WKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁選手が8/9、神奈川・ぴあアリーナMMで開催された『RIZIN.22』で、シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・植山征紀選手と対戦し、3-0で判定勝ち。『RIZIN』2戦目で初勝利を挙げた。

3分3ラウンドを戦い抜いた江幡選手は、勝利者インタビューで「皆さん、本当に応援ありがとうございました!『RIZIN』で復活戦をさせていただき、本当にありがとうございました!」と高らかにあいさつした。

江幡サンと双子の兄・睦サンは、先月7月18日に亡くなった俳優の三浦春馬さんとは、小学校時代からの幼なじみで親友だった。昨年大みそかの[RIZIN.20]では、RISE世界フェザー級王者・那須川天心との試合に江幡兄弟と春馬さんの3人で入場した。1回TKO負けしたものの「3人で見た景色は忘れられない」と心に刻まれていた。

「皆さん、ご存知の方もいると思いますが、7月18日、試合間近でした。小さい頃から夢を語ってきた親友が亡くなりました」と切り出すと「本当に辛くて、つらくて、目の前が見えないくらい、つらくて…」と声を振り絞った。

それでも前を向くと「だけど、僕は格闘家です、ファイターです。なので僕の生き様は、このリングでしか見せることしかできません。これからもどんなにつらいことがあっても、このリングでメッセージを送り続けます」と言葉に力を込め、喝采を浴びた。