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吹 っ 切 れ た (・`ω・)

けたたましい電子音が耳を叩き、目には温かい日の光が刺さる。反射的にアラームを止めて何となしに窓を見れば、さも妖精が飛んでいそうな美しいイングリッシュガーデンは輝き、クラシック音楽にも負けない囀りが朝を満たしていた。
晴れてる。
朝の支度を済ませてキッチンへ行ったら、リンがすぐ後に降りてきた。
「リン、おはよう」
「おはよう、ヒロ。寝れた?」
「うん。昨日はありがとう。忘れたよ」
「うん」
昨日はありがとう→忘れたよっていうのは文法的におかしいけど、言いたいことはちゃんと伝わったみたいだ。それ以上は何の追求もせずに穏やかに朝食をとった。
よし、吹っ切れた。
正しい英語を喋ろうとするのは今はやめることにしよう。もっと大事なのは伝えようとする意思と、勢いと、口にした経験だ。…多分。

午前中。何気無い顔をして授業に出ていたけれど、途中で会ったことのないスタッフがきて連れ出された。
やっぱり昨日のことについて聞かれたけど、ただのアレルギーです!で通した。何のアレルギーかって聞かれたけど英語アレルギーだなんて口が裂けても言えないから、そこは適当に。

さて、入学してからこっち2日間ぼっち飯だった訳だけだけども、午前のクラスで一緒だったレディ3人にお茶に誘われ、ご飯にもご相伴させていただいた。ちょっと注文ミスで私のご飯はトマトサラダだけだったけど、そんなことどうでもいい。
やっと友達ができた。

午後の授業もなんとかやっつけたし、放課後はたまたま校内で出くわした日本人グループに声かけしてみたらお茶に誘われて、またもやご相伴させてもらった。
楽しい。
吹っ切れたら世界が変わった。
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