こんばん…は。


どうも、このブログを書いているひとゆきおです…


(コソコソ)


おひさしぶりでもないですけど…いろいろ嘘つきをしたのでなかなか登場しがたい気持ちになっている私です←


二日くらい前に、「明日は少女漫画の紹介をしたいなー」とかホザキましたが、蓋をあけてみればなにも更新せず…orz


いや、実はですね私この二日ほど風邪で寝込んでまして…熱は38度を超し、なのに土日で病院は開いておらずで…


いまも咳が止まらないのですが…頑張ってこれをかいております…って言えたらよかったんですけど御免なさい。


大嘘です。


まったく風邪などひかずピンシャンとしております。


え?じゃあなにしてたんだって?


…ペルソナ3してましたの(文字を微妙に小さくするというズルを行う私)


あぁぁぁ御免なさい!殴らないでください!


ゲームってこんな楽しいものなんですね。


時間をバキュームされますね。


さっきまで6時だったのに、もう深夜の2時?みたいな。


お蔭?で風呂に入るのも忘れかけましたよ。


そんなワケでブログをさぼってたんですの。


それなのに、私が活動休止中(あら、なにこの言葉。なんとなくアーチストみたい)だった間にこのブログにやってきてくださった皆様、購読までしてくださったお方。ほんとうにありがとうございます。


心を入れ替え、心頭滅却しつつ頑張ります。


というわけでレビューです〜


今日ご紹介するのはこの一冊。


「読経しちゃうぞ!」です。






別の世界で書いておりますエッセイブログで私、聖職者がだーいすきだ、というお話をしたんですがこのお話はベーコンでレタスではないんですがタイトルどおり、聖職者の皆様が主人公!


主な登場人物は全部で三名。


神主の息子の恭太郎、住職の息子の孝仁、牧師の息子の工(たくみ)


そう!神主坊主牧師の三大聖職者が全員総登場しているのでございます!


この本に私が出会ったのはうらぶれたわが地元の本屋(失礼)だったのですが、そのストレートかつパンチの効いたタイトルにくいついた私が「なになに坊主の話か!?」と思って手に取ると、表紙に神主・牧師と思しき人物がかかれていたときの感動は筆舌に尽くせぬ感じでした。


あやうく「おおおお!!」とる●剣ばりの叫びをあげるところでしたわ。


一も二もなく購入し、家に持ち帰ったのは言うまでもない感じで。



では、いまさらですがあらすじです(苦笑)


■あらすじ■

神主の息子の恭太郎、住職の息子の孝仁、牧師の息子の工(たくみ)は高校時代の同級生で、大人になった今も交流が続く親友同士。

彼らは宗教は違えど、同じ悩みを持つ同士なのだ。

宗教法人の跡取り息子の抱える悩み…それは
・休みが定まらない
・最初から嫁前提の付き合いで重い
・繁忙期の忙しさが尋常じゃない
→よって女子が寄り付かない

そんな悩みを抱えつつある年の正月を迎えた恭太郎。
恒例の昼の奉納は父がしてくれるし、やっとできたばかりの彼女と寺に初詣…と思っていたらおおみそかの夜に父がまさかのぎっくり腰!

父の代打として昼の奉納をまかされるハメになった恭太郎だが、彼女との初詣を断るわけにはいかない…!

親友二人の助けを借りてなんとかダブルブッキングを切り抜けようとするのだが…?


宗教法人ジュニアが巻き起こすドタバタコメディー。


■レビュー■

今作は前述した三人の主人公の誰かに毎度スポットが当たって、そのキャラを中心にお話が語られる、という感じの流れになっていて、このあらすじでは神主の恭太郎中心ですが、「金曜日は悪魔祓い」「子羊の召すまま」では牧師の工が、「読経しちゃうぞ」では住職の孝仁にスポットが当たっています。


宗教は違うけど、宗教法人ジュニア同士、という特別な立場におかれたものにしかわからない悩みが共有されているせいか、この三人は本当に仲がよくて、それぞれ個性は違うのですが(神主の恭太郎は暗いと思われがちのプチ天然で雨男、住職の孝仁は生真面目そうにみえて意外と惚れっぽい、牧師の工は牧師のくせにかなりのホラー好きでトラブルメイカー)互いに互いのことは尊重していて、何かあれば手伝ったり、付き合ってトラブルを解決したりということを自然にしている。


女子の友達づきあいというのはお互いに好きなことが被っていたりしないとなかなか成り立たないものですが、男の子同士だとこの三人のように「お互いの趣味につきあいあう」関係性というのも成り立つことがあるみたいで、女子の私としてはなんとなく眩しく感じるものがあります。


…とかいろいろ考察しつつ男子の友情に目を細める私ですが、そんな読み方しなくても、三人が巻き起こすドタバタ劇にケラケラ笑いながら読むだけで楽しめる作品です。


個人的に好きなキャラはやっぱり雨男でどうにも暗く見られがちの神主・恭太郎でしょうか。


一見目立たないタイプなのですが、雨男なだけでなく、神主のくせにノー霊感(笑)だとか、いろんなものを持っている男です。


他にもたくさん引き出しがありそうなところに惹かれます(笑)


ちなみに、今作は「さんすくみ」とタイトルを変えて連載化されてまして、現在1巻が刊行中。


聖職者の皆さんの知られざる?日常と哀しき悩みの一端が御馬鹿なコメディーとともに垣間見れます「読経しちゃうぞ!」、「さんすくみ」とあわせてぜひどうぞ〜*