俳優の小栗旬が、NHKで放送中の大河ドラマ『西郷どん』で坂本龍馬役を演じることが、同局から発表された。旬君は2013年[八重の桜;で吉田松陰を演じて以来、7度目の大河ドラマ出演となる。
龍馬は、言わずと知れた幕末の風雲児。常識破りの行動力と折衝力で、縦横無尽に動き「船で大海原を自由に飛びまわり、広い世界で商売をしたい!」と夢を抱く。そんな龍馬と西郷吉之助(隆盛)は、互いにその存在を認め合う仲に。しかし、徳川慶喜を温存しようとする龍馬は討幕派にとって邪魔者になっていく。
旬君の大河出演は今回で7回目。95年[八代将軍吉宗]の徳川宗翰を皮切りに、96年[秀吉]で佐吉(石田三成幼少期)、00年[葵 徳川三代]で細川忠利、05年[義経]で梶原景季、09年[天地人]で石田三成、13年[八重の桜]で吉田松陰を演じた。同局で演技力が評価されていることは、大河出演回数の多さが物語っている。これまで、さまざまな俳優が演じてきた坂本龍馬という人物を、旬君がどのように演じるのか、期待が高まっている。
制作統括の櫻井賢氏は、旬君の起用に「二度の島流しから召還された西郷どんは、いよいよ歴史の表舞台に立ち、勝海舟、岩倉具視、桂小五郎といった、一癖も二癖もある傑物たちとの出会いを引き寄せていきます。中でも坂本龍馬は、幕末唯一無二の孤高のヒーローです。『西郷どん』チームがイメージする龍馬は、映画『スター・ウォーズ』のハン・ソロ船長。ヤンチャで型破りな『海の王者』です。そんな龍馬との出会いを西郷が引き寄せたように、小栗旬さんと鈴木亮平さんとの厚い親交が実を結び、これ以上ない最高に魅力的な龍馬が誕生します。新たな時代を切り開くこれからの『西郷どん』どうぞお楽しみに!」とコメントしている。
▽小栗旬コメント
この度、出演させていただく事になりました。
幕末において、非常に人気の高い人物なので、それぞれ皆様の中にいろいろな龍馬像があると思いますが、鈴木くん演じるたくましく優しい西郷さんと出会い、感じ、思い、風雲を駆け巡り、鈴木くんの西郷だからこそ、出せる龍馬像をお届けできたらと思います。
▽鈴木亮平コメント
圧倒的な人間力と行動力で、周りの人間を嵐のように魅了していくカリスマ。僕が持つ坂本龍馬のイメージは、まさに小栗旬くんという人物そのものです。
そんな小栗くんが演じる坂本龍馬と、成長し変化した西郷吉之助がどんな絡み合いを見せるのか。自分でも予想がつかず、たまらなく楽しみです。皆さんもぜひ期待して待っていてください。
旬君の撮影は5月からスタートし、7月放送の第26回から登場予定だ。