10/15スタートのTBS日曜劇場『陸王』の追加キャストとして、上白石萌音、和田正人、佐野岳の出演が発表された。
「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一が、年々需要が先細る足袋事業の窮地から脱するべく、これまで培った技術が生かして「裸足感覚」を追求したマラソン足袋『陸王』の開発に乗り出す…という企業再生ストーリー。本作は、[半沢直樹]下町ロケット]の池井戸潤による同名小説を役所広司主演で実写化した社会派ドラマ。埼玉県行田市にある老舗足袋業者の四代目社長・宮沢紘一が、足袋製造でこれまで培った技術が活かせるランニングシューズ“陸王”を開発し、世界一のシューズにするまでを描く。
主人公で創業から100年以上続く老舗足袋業者「こはぜ屋」四代目社長・宮沢紘一を役所広司、その息子・大地を山崎賢人が演じるほか、竹内涼真、風間俊介、音尾琢真、光石研、キムラ緑子、ピエール瀧、阿川佐和子、寺尾聰ら豪華キャスト陣が脇を固める。このたび、新たに出演が発表されたのは上白石萌音、和田正人、佐野岳の3名。
上白石萌音が今作で演じる茜は「こはぜ屋」四代目社長・宮沢の娘で、山崎賢人演じる大地の妹に当たる。大地を小馬鹿にするところもあるが、とても家族思いな女子高校生だ。流行に敏感だが父の作る足袋が大好きで、仕事に没頭する父親と、就職活動に失敗した大卒の兄とのギクシャクした間で父と兄の潤滑油のような存在でもある。民放ゴールデン帯の連続ドラマに初めてレギュラー出演する。
また、竹内涼真演じる物語のキーマン・茂木裕人も所属する実業団「ダイワ食品」陸上競技部の部員で、チームへの気遣いができる、マラソンへ熱い思いを持つ平瀬孝夫役には和田正人が決定した。
実は和田君は大学4年生の時に日本大学陸上競技部の主将を務め、箱根駅伝にも2度の出場経験を誇る。卒業後はNEC陸上部でも活躍した経歴を持ち、実業団選手を経て芸能界入りした。
そして、茂木のライバルである「アジア工業」陸上競技部の部員・毛塚直之役には、佐野岳が決定。佐野演じるエリートランナー・毛塚と、竹内演じるライバルである茂木の白熱した戦いは見どころの1つだ。佐野君は“スポーツ男子”としても知られ、[最強スポーツ男子頂上決戦]で総合優勝3回の実績を残し、[オールスター感謝祭]の名物コーナー[赤坂5丁目ミニマラソン]での優勝経験も。そんな佐野君演じるエリートランナー・毛塚と、竹内君演じるライバルである茂木の白熱した戦いは見どころの1つだ。
そのほか、「ダイワ食品」陸上競技部員役としてマラソン大会で熱い走りを見せる立原隼人役には、お笑いコンビ「げんき〜ず」の宇野けんたろう。加瀬尚之役に前原滉、内藤久雄役に花沢将人、さらに佐藤俊彦、石井貴就、安藤勇雅、山本涼介がランナー役として出演する。
▽上白石萌音コメント
茜は天真爛漫でありながら、常に家族のことを考え、しっかりと見ている女の子です。彼女が何気なく放つ芯のある言葉の数々にわたし自身も背中を押してもらいつつ、こはぜ屋の大きな挑戦を茜なりに支えられたらいいなと思います。このチームの一員である幸せを噛み締め、わたしも全力で走ります!是非ご覧ください!
▽和田正人コメント
志半ばで、ニューイヤー駅伝に出場する夢と、実業団ランナーとして生きる道を諦め、「役者」という新たな夢を追いかけて突っ走ってきたこの道に、まさか再び、実業団ランナーとして駅伝を目指すチャンスが与えられるなんて。本当に人生は面白いものだなと、どこか運命めいたものを感じています。僕が演じる平瀬という役には、奇しくも、僕自身がランナーとして経験をした、栄光と挫折、苦労や悩みがたくさん詰まっています。汗と涙で濡れながら、必死に生きた時代の一つ一つのドラマを、平瀬と共に、当時よりもより熱く生きられたらと思います。「チーム陸王」の諦めない走りを、最後まで見届けてください!!
▽佐野岳コメント
今回『陸王』に必ず出たいと強く想い、オーディション前からトレーニングを重ねてきました。ここまで長い時間をかけ撮影に入る作品は自分としては初めてで、とても良い緊張感を保てています。
2年前に『下町ロケット』で素晴らしいキャスト・スタッフの方々と共にお仕事をさせて頂き、自分の中で何かが変わったと思える池井戸作品に今回また参加できることを噛み締めながら、そして『陸王』を観て明日も頑張ろうと思ってもらえるように精一杯頑張ります。役柄としては竹内涼真くん演じる茂木のライバル役で毛塚というエリートランナーを演じます。毛塚という人物を掘り下げて、作品を最大限盛り上げられるスパイスになれるように役作りを徹底したいと思っています。
9/22、23日、24日は愛知県豊橋市でロケが行われ、3日間で約1万人のエキストラが参加。23日、24日は道路を一部交通規制しながらの大規模なマラソンロケが行われた。