自分の中でもんもんと考えて
母にそれを伝えて、
5月の二週目くらいに
工場長に夢があるから辞めたいと言った。
絶対に無理だから
そんな夢は諦めた方がいいと言われた。
もう一度よく考えてこいって。
お話を聞いているときに
泣きそうになった。
工場長が本気でこたえてくれていることに、
自分を否定されたことに。
会社に所属していれば
保険のこととか
楽でいられるし
メリットは大きい。
辞めれば全部が自己負担になる。
でも金の話なんてしだしたら
きりがねんだ。
そりゃお金があるにこしたことはない。
邪魔にはならないんだから。
絶対あったほうがいい。
確かにそうなんだ
職業柄、
風評被害で
いや、風評被害がなくたって
決して安定しているとは言えない仕事だった
その不満もあって
とにかくここにはいられない
って気持ちが強くなっていった。
やっぱりここにはいられないと、
再度、工場長に話をしに行った。
その時には、
将来的にリーダーになってもらいたい。
だから今の持ち場も
みんなと接することができるような位置においている。
会社のことも考えて欲しい。
って言われた。
工場長があたしに期待していることは知ってた
あたしだって頑張ってた。
そうか、
そうだよな。
なんて、
話を聞いてすぐにはそう思った
けど、
帰りの車の中で
会社のことも考えろ?
しらねーよ。
と思って泣いた
あの場所であたしは
必要とされるようになった
認めてもらえるようにと
頑張った結果だと思ってる。
必要とされるのも
期待されるのも嬉しい
けれど、
ずっとあそこにいるつもりはなかったし
あの会社のために
自分の何かを費やすなんて
許せなかった。
正直会社のことなんて
知ったこっちゃない。
会社なんかより自分の方が大事だもの
つぶれようがなにしようが
どうでもいんじゃね
なんて思ったこともあった
これはあたしの失敗。
ま、
会社のことも考えろと言われたわけだが
しらねーよ
会社のこと考えて
時間を過ごして後悔するなんて
ごめんだ。
ってことで数日後に
やっぱり辞めると工場長に告げた。
2012-6-27 23:19