どうして腕を切っていたのかな、と、ふと思って。
私、ほんとに切ってたっけ?って思うくらい今は普通に過ごしてるからなんともあれなんだけど。
私はやっぱり未だにリンのことは吹っ切れていないと思う。
もういいかげんどうにかしたいんだけどね、どうにもこうにもならない。
「あのとき、私もつらかった」と誰かに打ち明けて泣きたいんだ、たぶん。
そうやってあのときの私を救ってやらないと、ずっとこのままなんだろうなって漠然と思う。
私、つらかったんだよね。
もう9年も経ったけど、あのときの私はまだずっと、どこかで静かに泣いてる。
誰かに助けてほしくてずっと泣いてる。
私は、結局、リンとどうなりたかったんだろう。
今まで散々ここに書き綴ってきたこと。
昔のことを思い出してつらくなったときにここを読み返すと、私は何度もリンのことを嫌になって、それでも嫌いになりきれなくて、リンのことを何かしら想い続けてしまっているのがわかる。
あのときから何も変わっていないって、読み返す度に思う。
今もそう。
離れたいのに離れられない。
会わない方がよかったんだろうか?なんて思ったりもするけれど、会おうが会わまいが同じだろう。
あのときの私が救われない限り。
どうしたら、救えるかな?
どうしたら、泣き止んでくれるだろう?
その答えを、私はたぶん知ってる。