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over KILL


まるで角砂糖。

ひとつつまんで落としてはすっと消えていく。

誰かに飲まれるのならまだ良い。

飲まれずにテーブルの上に置き去りにされ、

次の日に捨てられた紅茶。


時に絶大なる大いなる意思を感じ

自分自身が、

また自分の一生が

すんごく矮小でちっぽけな存在に感じてしまう。


僕の言葉が羽を持っていても

君に届く前に、

きっとどこか遠くの地に落ちてしまうだろう。

こんな弱気な歌を抱えていても

ただ強がって、

せめてその手を強く握り締めたいんだろう。


どんな夢を見せたい?

どんな夢を見たい。

それは寝てみる夢か。

いつか、辿り着きたい夢(希望)か。


でもそう多分

もう進むこともない。

夢の終わりを認めたくないだけ。





人とはなんて矛盾した生き物。

なんて醜いケモノ。



自分だけの避難経路を確保し

その先でも集団への所属を望む。

その新しい集団においても

「もう僕はここにいるから」と

古巣を高みから見下す。



古いも新しいもない。

どこでも多分もがいてた。

どの街でも想いはせ、

どこでもきっと「自分」であろうとした。

孤独から逃げ続けた。



壁を

越えられない。

0から1の回廊を

渡れない。

自分を捨てれない。

そんな自分に何度失望しただろう。



なにもわからないまま大人になってしまった。

なにも変わらないまま大人で通ってしまっていた。

それでも重ねていく矛盾を経験へと誤認させ

降りてくる隔壁をスライディングでかわしていくんだ。


ふるいにかけられ
残された可能性を信じたい。


全てを選べない。

全てを聴くことは叶わない。



その中でもその手を見つけ出してみせる。

邪魔をされても

止まるつもりはないんだ。









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