もう誰からも嫌われてもいいかなあと思って来ている。どうせあたし飽きられる存在だし、みんなの精神が弱った時に、いつメンとかいうクソみたいなものの調和を乱さない為に吐き出されるオナホと変わらぬ存在でしかないというか。そんな人の為に何を努力して取り繕う必要があるのかな、とか。何で頑張ってにこにこしなきゃいけないのかな、とか。
優しくするのって実は凄く面倒で、うっかり本音が露呈すると「何だ、この人最低じゃん」って言われるのよ、優しいのが当たり前の人になっちゃうから。すっごく怠いんだよ。どうせ嫌われる人に何で神経をすり減らす必要があるかなって。

誰も理解してくれない死んでやるって嘆いてた子が、あたしならわかってくれるって縋って、待ち合わせの日にまつげのエクステに行くから遅れて来たから、「あたしの存在なんてまつエク以下なんだろうな、てかこの人昨日まで死ぬって言ってたじゃん」って一気にどうでも良くなって足から頭にかけて温度がさーっと引いてく気がしてた。まあでも死ななくて結果オーライと言えばそうなんだろうが。

死ぬ死なないを試す界隈って誰が一番死に近付くか、死の扉を叩いて帰って来れるかのいわばチキンレースで、そんなことで他人よりも切り立った崖っぷちに一歩多く踏み出しても何の生産性もなくてさ。死に近付いた方が本気の死にたいだとか、そいつの方が偉いだとか、そんなの全然ないんだけどさ。お前があたしの時間を刈ってまで言った死にたいって、まつエク程度で緩和されるものなのかよってただただ虚しくて。サロン予約とか全部取り消してまであの子が死なない為に作った時間は本当に無駄だった。
もう誰かに手を差し伸べるの辞めちゃおうかな。カウンセラーがわりに使われてもカウンセラーみたいにお金は貰えないし、メサコンじゃないから自分も特に満たされないし。くだらない時間の使い方するだけ。