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タイトルなし

魔女として、日々の修行を怠るものに、未来は与えられない。

「私」

ってなんだろうなぁって。
「私」って、「香」って誰なんだろうってさ。
なんか、そこらへんにいるつまらない人間になり下がっててさ、それを感じながら何もできないのが嫌だ。
何が僕たちをこうしてしまったんだろうって、彼女はより良い選択をしろといったけど、傘下から外され、落とされて、それがなければ生き方を知らない僕らにとってはとても難しい選択ばかり。
バイトが一番の原因だとはおもうけど、でも、この仕事を辞めたら今度もっと稼げる別のバイトを探さなきゃいけない。
だから怠惰になってしまう。
今のバイトが心地よくて、って。でも、あんまり客足安定しないからなぁ。いないときは本当にいないし。
自分から席に着こうと思えないしなぁ。
そういうとこは嫌だなぁ。
でも、昼間の普通のバイトできるかって言われたらそうでもないしな…。
今とても精神が安定してるけど、安定しすぎちゃって怖いぐらいだけど、でも、今のバイトを何年と続ける気はないかなぁ…。
もうそろそろ4ヶ月目いきそうだけど、他のバイト探さないと。
どうしてかな、とても足りない。何かが足りない。
私を構成する何かが足りない。「香」という私を構成する何かが足りない。
ここ最近自分の名前が曖昧でよくわからなくて、香と呼ばれても自分のことだと思えない。
香はどこ行っちゃったんだろう。
香って誰だろ。
僕は確かタランテラだったかな。

タイトルなし

勝手な好意を寄せられるほど、面倒なものはない。
それが異性ならなおさら面倒だ。
あいつも、あいつも、そいつも。

かわいそうなマイラ。
おろかなマイラ。

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「私」と言う何かが消えていくのが怖い。
「私」という認識をするのがとても怖い。
「何か」であって、感覚的に他の人間と違うって認識が怖い。
「私」という認識が曖昧になると無理やり「現実」に戻される感覚が恐ろしい。
これが「現実」であるのかさえ疑うのに。痛いことが生きている証と、心臓が動き、血が回り、脳で考えをめぐらせてることが生きていることなのか。
それは傀儡にもできることではないのか?精巧にできた機会にでもできることではないのか。
鏡で見る「私」という存在がどうしても他人に見えて仕方がない。
どうしてかここが現実だとは思えない。
「私」という認識を忘れるのが怖い。
分裂して薄れていくこの感覚がどうにももどかしい。
完璧であったらどれだけ素晴らしいことか。
ここに本当の「香」・「私」という存在がいたらどれだけ素晴らしいか。
夢から醒めるのはいつだろうか。
ああ、待ち遠しいな。夢から覚めるその日が。

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