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変わらない海/遠いあの日

今日は休み、念願だった車のコーティング
あまりに汚かったので奮発してコーティングに出した
前からしたかったので今回の割引キャンペーンを利用した

その後ラーメン食って天気がすごく良かったのであの浜へ
体調がいまいちよくなかったのでかなり迷ったけど天気も良かったし出たついでもあったので思いきった

億劫になったもんだ
以前は出掛けるのが好きだったしいろいろ流しても苦にならなかったものだが、迷うくらいすっかり家にいる癖がついてしまってる

代車なのでラジオしか聴けないのはあいにくだったし暑いくらいの天気で海までの足取りは重く感じられた

それでも好きな落ち着ける場所に久しぶりに行って気分転換になればと思った


着いてみると変わらない情景が広がって見えてきた

僅かな建物や静かな海もそのままで安心した
まるで時が止まったままのよう
青空に照らされ海はすごく綺麗で風が強くて砂がもうもうと飛んでいた

しばし車を止め浸ることにしようと思う

が、何故か心は晴れない

体調のせいもあるが着く前から気分が重かったのは海を見ていても変わらない
今日は何故だか海の綺麗さに心を奪われない
海に集中できない

今まで何度か惑ったり落ち込んだりした時に浸れたのにそうなれなくなっていた

自分でも意外だった
それだけのことがショックだった

冷めたのか抗えなくなったのか…


スミスのアスリープが頭の中で鳴りYouTubeで何曲か聴いて虚ろな気持ちになっていた

そのまま浜を後にした

その後気持ちいいはずの海岸線を走りながらぼんやり過去の浜の思い出を浮かべながら帰路にむかった

気持ちも年をとってしまったと感じた

なんか疲れた

気力が萎えた

今の自分には今日の海は眩し過ぎた
曇りのどんよりした日本海がふさわしい


ああ、家で寝たい






海を見ていた午後/荒井由実
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