女優の中谷美紀が主演を務め、吉岡里帆、永作博美、宮本信子が共演するスペシャルドラマ『あの家に暮らす四人の女』より、俳優の中村蒼、橋本さとしら、6名の男性キャスト陣が発表された。
本作は直木賞作家・三浦しをんの同名小説(中央公論新社)のドラマ化。谷崎潤一郎没後50年の[谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品]として発刊され、今回が初映像化となる。2015年に発表され、“女たちの地上の楽園”現代版[細雪]とうたわれている。全く違うタイプの女4人が、一つ屋根の下で暮らす些細な日常。次々起こる事件を団結して乗り切り、にぎやかな毎日を過ごす…ほっこり温かく、家族とは何かを考えさせる一面もある。
父の行方を知らない刺繍作家でアラフォー彼氏なしの主人公・牧田佐知役に中谷、ダメ男に甘い上野多恵美役に吉岡里帆。佐知の友人であり、保険会社に勤める毒舌な谷山雪乃役に永作博美、気ままな性格の佐知の母・牧田鶴代役に宮本信子が配役されている。
今回、発表されたのは、4人の女たちを取り巻く男性陣。多恵美のストーカーで元カレ・本条宗一役に中村蒼。雪乃のかつての不倫相手・立花修役に橋本さとし。雪乃と多恵美が勤める保険会社課長・雨森勇樹役に金井浩人。内装業者の見習い、三上翔太役に前原滉。内装業者・梶啓介役に要潤。そして、牧田家の敷地内に暮らす謎の老人、山田一郎役を田中泯が演じる。
◎あらすじ
ここは、東京杉並の古い洋館。
刺しゅう作家の牧田佐知(中谷美紀)と気ままな母・鶴代(宮本信子)、佐知の友人で毒舌な谷山雪乃(永作博美)と雪乃の後輩でダメ男に甘い上野多恵美(吉岡里帆)の4人が暮らす。
同じ敷地内に長年住み続ける謎の老人・山田一郎(田中泯)も交わり、笑いと珍事に事欠かない牧田家の日々。そこに多恵美の元カレでストーカー化している本条宗一(中村蒼)の影が迫る。さらには、佐知に恋が訪れる。そして、洋館にある“開かずの間”を開けたことをきっかけに、平穏な日常がにわかに変化していく。家族のようで家族でない人々の、奇妙で不思議でかしましくも和やかな日々の物語。
▽中村蒼コメント
それぞれがなにかを抱えた4人の女性と、それに振り回されるこちらも一癖ある男性陣で、笑えて心温まるドラマだと思います。
4人の女性の本音が飛び交うステキな家。血のつながりは無いけど家族も同然。皆さんも我が家で、ここの登場人物と同じ空間に居るような気分でご覧下さい。そしてテレビに向かって僕の演じた宗一のだらしなさに喝を入れてください。
▽橋本さとしコメント
4 人の女性が紡ぐ一生懸命生きる姿が時に滑稽で面白くも胸にささり共感もできるすてきな物語。その起爆剤として男性が絡む、その中に自分も名を連ねることができ光栄です。
とても人間臭いストーリーに深川監督のファンタジックな美しい映像も見所です!僕の役は女の弱さにつけこむ女の敵です。「こんな男はダメーッ!」とツッコんで見ていただければ幸いです。
▽金井浩人コメント
深川監督、すてきなキャスト、スタッフの方々とご一緒できて、光栄でした。この物語が紡ぎ出されていくことに、終始ワクワクしていました。
この作品は、女性達のお話ですが、取巻く男達もまた、個性豊かです。とても魅力的で、どこかおかしく愛らしい人間ドラマをご覧いただけるかと思います。
▽前原滉コメント
この世界に入る前から見ていた豪華なキャストの方々、深川監督はじめすてきなスタッフの皆さんと同じ作品に出られる幸せを噛みしめながら三上翔太を演じさせていただきました。
この役で初めての金髪にもなりました。要さんの弟子としてちょこまかと動き回っておりますので、ぜひ見つけてください。
▽要潤コメント
心温まるストーリー、時折クスッと笑える愛すべきキャラクター達が自然に存在していて、独特の世界観が表現されている作品だと思います。深川監督の世界観も存分に楽しめます。中谷さんとの共演はとても刺激的でとても勉強になりました。きっと、ご覧いただいた皆様の心の奥に響くものがあると思います。お楽しみに。
▽田中泯コメント
山田の在り方というか、人となりがかわいくて好きだなと思っていたのでそれを自分なりに、山田の持っている理屈みたいなものを想像して準備していました。
正直におかしかったら笑ってもらいたいと思います(笑)遠慮せずに笑ってくれたら1番うれしいです。
指折りの実力派女優と俳優が出演する本作に期待が高まる。
ドラマスペシャル『あの家に暮らす四人の女』はテレビ東京系にて9/30 21時放送。