俳優・木村拓哉が、武器を持たず丸腰で警護対象者を護る“ボディーガード”役に初挑戦するテレビ朝日系木曜ドラマ『BG〜身辺警護人〜』。すでに発表されている江口洋介、石田ゆり子、上川隆也らに加えて、新たな出演情報が公開された。
同ドラマは、脚本家・井上由美子氏による完全オリジナルストーリー。木村サンが演じるのは、かつては敏腕のボディーガードだったが、6年前のある出来事がきっかけでその職を辞し、工事現場の警備員になっていた男・島崎章。ボディーガードの世界からは姿を消していた章が、自社の“身辺警護課”新設を機に第一線に復帰し、そこで出会う仲間たちとともにみずからを再生させていく過程を、鮮烈に、そしてリアルに描いていく。共に警護対象者を護る仲間には、斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗、上川隆也が顔をそろえる。
そんな章が務める民間の警備会社・日ノ出警備保障の社長・今関重信(いまぜき・しげのぶ)を演じるのは永島敏行。章の息子・瞬(しゅん)役には、[PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜;'12/フジテレビ]でも木村サンと共演した田中奏生(かなう)が決定。今作で演じるのは思春期を迎えた中学生で、父である章との間に若干の距離がある設定になっている。
章たち民間の“身辺警護課=ボディーガード”と対極にいるのが、公的組織である警視庁警備部警護課の“SP(セキュリティーポリス)”。武器を持たず、丸腰で警護対象者を護るボディーガードに対し、拳銃なども装備して任務につくSPたちはどこか冷ややかな目を向けている。
そんなSPたちをまとめる警視庁警備部警護課の係長・氷川修(ひかわ・おさむ)を宇梶剛士が、そしてその部下・清田春孝(きよた・はるたか)を阿部進之介が演じる。
さらに、章が6年前まで警護に付いていたプロサッカー選手の河野純也(こうの・じゅんや)役には満島真之介が決定。6年前、純也と章の間に起きた出来事も、物語の大きな鍵になる。
第1話には、章たち身辺警護課の最初の依頼主=警護対象者となるサスケフーズ会長・大久保佐助(おおくぼ・さすけ)役で伊武雅刀、厚生労働大臣・立原愛子(石田ゆり子)と懇意にしている雑誌記者・犬飼悟(いぬかい・さとる)役を勝地涼が演じる。
◎第1話あらすじ
極寒の路面補修工事現場。警備員・島崎章(木村拓哉)が勤務する現場に、1台の黒塗りの車が通りかかる。助手席には黒っぽいスーツを着た男・落合義明(江口洋介)、そして後部座席にはサングラス姿の立原愛子(石田ゆり子)が座っていた。
記者たちに追われ、急を要する気配を察した章が抜け道を指示すると、急発進した車はコーンを飛ばして疾走。その様子を章はただ見送る。残された記者の中には、週刊「時論」の記者・犬飼悟(勝地涼)の姿も…。
その翌日、章は日ノ出警備保障の社長・今関重信(永島敏行)に呼ばれ、本社へ。そこで身辺警護課の新設とそこへの着任を打診される。数年前、とある出来事をきっかけにボディーガードの世界から身を引いていた章は、一度はその打診を固辞するが、今関の強い希望で受け入れることに…。
高梨雅也(斎藤工)、菅沼まゆ(菜々緒)、沢口正太郎(間宮祥太朗)、そして村田五郎(上川達也)といった、各部署から集められたメンバーと共に“新人ボディーガード”として身辺警護課に着任した章は、厳しい訓練を終え、ついに初の任務に就く。
依頼人は隅田川で開催されるマラソン大会のスポンサーである会社会長の大久保佐助(伊武雅刀)。当日、大会に出席する際の警護が任務の内容だった。
その頃、厚生労働大臣の愛子は“元ファン代表”を名乗る人物から脅迫状を受け取っていた。「退陣なくば、死の号砲が鳴る」という文面に警視庁SPの落合は、スターターとしての参加が予定されているマラソン大会への出席を取りやめるよう進言。しかし愛子は、脅迫に屈することはしない、と参加への決意を新たにする。
「立原大臣の脅迫事件に巻き込まれるのは御免」と、執拗に警備を強化するよう迫る大久保。しかし章と高梨の間で、警備に対する考え方に食い違いが生じる。そんな中、ついにマラソン大会の日を迎えることに…。
『BG〜身辺警護人〜』は2018年1/18(木)より毎週木曜日21時〜テレビ朝日系24局ネットにて放送。