私の嫌いなことって何だろうかと考えても、人に関わるものしか出てこない。
考えてみればあたりまえ。
私は例え都合良く使われたとしても、嫌われないように過ごしてきたんだもんな。
相手のやりたいようにやらせていれば大丈夫。私は無理をしても。
この"大丈夫"というのは、私にとって"嫌われない"なんだろな。
「私ってどんなひと?」って聞けば、親も友人も知り合いもまず「飛鳥は優しい子」って言う。
あたりまえ。だって私はあなたに「優しくしている」のよ。
そして気付いてほしいのは、「逆に優しくない子なんて、もうあなたのまわりにはいないでしょ」ってこと。
「もっと自分を出していいと思うよ」
よく言われる。でもそう言われても困る。
要するに私には出す自分がない。
考え事もすべてが、自分のことじゃないみたいに思える。どこか他人事でどうだってよい。
それがいまの私。
腐って感情が平板化している。
少し考えたい。
私はどうやって生きていけばいいのかわからない。どんな私でいればいいのかわからない。
私のなかの正解は、「人に嫌われない私」なんだろうな。だから私は八方美人なんだ。自分にさえも。
私は無理をしていることにも気付かない。我慢も抑圧も無意識下でしているんだ。
だから気付いたら過食する。それが表れ。
気付け。他人のことを心から信頼できない自分自身に。そしてそんなふうに冷めているのが私自身だと認めろ。
自分にもたくさん嘘をついて、いい子を演じているのが私。だからいまこんなに疲れている。何にもなくなっている。
ちょっと、考える。