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(5/14解禁・2019年8/25より開幕)のにっき。い43

俳優の磯村勇斗が8/25より上演される舞台『プレイハウス』で主演し、ミュージカルに初挑戦することになった。

同公演は、自身の劇団・月刊[根本宗子]の旗揚げから10周年を迎える根本宗子が作・演出を手掛けるパルコとの初タッグ作。同作は気鋭の劇作家である29歳の根本氏と、強烈な個性を持つ女性アイドルグループ・GANG PARADEがタッグを組んだ作品。引っ込み思案だった風俗嬢・ミキと、幼少期から人からちやほやされることしか経験せずに育った歌舞伎町一のホスト・一ノ瀬聖夜の人生が歌舞伎町で交差する時、ミキは人生最大の嘘をつくことになる、というあらすじだ。舞台初出演となる主演のGANG PARADEは全員、風俗嬢役を演じるほか、劇中ではGANG PARADEの楽曲が使用されるという。

今回発表されたのは磯村勇斗。歌舞伎町の歓楽街を舞台に、さまざまな人間関係が交錯するストーリーで、ミュージカル初出演となる磯村君はNO.1カリスマホスト・一ノ瀬聖夜役を演じる。さらに栗原類、鳥越裕貴、富川一人(はえぎわ)、ブルー&スカイ、猫背椿(大人計画)の出演も判明。

公演は8/25から9/1まで東京・東京芸術劇場プレイハウスで行われ、チケットの一般販売は6/22 10:00からスタートする。


▽GANG PARADEコメント
初めての舞台作品に挑戦します。しかも私たちの楽曲を使ったミュージカルということで、今はまだ想像もつかないのですが、とにかく楽しみです!根本さんの舞台は圧倒的な台詞の力と、思いもよらない展開が面白く、私たちがちゃんとその中に入っていけるのか不安もありますが、根本さんや演技経験豊富な出演者の皆さんに教えていただきながら、全力で頑張ります。
いつもとは違う曲のアレンジや振付、そしてお芝居で、ライブとはまた違う私たちを見てもらえると思います。私たちの初舞台を劇場で見届けていただけたら嬉しいです。

▽磯村勇斗コメント
自分にとっては初となる根本宗子さん脚本・演出のオリジナルミュージカル。しかもお相手は個性豊かなGANG PARADEのみなさん。想像もつかないステージで、今から胸踊る気持ちでいっぱいです。ですが、新たな挑戦の場でもあると感じています。彼女たちとの共演でどんな化学反応が起きるのか新たに創り出される世界に、好奇心の血が波打っています。これから稽古に入りますが、皆様にこの溢れる想いが届くようぶつかって参ります。

▽根本宗子コメント
今回初パルコ・プロデュースで夏にお祭りのような企画をというお話をいただいて、何がやりたいかと考えた時にまず浮かんだのが、私が以前からファンで追いかけていた「GANG PARADE」の楽曲でミュージカルをやりたい!でした。ギャンパレは楽曲の良さはもちろんのこと、メンバーの入れ替えなどグループ自体が持っているドラマやパフォーマンスのエモーショナルさが魅力だと思います。彼女たちのエモさと私が書く世界観のエモさが重なって、今までにない作品が生まれるのではないかとワクワクしています。
出演には主演の磯村さんをはじめ、舞台・映像で活躍する、いつかご一緒したいと思っていた方たちが集まってくれました。演劇としては初舞台のギャンパレを俳優としてお迎えし普段合わさることがない、演技経験豊富かつ個性的なキャストが一緒になることで何が起こるのかも楽しみにしていただけたらと思います。
演劇を普段あまり観ない方、ギャンパレファンの皆さんも、演劇ファンの皆さんも、また、エンターテイメントに携わる皆さんも、アイドルと演劇の組み合わせでこんなことができるんだというのを観に来てください。
きっと全く新しい芸術が皆さんの中の感じたことのない快楽の扉を開くことになると思います。

P.S.ギャンパレの皆さんには、全員、風俗嬢を演じていただきます。ファンの皆様、先に謝っておきます、ごめんなさい。


■PARCOプロデュース『プレイハウス』
2019年8/25(日)〜9/1(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
作・演出:根本宗子
出演:GANG PARADE(カミヤサキ、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ユイ・ガ・ドクソン、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ハルナ・バッ・チーン、月ノウサギ、ナルハワールド)/磯村勇斗/栗原類、鳥越裕貴、富川一人、ブルー&スカイ、猫背椿

(5/20解禁・2019年6/29より開幕)のにっき。と54

ミュージカル『少女革命ウテナ〜深く綻ぶ黒薔薇の〜』より、第2弾キャストが発表された。

追加キャストとして、御影ゼミを主宰する天才・御影草時役に徳山秀典、御影と共に行動している謎の少年・千唾馬宮役にこんどうようぢ、樹璃の幼馴染である高槻枝織役に朝倉ふゆな、アンシーの兄で鳳学園の理事長代行を務める鳳暁生役に吉岡佑が決定した。また前作に引き続き、影絵少女役を熊田愛里が務める。

アニメ[少女革命ウテナ]を原作とした本作は、昨年2018年に上演された[少女革命ウテナ〜白き薔薇のつぼみ〜]に続く新作となる。出演者には既報の通り、天上ウテナ役の能條愛未、姫宮アンシー役の山内優花、西園寺莢一役の吉澤翼、有栖川樹璃役の立道梨緒奈、薫幹役の樋口裕太、桐生七実役の鈴木亜里紗、篠原若葉役の竹内夢が名を連ねた。

劇中では、ウテナの知人や友人たちが心の闇を解放されることでデュエリストとなりウテナと決闘を繰り広げる<黒薔薇編>のエピソードが展開。スーパーバイザーはアニメ版を手がけた幾原邦彦、脚本・演出は吉谷光太郎が担当する。公演は6/29から7/7まで東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて。チケットのオフィシャル最速先行は5/21 23:59まで受付中だ。


■ミュージカル『少女革命ウテナ〜深く綻ぶ黒薔薇の〜』
日程:2019年6/29(土)〜7/7(日)全10公演
劇場:東京・シアターGロッソ
料金:8800円(全席指定)

□スタッフ
原作:ビーパパス
スーパーバイザー:幾原邦彦
脚本・演出:吉谷光太郎
主催:ミュージカル「少女革命ウテナ」製作委員会
企画・製作:エグジットチューンズ、ポニーキャニオン
制作:ポリゴンマジック

□キャスト
天上ウテナ:能條愛未
姫宮アンシー:山内優花
西園寺莢一:吉澤翼
有栖川樹璃:立道梨緒奈
薫幹:樋口裕太
桐生七実:鈴木亜里紗
篠原若葉:竹内夢
高槻枝織:朝倉ふゆな
千唾馬宮:こんどうようぢ
影絵少女:熊田愛里
鳳暁生役:吉岡佑
御影草時:徳山秀典
ほか

(4/13解禁・2019年11月より開幕)のにっき。す476

俳優の菅田将暉が、11月から東京・新国立劇場で上演される舞台『カリギュラ』に主演することが決定した。日本演劇界を代表する演出家の栗山民也氏とタッグを組み、世界的名作に挑む。刺激的で危険な美しさに満ちた作品が栗山氏と菅田君の初タッグでどのような世界が描かれるのかー。

幾度となく世間に衝撃を与えている、あのアルベール・カミュ作の『カリギュラ』は、暴君として知られるローマ帝国第3代皇帝カリギュラを題材にした作品。“不条理の哲学”で知られる20世紀のフランス文学界を代表するアルベール・カミュ自身が、[異邦人]および[シーシュポスの神話]と共に、“不条理三部作”と位置づけた傑作戯曲のひとつだ。1980年には映画化もされ、あまりに過激な内容で「カリギュラ効果」(禁止されるほどかえってやってみたくなる心理現象のこと)という言葉まで生み出した。


◎あらすじ
ローマ帝国の若き皇帝カリギュラは、愛し合った妹が急死した日に宮殿から姿を消し、その3日後に戻ってきた。そして、その日を境にそれまで非の打ち所のなかった皇帝は豹変し、貴族平民問わず、何らかの財産を持つものを区別なく殺し、その財産を没収するという驚くべき宣言を出す。しかし、それはほんの序章でしかなかった。

それから3年間、繰り返される残虐非道な行為。親、子供を殺された者、妻を辱められた者、プライドを傷つけられた貴族たちの怒りはカリギュラを殺害することへ向かい、クーデターが計画される。自らの命の危険を知っても止まることなく、更なる暴走を続けるカリギュラだったが――。


▽菅田将暉コメント
あの『カリギュラ』に手を出すということで震えています。もちろん良い意味で。どこまで何が出来るかはわかりませんが、身も心もさらけ出し、少しコントロールして、絶対的なカリギュラを作り上げたいなと思います。自分なりの、一つ生き様を。宜しくお願いします。


またあわせて、作品の世界観をイメージした力強い赤、そしてカリギュラの“虚無感”漂う表情がとても印象的なビジュアルも到着した。

なお、チケットは夏ごろ一般発売がスタートする。


舞台『カリギュラ』は11月・12月上演。(東京公演:新国立劇場 中劇場※地方公演あり)

(3/5解禁・2019年7/11より開幕)のにっき。むだ

劇作家・演出家・映画監督・俳優と多彩な顔を持つ赤堀雅秋が作・演出を手掛ける、舞台『美しく青く』が、7/11から東京・渋谷のBunkamura シアターコクーン、8/1から大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。

シアターコクーンとのタッグは今回で4作目となる赤堀雅秋が作、演出を手掛ける同作は、仮設住宅を舞台に、普通の青年の愚鈍で実直に生きる姿を中心に、市井の人々の日常の中の絶望と希望を描いた作品。

震災で両親と弟を失い、生活のために原発で働く主人公・立花哲也役に向井理がキャスティング。哲也の同僚で元ヤクザだという西健二郎役を、2018年[プルートゥ PLUTO][ハングマン]に出演した大東駿介、哲也と恋に落ちる風俗嬢・杉田美咲役を赤堀作品では映画[葛城事件]に出演した、向井君とは舞台[髑髏城の七人]以来2度目の共演となる田中麗奈、哲也と美咲の隣に住む無職の若林春樹役を赤堀雅秋、春樹の妻・聖子役を秋山菜津子、役人の土井秀樹役を大倉孝二(ナイロン100℃)、哲也の向かいに住む老人・鈴木博役を平田満、都会からボランティアにやって来た若者・山田隆役を森優作、同じく田辺真紀役を横山由依(AKB48)、自治会長・望月行雄役を福田転球、美咲の母・正美役を銀粉蝶、美咲の兄・治役を駒木根隆介がそれぞれ演じる。

公演は7/11から7/28まで東京・Bunkamura シアターコクーン、8/1から8/3まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。東京公演のチケットの一般販売は5/19 10:00から開始。大阪公演については後日発表される。


■舞台『美しく青く』ストーリー

原発の町。震災で両親と弟を失った立花哲也(向井理)は、盛んになってきている原発再稼働反対運動をわき目に、悲しみを押し殺し、日々生活のために原発で働いていた。浅い知識でサッカーを語ったり、大して面白くもない テレビドラマを心待ちにしながら、元ヤクザだという同僚の西健二郎(大東駿介)と、なんとはない日常を過ごしている。

ある日、哲也はなけなしの金で行った風俗店で風俗嬢・杉田美咲(田中麗奈)と出会い、恋に落ちる。美咲は哲也の暮らす仮設住宅に転がり込み、風俗を辞めて工場で地道に働くようになった。町にごまんといるような凡庸な二人は、それでも懸命に生活し、懸命に愛し合う。

二人の家の隣には無職の若林春樹(赤堀雅秋)とその妻・若林聖子(秋山菜津子)が暮らしている。聖子からは、ことあるごとに難癖をつけられ、その度に哲也は平身低頭で謝り続ける。役人の土井秀樹(大倉孝二)が仲裁に入るが、関係はさらにこじれていく。

向かいに住む鈴木博(平田満)という老人は、煮物の余りをおすそ分けしてやるなど、何かと哲也と美咲に優しく接していたが、都会に住んでいる息子からの同居の誘いは、頑なに拒否し続けている。

都会からボランティアでやって来た若者の山田隆(森優作)と田辺真紀(横山由依)は、自治会長の望月行雄(福田転球)の指示のもと必死に活動し、仮設住宅の住人ともコミュニケーションを取ろうとする。しかし、その行動や理念にどこかチープさが透けて見える。

やがて哲也は美咲との結婚を望むようになるが、美咲は拒み続ける。哲也は強引に美咲の母・杉田正美(銀粉蝶)に会いに行くが、美咲は幼いころから母を嫌っており、さらには、美咲の兄・杉田治(駒木根隆介)は原発反対の運動に参加しているため、原発で働く哲也を認める訳にはいかなかった。

その後、鈴木老人の提案で、哲也と美咲の結婚式を仮設住宅の広場でとり行うことになる。


▽向井理コメント
・オファーが来た時の感想
今まで個人的に赤堀さんの演出する舞台は何度も拝見していました。
一見どこにでもいるような人々や、その生活を生々しく描くことで、自分とは何かを見つめるような世界に、いつしか自分も染まってみたいと思っていたので、オファーを頂いて嬉しい反面、その世界を創らなければいけない責任も感じます。

・赤堀雅秋の印象
舞台の上では大胆不敵、物語を揺さぶる存在ですが、実際の赤堀さんは作品同様、繊細で緻密な印象です。

・意気込み
念願の赤堀ワールド初参加です。今回もとある市井の人々を描いてはいますが、「生きる」ということの面倒くささや、汚い部分、きれいごとだけではない人間性も表現されると思います。
しかし、それは避けては通れない。
それを目の当たりにした人にしか見られない何かを見つけてもらえる作品にしたいと思います。

▽赤堀雅秋コメント
・現時点での構想
特に新たな試みをしようとは思っていません。凡庸な庶民の生活を凡庸にスケッチする。
ただ今まではどちらかというと近視眼的に描いてきたスケッチを、今回は『美しく青く』と自分らしくないタイトルをつけたように、
もう少し俯瞰で描けたらなと。より冷徹な目線で『現実』というものを浮き彫りに出来たらなと思います。
それが希望の物語となるか、破綻の物語になるか、正直今のところはわかりません。
諸行無常の儚さ、忘れ去られる恐ろしさ、その地続きにいる我々、空や海はいつでも美しく青く、そういう現実を描きたいです。

・向井理の印象
実直な方なのだろうなという印象。色々な思いはマグマのように内に秘めていたとしても、それを漏らさず、呑み込みながら遂行するイメージ。きちんと地に足つけて生きているイメージ。

・意気込み
シアターコクーンでまたチマチマした演劇をやります。
チマチマした演劇をシアターコクーンでやることに意義を感じます。
それが僕の仕事です。という意思表明です。
『美しく青く』
それは畏怖の念でもあり、祈りでもあります。

(2/22解禁・2019年7/31より開幕)のにっき。ふ102

村上春樹原作の舞台『神の子どもたちはみな踊る after the quake』が、7/31から東京・よみうり大手町ホールで上演される。

日本初上演となる同作は、阪神・淡路大震災をテーマにした村上春樹の短編小説集[神の子どもたちはみな踊る]から[かえるくん、東京を救う][蜂蜜パイ]を舞台化するもの。地震そのものではなく、地震のニュースを見た人々の心の中で起こったことを描く。

2005年には、同作から[かえるくん、東京を救う][蜂蜜パイ]の2つを取り上げてフランク・ギャラティの脚本により、アメリカで舞台化されている。本作の上演は蜷川幸雄と村上の作品がコラボレートする[Ninagawa ×Murakami]の第2弾として構想されていたが、蜷川氏の逝去により中断していた。2014年に蜷川氏が演出したカズオ・イシグロ原作の舞台[わたしを離さないで]の脚本を手掛けた倉持裕が演出を後任することになり、今回の上演に至った。

主人公で作家の淳平役に古川雄輝、淳平の大学時代からの友人・小夜子役に松井玲奈、物語の鍵を握る「かえるくん」役に木場勝己、冴えないサラリーマン片桐役と淳平の友人で小夜子の元夫・高槻役に川口覚がキャスティング。演出は倉持裕が担当する。

公演は7/31から8/16にかけて東京・よみうり大手町ホールで行われるほか、愛知、兵庫での公演も実施される。東京公演のチケット一般販売は5/11にスタートする予定だ。


▽演出・倉持裕コメント
村上春樹さんの小説は十代の頃から読み始め、新刊が出るのが最も待ち遠しい作家でした。俯瞰した視点、ふとしたきっかけに異世界に深く潜っていく展開など、作劇する上で多大なる影響を受けました。今回の芝居の原作「神の子どもたちはみな踊る」は、短編集の中で最も好きな作品です。戯曲は、モノローグを駆使することによって、過去と現在、現実と虚構を行き来しながら展開します。それらの継ぎ目をなだらかにつなげて、一枚の絵として演出したいと考えています。キャストには素晴らしい俳優が揃いました。古川雄輝さんとは、主演された「イニシュマン島のビリー」を拝見して以来、いつかご一緒したいと思っていました。静かに、強い信念を崩さないムードが役に合っています。松井玲奈さんは非常に知的な印象で、インテリな役のイメージにぴったりです。何度もご一緒している川口覚さんは、誠実な男も軽薄な男もどちらも似合う俳優です。木場勝己さんは、シアターコクーン「8月の家族たち」が印象的でした。ファンタジックなキャラクター「かえるくん」を、毅然と、楽しんで演じて頂けたら、と期待しています。

▽古川雄輝コメント
村上春樹さん原作の作品に主演させて頂き、大変光栄です。沢山いらっしゃる原作ファンの皆様の期待にも応えられるように努力したいと思います。台本をいただいた時に、村上春樹さんならではの世界観を持った物語だと感じました。初めてご一緒させていただく倉持さんのもと稽古を通して、淳平の心情を繊細に表現できるように、役者として少しでも成長できるように頑張りたいと思います。また初共演の松井玲奈さんとのお芝居も楽しみです。淳平と小夜子の距離感をリアルに演じたいです。先輩の木場勝己さん川口覚さんからは、たくさんのことを吸収できるよう勉強させて頂きます。映像では味わえない、お客様の前で生でお芝居をするライブ感を楽しみにしながら、稽古に励みたいと思います。

▽松井玲奈コメント
村上さんの作品に深く触れていきたい、と思っていた時にこの舞台のお話があり、なんというタイミングだろうとびっくりしました。震災をテーマにした作品はいつだってやるべき時にあるのだなと、感じずにはいられない作品です。私が演じる小夜子という役には、原作には書かれていない、彼女の複雑な心情があるなと思っています。言葉にできない感覚的な思いというのは、女性が心の中に留めがちなものだと思うので、自分なりにどう表現できるのか挑戦だと感じています。今回始めて演出を受ける倉持さん自身もこの作品をどう表現するのか思考を巡らせていらっしゃったので、頭の中のプランがどんな風に形になっていくのかが今からとても楽しみです。初共演の古川雄輝さんも、小夜子と沙羅の二人に優しく寄り添い見守ってくださると思います。

▽川口覚コメント
村上春樹さんの作品を役者として探究できる事に感謝と興奮しています。
倉持さんの演出を受けるのは3度目になります。
倉持さんとの作品作りは、楽しかったり苦悩したり、その都度、自分にとって必要な事を必ず気付かせてくれる贅沢な時間です。
細胞を鋭敏にし、倉持さんのイメージを体現できるよう、共演者の方々、全スタッフの皆様と共に邁進して参りたいと思います。

▽木場勝己コメント
村上春樹さん原作の舞台、「海辺のカフカ」のパリ公演本番中になります。
その村上さんの作品、「神の子どもたちはみな踊る」に再び出演することになりました。私の役は、「ナカタさん」から「かえるくん」に変わります。この二つの役に共通しているのは、数奇な運命と成し遂げなければならない使命であります。もう何も考えません。今回初めてになる演出の倉持裕さんに、すべてをお任せしようと思っています。


■『神の子どもたちはみな踊る after the quake』
2019年7/31〜8/16
東京都 よみうり大手町ホール
ほか愛知、兵庫公演あり。
原作:村上春樹
脚本:フランク・ギャラティ
演出:倉持裕
出演:古川雄輝、松井玲奈、川口覚、木場勝己 ほか
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