10月よりスタートする米倉涼子主演の新ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』の共演者が発表された。
ドラマは、米倉涼子扮する、弁護士資格を剥奪された小鳥遊翔子(たかなし・しょうこ)が、ペーパー弁護士の大学教授に法律事務所を開かせた上、もっともらしい嘘八百を並べてワケありの弁護士やパラリーガルをスカウト。悪魔のような傍若無人ぶりで彼らをこき使い、どんなに不利な訴訟でも勝利(“V”ictory)を手にするため突き進んでいく……という内容。
仲間となる弱小弁護士事務所集団を演じる面々に林遣都、荒川良々、安達祐実、三浦翔平、勝村政信、高橋英樹ら。敵対する大手事務所の弁護士役として、向井理と小日向文世が出演する。
弁護士資格を剥奪された翔子の熱弁にまんまと乗せられ、「京極法律事務所」の代表弁護士になる京極雅彦を演じるのは高橋英樹。貫禄のある佇まいとは裏腹に、“実務経験ゼロ”のペーパー弁護士を茶目っ気たっぷりに演じる。
林遣都は、真面目で優秀…でも真面目すぎて不器用な弁護士・青島圭太を熱演。国内最大手の「Felix & Temma法律事務所」に就職しようとしたが、極度のあがり症で面接に失敗。中規模の弁護士事務所で“いそ弁(=居候弁護士)”として働いていたが、ある日、突然現れた翔子にスカウトされ、「京極法律事務所」で働くことに!映画[交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦;'10]でも共演した米倉サンに徹底的に振り回される、頼りないホープを真摯に演じる。
一方、[ドクターX〜外科医・大門未知子〜]シリーズ(;'12〜17)でもお馴染み、勝村政信が演じるのは“上から目線”のヤメ検弁護士・大鷹高志。米倉サンとの息の合った掛け合いを展開しながら、唯一無二のスパイスを効かせていく。
さらに、彼らを支えるパラリーガル軍団も濃厚。元ストーカーのオタク事務員・馬場雄一を荒川良々、隠れハイスペックの元女性銀行員・伊藤理恵を安達祐実、そして、三浦翔平が顔も人もいいけど少々おバカなホスト兼パラリーガル・茅野明を、“これ以上はない!”というほど個性たっぷりな芝居で立体化する。実はこの「京極法律事務所」チーム、林君と勝村サン以外の4名は、米倉と初共演となる。
勝利に向かってまい進する「京極法律事務所」チームの前に立ちはだかるのが、米倉サン演じる翔子も弁護士時代に所属していた大手法律事務所「Felix & Temma法律事務所」。そのエース弁護士・海崎勇人を演じるのは向井理。裁判においては、自分の戦略に絶対の自信を持つ傲慢な性格で、勝つためなら時には違法な手段さえ用いてきた勝利至上主義者。根っからのエリート男を“彼らしく”スマートかつ嫌味たっぷりに演じながら、実は翔子の元カレ…との噂もある海崎の“高いプライドの壁に隠れた人間性”を、向井さんは繊細に表現していく。
また、日本弁護士界のドンでもある同事務所の代表弁護士・天馬壮一郎に扮するのは小日向文世。人権派弁護士として知られるも、実はダークで非情な男。元部下の翔子を法曹界から葬り去ろうと暗躍。そんな男を小日向さんが底知れぬ不気味さを漂わせながら表現、物語を撹乱していく。
さらに、鉄道オタクでもある翔子が足繁く通う鉄道バーの店員・神保有希役で、内藤理沙も出演。緊迫感あふれる法廷とはまた違う、ホッと一息つける空間を提供する。
この出演者陣に米倉サンは、「初共演の方が多く緊張していますが、台本の読み合わせも本当に面白くて楽しくて…!皆さんと一緒にこれから約3カ月、いいチームを作りたいと思います」とコメントを寄せている。
◎第1話あらすじ
翔子(米倉涼子)は敗訴が原因で依頼人の母を自殺へ追い込んでしまった失意の弁護士・青島(林遣都)に声を掛ける。弱者を救うための法律事務所で一緒に戦おうと言うのだ。
一方、退官の日を迎えた大学教授の京極(高橋英樹)も、翔子から一緒に正義の法律事務所を始めてみませんか?と誘われていた。
だが、翔子が弁護士資格を剥奪され、大手弁護士事務所をクビになっていた事実が判明する。
恩師の京極から事情を聞いたヤメ検弁護士・大鷹(勝村政信)が突き止めた翔子の住所には「京極法律事務所」と記された表札と看板があった。
大鷹は調子のいい翔子を警戒するが、代表弁護士として迎えられた京極はすっかり舞い上がる。
その頃、翔子の元に向かっていた青島は、駅のホームで痴漢騒動に出くわし、必死で無実を主張する一流企業の社員・安田の弁護を引き受ける。
痴漢事件は圧倒的に被害者が有利。弱者を救うと言っていた翔子も、青島から話を聞くや、売れない弁護士がやる、儲けの少ない案件だとバッサリ切り捨てる。
だが、安田がふと発した“ある一言”に、翔子は目の色を変えた。
ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』は、テレビ朝日系にて10月より毎週木曜21時放送。