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はっきりしてよ その後 裏

−−今日は陽菜の言うとおりにして。


陽菜side


お風呂に入りたいというゆうちゃんを軽く突き放したら泣きそうになっちゃった。だめ、陽菜この顔に弱いの。決心が揺らぎそうだから目を逸らしてさっと脱衣場に向かう。
『ふぅ。危なかった。』
一緒にお風呂に入ったらゆうちゃんのペースに巻き込まれちゃうから。今日はだめなの。



ねえ、自分は寝るなって言ったくせにぐーすか寝てるってどうなの?

起きたと思ったら陽菜の目を見ようとしないでお風呂に行こうとしたゆうちゃんをベッドに押し倒す。そんな不安そうな顔しないでいいよ?

ちゅっと可愛いキスをしたら目が点になっちゃったゆうちゃん。可愛いな〜


『こじぱ?』
『ゆうちゃん…』
ゆうちゃんの首筋に顔を押しつけてすーっと深呼吸。びくってしたゆうちゃん。陽菜ゆうちゃんの匂いだいすきなんだよね

『ん、え?ちょ、ちょっと待ってこじぱ。あたしお風呂入ってな…んっ、ふ』
なんか色々喋るからとりあえず口封じで深いキス。びっくりしていつも積極的な舌が出てこないみたい。


『お風呂はいいの。陽菜はこのままのゆうちゃんがいい。ゆうちゃんの匂いがいいの。』
真っ赤になりながら目が泳いじゃってるよ?
『あ、あたしがされるの?こじぱに?でも、そんな、無理しないで?やっぱお風呂!入んないと汚いし!』
『汚くない。無理してないし陽菜はしたいの。ゆうちゃん綺麗。いい匂い。すき。』
『ええ!?あああのいきなりデレぱはやめてよ…あたしの心臓が…』
『デレぱってなに?陽菜ほんとのこと言っただけだもん』


これ以上赤くなれないってぐらい真っ赤なゆうちゃんにまた深いキス。観念したのか今度はちゃんと絡めてくれる。

『ん、んっ、ふっあ、ふ』
耳、首、鎖骨、ゆうちゃんの全部がほしくて全部に優しく触れていく。
上も下も脱がしちゃっていいかな?下着だけにしちゃえ。きれいな体と大きなおっぱいが陽菜にこんにちは。


『…こんにちは』
『え?』
『なんでもなーい』
ブラの上から大きすぎるゆうちゃんのを揉んでみる。こんな風に触ったの初めてだけどすごい柔らかいんだー。
『ん、っん』
恥ずかしいのかな?声を一生懸命がまんしてるけどそれ逆にかわいいよ?
『ゆうちゃんの声聞きたいなー』『え?んっ!あ…っ』ブラを外して突起を摘む。さすがにがまんできないみたいで必死な顔で陽菜を見てくる。
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はっきりしてよ その後

−−陽菜宅




あれからあたしとこじぱは見事ならぶらぶっぷり。っていってもみんなの前でべたべたするのはあたしの当たり前だからそこら辺は変わってない。こじぱはこじぱで相変わらずスルー。たまに機嫌がいいときは優しく頭を撫でてくれるんだよね〜♪


『あんたらなんか変わったの?』
前にみいちゃんが呆れた顔で言ってきたけど、もーわかってないなあ!まあわかってもらっちゃ困るんだけど?
こじぱが甘えん坊の白猫さんになるのはあたしと2人きりのとき。そうなんです!まさしく今!今!今!


『こじぱ〜、にゃんにゃ〜ん』
『ん〜…』
『寝ちゃダメ!まだお化粧も落としてないしお風呂も入ってないよ!』
『ん、』
いやいや起きてよ〜寝かしてあげたいけどさ
『はいお風呂。一緒に入ろーね』
『…や』
ん?いまいやって言ったような…
『一緒に入るよね?』『だからやー。今日はひとりで入るの』
『なんでなんでなんで!
『も〜ゆうちゃんうるさい。なんでも』


こんなことってありますか?眠そうなこじぱのためにあたしが全身こまっっかく洗ってあげようとしたのに。今日は天国だなーなんてあたしの頭は幸せいっぱいな妄想で広がっていたのに。


『ひどいよにゃんにゃん、』
あたしの呟きが届くことなくこじぱはさっさとお風呂に行ってしまった。


『ふて寝してやる…』
せめてデレぱの夢をみたい。そう思いながらベッドに潜り込んだ。
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はっきりしてよ4

−−こうでもしなきゃくっつかないでしょ。どや顔で言われても…


優子side


『だーかーら篠田とみいちゃんの、へたれな優子に愛の手を!いじっぱりなニャロを嫉妬させろ!だ〜いさ〜くせ〜ん!だって』
『いつまでも優子と陽菜がうじうじしてるからうちらが助けてあげたんじゃん?にらまれる意味だよ』
『『ね〜?』』

そんなハモられても。
どうやら2人はあたしとこじぱをくっつけるためにこの作戦を実行したらしい。うちらって天才だよね!なんて盛り上がってる2人を見て全身の力が抜けちゃった…

『じゃーまりちゃんは優ちゃんが好きってゆうのは』
『あーないない。あたしの本命は、ほれ』

まりちゃんがさっきよりも数倍にっこにこしながら見た先には
『あっちゃん…』
いや、だよねあたしは知ってたよ?まりちゃんはあっちゃんに特別甘いし、その前にあたしはタイプじゃないでしょ。

『うそついたんだ』
『うそじゃなくて作戦!陽菜だって優子に告られてなんだかんだ良かったでしょ?』
『それは、、そうだけど』
『はっは♪じゃおーるおっけ〜い♪問題なし山じゃーん。はーいニャロさん笑顔笑顔♪』
『………』

まだ不満気なこじぱをなだめる2人。でもあたしはなんかもおなんでもいいや。だって結果こじぱと今からカップルよ?やり方はちょっとあれだけどあたし的にはラッキーだから。

『まりちゃん、みいちゃんありがとう。2人のへんてこ作戦のおかげであたしたちらぶらぶカッポーになれました!』
『へんてこは余計だけど、ゆっぴーはやっぱり素直で可愛いなあ♪まだ間に合うよ篠田にしとく?』
『しないから』

速攻で答えたのはあたしじゃなくてご立腹にゃんにゃん笑
2人じゃ機嫌が治んなそうだからあたしが一肌脱ぎますか♪

『こじぱ?』
『なーに?』
うわあ、声が甘い。あたし愛されてるなあー
『こんな形になっちゃったけどあたしは良かったと思ってる。あたしたちこれで公認カップルじゃん?』
そう言ってちょいちょいと手招きすると屈んでくれるこじぱ。みんな見てろよ!あたしのなんだから。
『?……っ!!』
ちゅ〜っと長めのキスをしてにこっと微笑む。
ひゅーひゅー!お熱いねー!なんて周りの冷やかしがすごいけどスルー。
『ゆうちゃんっ、いきなり、、すぎる』
真っ赤になっちゃったこじぱのほっぺにもう一回ちゅっとして。
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はっきりしてよ3

−−みいちゃんまりちゃんにゃんにゃん
あたし逃げ場ない感じ?

−優子side


いつもより甘えたなまりちゃんとちょっと不機嫌だけどデレ期なこじぱ、悪い顔してるよ?みいちゃん

こんな3人に囲まれてみいちゃんがいきなりあたしに好きな人がいるのかと聞いてきた。
どくん、と心臓が跳ねた音みんなに聞こえてないよね?あたしの好きな人って聞く意味ある?もーみんなわかってるじゃんか!
……あたしを抱いてる白猫さんはわかんないけど
『優ちゃん、陽菜も知りたい』
なんて可愛い顔で聞かれたって言えないよ。あたしにいま告れってゆうの?
いないいないよ!もーいいや逃げちゃえ!頭の中でたかみなを捕まえてとにかく逃げようと考えながら少しずつみんなと距離を置く。

『…そっか、うんうん。あーそうだったのか。わかったよゆっぴー』
がしっと腕を掴まれて、まりちゃん独り言?
『そんなに篠田のことが好きか』
『…はい?』
『優子は麻里子だったのかー!みんなー!』
うわあ!みいちゃんまでなになになに!?
『うん。ゆっぴー篠田もゆっぴーが好きだよ』
『……』
もう言葉が出ない。なんなんだこの寸劇は
『…優ちゃん?』
はっ!こじぱ違うんだ!とにかくなにか喋りたいのに2人が盛り上がってあたしに話す隙をくれない。
『いやーゆっぴー♪これかららぶらぶいちゃいちゃたくさんできるねー♪』
『たかみなー!すごいニュースだよー!』
ああ!もお!うるさいな!あたしは
『ちょっと待って!』
はあ、ちょっと叫んじゃったけどこんぐらいしないと静かにならない。
『2人ともわけわかんないから〜。あたしはまりちゃんが好きじゃないよ。あたしの好きな人は…』
ゆっくりゆっくりこじぱを見る。
今にも泣き出しそうなこじぱ。ねえ、そんな顔されたら期待しちゃうよ?
『こじぱだよ。陽菜がすき』
『え?』
『だから陽菜がすき!すきすき大好き!…あたしじゃだめかな』
言った。言ったぞ。言っちゃっ・・た。
『…ほんと?優ちゃん陽菜がすきなの?』
『ずっとすきだったよ。てゆか伝わってなかった?あはっ毎日すきって言ってるんだけどな〜』
『だって優ちゃん誰にでもゆうじゃん。まりちゃんだってみいちゃんだってべたべたするじゃん』
『みんなすきだけど陽菜は特別。loveだよlove!ほんとだよ?』
半信半疑なこじぱになんとかあたしの気持ちを伝えたくてこじぱの手をぎゅっと握る。
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本気の恋3

−−少し昔話をしようか
優子side



女の子が好きだと自覚したのは小学校低学年
好きな子にいじわるしたりちょっと叩いたりしちゃうような悪ガキみたいなことばかりしてた
でもある日、『優子ほんとにいや!きらい!』なんて言われて初恋の子を泣かしちゃったことがある。あのときはショックで、これじゃ嫌われちゃうんだって反省したな。

中学2年で初めての彼女が出来た。初恋の子に嫌われてからいじわるしないで優しく接した。それが良かったのかおかげさまでモテモテ♪初彼女も告白された。なるほど、女の子は優しさに弱いんだ。乙女心がわかった中2の夏。

その彼女とは長く続いて気づけば中学の卒業式。あたしは同じ高校に行きたかったけど彼女は看護士になりたいからと看護学校に進んだ。あたしは…うん。看護士になるわけもいかず仕方なく別の高校を選んだんだ。

ここからあたしの人生は崩れていったのかな。

高校は別でも支障はなかった。むしろ離れた分お互いを求めあい、愛は確実に深まった。
……と思ってたのはあたしだけだったんだね。高1の夏。真夏の日差しが暑くて暑くてあたしは毎日プールに通ってた。今日は彼女もバイトが休みでうっきうきで泳ぐぞー!と張り切っていたのに。なのに
『優子、話があるの』
真剣な顔した彼女の次の一言でさっきのテンションなんかどこかにいってしまった。
『別れよう。いや別れてほしいの』
『……え?』
『優子のこと嫌いになったわけじゃない。好きだよ大好き。でもね…あたし、いま彼氏がいるの。』

いきなりの別れたい宣言にあたしの頭はついていかない。だってうちら愛し合ってたよね?じゃないと二年も続かないでしょ?会えない時間は我慢して……
違う。違うんだ。我慢してたのはあたし一人で彼女は男と愛し合ってた。あたしが彼女を考えてたとき彼女は男で頭がいっぱいだったんだ。
『いやだ。いやだよ…別れたくない。なんで!』
涙と鼻水をぐしゃぐしゃに流しながら彼女に飛びかかりただわめくことしかできないあたしにさ、追い討ち。
『優子とじゃ未来が見えないの…』
理由はやっぱりそこだった。優子は女の子だから先が見えなくなっちゃったの、子供だってほしいし親にだって可愛い孫を見せたいの。だからほんとにごめん。いまの人を大切にしたい。彼女の口から出た本音たちはあたしの心をずたずたにしてく。女、子供、いまの人。
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