ケムリ

夕方、急激な倦怠と眠気に襲われてこたつに転がっていたら帰宅した夫が一緒に行くと約束していた買い出しや夕御飯の用意等を全部してくれて申し訳ないやら有難いやらだった
夫は「してあげてる感」を出さないので凄い
「ごめんね、ありがとう」と言うと「出来る事はさせてもらうよ」と言って鼻歌混じりにせっせとしてくれた
私に出来る事は少ないが夫のそういうところを多く掬えるように居たいとは思う

ゲーマーの人が燃えてるやつ、悪辣だからじゃなくてつまんないから燃えたような気がする
「人権無い」とかもうスラングになっちゃってるようなのは得られても薄笑いなんですよ
未だにジョジョの構文持ち出してくるようなのと一緒
物体とおんなじで瑞々しいワードなら多分こんなに燃えてない
オリジナルの悪辣には人間大体笑っちゃう
悪辣が面白いと言うよりそこに躍動するパワーがあるから
世間的に見た目弄りにNOが突き付けられるようになったのは人権意識の高まりもあるだろうが、繰り返される手法の鮮度が落ちて単純にもうつまらないと感じる人が増えたからのように思う
人間はそんなに清く無く、もっと残酷な「興味」を今提示してくる個体が現れれば相当危うい状態で、昨今の「ジョーカー」出現等がそれを孕んだ一例とも言える
何とか一握の善に「面白」を見出だそうとする所謂傷付けない笑いが、人間という種族が滅びに逆らうべく編み出した一筋の奔流なのでは無いか
出任せなんですけどね

前記事に書いた通りキャベツのハニーマスタード和えにじゃがいもをプラスしたらなかなか美味しかった
味の中でもハニーマスタードの事が結構好きで、他の野菜でも割いた茹で鶏でもバゲットでも大体何でも美味しく食べられる気がする
今日の夕御飯はそれと、昨日のワンタンスープにニラを足したもの、具がひき肉だけの焼きそばでした
焼きそばは市販なので作り方はパッケージ通りです
太麺のやつでした
野菜を切るのが面倒だから以外の理由もなくひき肉のみを具としたのですが、お皿に盛っている内に不思議とボロネーゼに見えてくる
まさかそんなね…となりながら食卓に出すと夫も「なんだかボロネーゼみたい」と言ってくれるので、色んな意味で「やっぱりそうだよね」と返した
相手が相手なら喧嘩に発展しそうなメニューだが、食事に関する齟齬が少ないというのは本当に恵まれた事だなと思う
そこに甘えっぱなしはいかんので自分でバランスを取る必要はありますが