言ってくれる人がいてくれるとすごくうれしいなあって。なんだか自分を受け入れてもらえたような気分になる。大袈裟かなあ。笑

ついでにこの間ライブした時のこと。ライブ自体は楽しかったんだけど、個人的には精一杯やった割にかなりぼろぼろだったんです。それでもライブが終わってから、私が何をしたいのか、もがいていることに気づいてくれていた人がいたんですよねえ。なんかそれだけで救われた気分になったんです。本当にうれしかった。
究極の理想は、それをみんなに伝えてみたかったけど、それってきっとものすごく難しいことで、だからね、力不足で伝わらなくても、ほんの何人かにでも、「ああ、あいつきっとあんなことやりたいんだろうな」って、それだけでも伝わったんだってことが本当にうれしかった。コピバンだったけど、でも、わたしは自分のバンドをやっていないから、自分がステージに立てるのはコピバンでのライブが全てだからねえ、笑う人もいるかもしれないけど現実はそれだからなあ。
そう思ったら、やっぱりバンドやりたいな、やりたかったなあって気持ちも出てきてしまいました。同じ土俵に立ってみたかったなあ、試してみたかったなあ、とか、いろいろ思うことはあります。なんてね。まあ、後から言うのは簡単ですからねえ、なんとでも言えてしまいますから。

表現力が乏しくても、自分の感性は大切にしたいなあ。そんでもって、大切にするだけじゃなくて磨いていくことでそれが自分になじんでくるというか、自信をもつってことにもつながってくるんじゃないかなあなんて思ったりもします。

さてさて、もう寝よう。
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