梅毒は一度感染すると血液検査でバレルんです
梅毒は、1度でも感染したことがると
血液検査で必ず引っかかります。
TP検査といって、梅毒に由来する
抗体検査で陽性反応が出るためです。
TP検査で検出する抗体は、たとえ治療が終わっていても、感染した後は、陰性にはならないんですね。
そのため、治療判定は
RPR法の数値を見てチェックします。
そのため、1度でも梅毒に感染したことがある人は「郵送式の梅毒検査」を受けても意味がりません。
結果は「陽性」と判定されるからです。
1度でも梅毒に感染したことがあり、治療後にまた感染の不安が出てきたら、治療を受けた病院に再度通うなど、医療
機関で検査を受けることになります。
デリヘル利用者は梅毒チェックした方が…
ソープと違って、気軽に呼べるところが人気なのでしょう。
でも今の梅毒の感染状況を見ると、気軽に呼べるといっている場合ではなさそうです。
厚生労働省の報告によると、2016年の梅毒感染の報告数は4518人、でも2017年は、7月末時点で既に3000人を上
回り、あっという間に6000人を突破するのではと言われています。
これはあくまで感染報告数で、検査を受けていない状態で梅毒に感染している人はもっともっと多いということで
す。
以前は梅毒はセックスでしか感染しないと言っていましたが、ここまで感染が拡大すると、
梅毒 セックス以外、キ
スや梅毒疹に触れる行為、食器やタオルからの感染も注意しなければならないレベルになってきていると思います。
ただ、梅毒の爆発的な増加は東京が中心です。
次いで大阪、愛知、神奈川、福岡などの大都市でもかなりの増加報告があっています。
自治体の保険課のサイトを見ると一目瞭然、増えているところはあっても減っているところを見つけるのは大変なく
らいですから・・・
というわけで、
デリヘルを利用したことがある人は、利用日から計算して、一度検査を受けておいたほうがいいかもしれませんよ!
今症状が出ていなくても、感染していないとは限りませんから。
梅毒はなぜここまで急増したのか…
ここ数年の梅毒の急増は目を見張るものがあります。
若い女性の梅毒感染が急激に増加しているからです。
さまざまな理由が考えられますが、そのひとつに外国人旅行者の増加があるようです。
外国人旅行者が風俗店を利用することで感染が拡大しているという説です。
風俗で働く女性が感染すれば、その風俗嬢にサービスを受けた客は、
ほぼ感染したと思ってもいいくらいだからで
す。
中国の梅毒感染者数はわかっているだけで120万人…日本の160倍といいます。
しかも、
感染の自覚がない人を入れると…考えるだけでも恐ろしくなります。
「梅毒になった風俗嬢」のブログでは、外国人旅行者に口でのサービスから口腔内に感染し、病変部分ができた画像
が載っていました。
本番なしでも移るんです。
皮膚科でも、内科でも
梅毒と診断されず、たまたま行った血液検査で梅毒陽性が判ったと書いてあり、医師も梅毒だと気がつかないんだと怖くなりました。
症状のない無症候梅毒も30%以上あるといいますから驚きます。
風俗店を利用したことがあるなら、タイミングを見て梅毒検査をぜひ受けてください。
早期発見であれば、梅毒は治療方法も確立している性病です。
梅毒の治療薬の服用期間はどのくらい飲めば治るか
梅毒は不治の病と言われていましたが、
ペニシリンの治療で治療ができるようになりました。
梅毒の
治療期間は感染からの期間や症状によって変わってきます。
梅毒の治療で大事なのは、
医師の指示に従って、決められた期間、決められた時間に薬をのむ事です。
また副作用が出ることもあるので、異常を感じたら医師と相談しながら薬を服用することも大事。
梅毒は早期発見できれば治療期間も短くてすみます。
梅毒の治療期間のめやす
・梅毒1期--------2週間〜4週間
・梅毒2期--------4週間〜8週間
・梅毒3期以降----8週間〜12週間
感染した時期が不明の場合は多くの場合、8週間から12週間の治療になるようです。数値を見ながら治療します。
注意しなければならないのは、症状も治まったからといって、勝手に薬の服用を止めてはいけないということです。
医師が完治しましたと言うまでは、治療を続けます。
完治したかどうかは血液検査を行い(
RPR法で完治かどうかがわかります)ます。
服用期間が終わったら、必ず検査のために来院するよう医師から指示があると思うので、人に移すことがない数値ま
で下がって、治療は終了となります。
最近の梅毒 検査方法とは
梅毒検査を行う血清反応検査は大きく分けて2種類あります。
RPR法とTPHA法です。
どちらも
血清反応で梅毒かどうかを判定する方法です。
RPR法
RPR法は
脂質抗原と血清を反応させることにより梅毒を判定します。
直接的に梅毒の原因を調べるわけではないので、梅毒以外の疾患に対して陽性を示す可能性が5%〜20%程度ある
ため、陽性反応が出たからといって、必ずしも梅毒とは限りません。(生物学的
疑陽性といいます)
ただ、rpr法は、感染の機会から2週間から4週間で陽性反応が出るので、早期発見には意義もある検査です。
また、治療が終われば陰性になるので、治療の
確認検査に使用されます。
TPHA法
TPHA法は梅毒の病原菌であるトレポネーマに対する特異抗原を検出する検査です。
TPHA法で陽性反応が出た場合、他の疾患で陽性が出た可能性はきわめて低いと判断されています。
正確に梅毒検査ができるTPHA検査ですが、感染の機会から陽性反応がでるまで4週間から6週間かかるといわれて
いるので、感染してから早期の検査には向いていません。
また治療後も長期間にわたって陽性反応が消えないので、感染履歴がわかりますし、治療の確認検査には向かない検
査方法です。